かけっこ倶楽部

ランニングを楽しむ仲間のぶろぐ

春の「全三井陸上」を振り返って (TH)

2008-06-12 16:06:54 | サブ3倶楽部

 すでにKappaさんから詳細な報告があったように、春の「全三井陸上」は、好天に恵まれ、終了後のパーティーも含めて、参加者みんなが楽しめた素晴しい大会となりましたね。今大会を振り返って、以下3点についてコメントしましょう。

  1. 壮年3,000Mの課題
  2. 壮年短距離陣の活躍
  3. 鮮烈な女子部のデビュー

 まずは、「壮年3,000Mの課題」から。

 3,000Mと言う距離は微妙な距離です。われわれの様にマラソンに慣れきった目から見ると3,000Mは「短距離」ですが、かと言って60Mや100Mのような全力走ではフィニッシュまで持ちません。やはり、「中距離」の独特な走り方があるのですね。今回の出場予定者は、50歳代のメタシンさん、60歳以上のTMurさん、TSさんと私の、合計4名でしたが、TMurさんは当日朝の体調不良によりDNSとなりました。

 号砲一発全員一気にスタート、なんと最初の1キロの入りが(TSさんによれば)4分7秒です。私の場合、マラソンの最初の入りが大体キロ6分ですので、その速さが身に沁みます。そして足がもつれ、気ばかり焦って身体が前に進まないもどかしさの中、トップからあっという間に引き離され、他のランナーにどんどん抜かれます。そんな中、私のすぐ後ろをゼーゼー言いながらぴったりついてくるランナーがいます。最初はガチンコ勝負のTSさんだと思っていたのですが、後ろを振り向く余裕もありません。


[写真:壮年3,000Mで快走するTHさん。Kappaさん撮影]

 苦しい中、スタート地点で応援してくれるKappaさんと女子部の皆さんの前を通るときだけ、無理に笑顔を作り走り続けます。そして、キロ4分30秒までペースを落としながらも、前を走っていたメタシンさんをかわして息も絶え絶えのフィニッシュ、記録は13分04秒00でした。後にぴったりのランナーは、フィニッシュ直前に何とか振り切りましたが、残念ながらTSさんでは無かったようで、TSさんはなぜか私より先にフィニッシュ近くで休憩中でした。結果として、今回の成績は60歳代3位で、4ポイント獲得です。

 レース後3日たっても、まだ両脚に筋肉痛が残り、身体のあちこちに違和感があります。通常は、フルマラソンの翌日でもこのような感じはありませんので、やはり3,000Mと言う「中距離」レース特有の強い刺激の為なのでしょうね。また、ロードとトラックと言う違いも無視できません。トラックは柔らかいので、慣れないとなかなか着地の反発を前進力に変えられない上、脹脛(ふくらはぎ)にも負担がかかるようです。今後の課題としては、①トラックでの練習、②キロ4分のペース走、③下肢の筋力トレーニング、と言ったことでしょうか?

 次に、驚くべき「壮年短距離陣の活躍」について。

 結論から言えば、たった2人で21ポイントも稼いでしまったのですから、壮年短距離陣の強さは特筆に価します。まずは、MIさんが、「55歳以上60M」と「60歳以上60M」の圧勝で2冠達成。そしてMShiさんが、「50歳以上60M」の1位に加え「45歳以上60M」でも4位に食い込んだのです。60M走という「極限までの瞬発力を要求される競技」でのこの強さはどこから来るのでしょうか?


[写真:激走!壮年60M2冠に輝くMIさん。Kappaさん撮影]

 50歳以上の60M各部におけるMIさんとMShiさんの強さは、群を抜いているように見受けられ、今後の大会での活躍も疑う余地はありません。あえて、懸念を言えば、お二人に続く若手が成長していない(と言うか、全くいない ... )ことでしょう。女子部では、若手有望アスリートが育ちつつある現在、速やかな対応が望まれます。

 最後に、「鮮烈な女子部のデビュー」の話題について。

 今回女子部は、全く初めて参加のメンバー4名が大活躍、一挙16ポイントを獲得して女子の部4位に入り、総合の部5位入賞の原動力となりました。彼女たちは、Kappaさんによれば「まるでモデルさんのような」と形容される「美しくて強いアスリート軍団」だったのです。


[写真:美女アスリートチームと強化部長のMSさん。Kappaさん撮影]

 今回女子部の参加競技は多岐にわたり、獲得ポイントも、走り高跳び = 5ポイント、400Mリレー = 4ポイント、砲丸投げ = 3ポイント、100M = 3ポイント、走り幅跳び = 1ポイント(ここまでで、女子の部合計16ポイント)、加えて混合リレー = 3ポイント(壮年の部に加算)という素晴しいものでした。

 レースの後の彼女たちのコメントによれば、「日ごろほとんど(実際は、全く ... )トレーニングをしておらず、今回も完全なぶっつけ本番の参加だった」そうで、その潜在能力の高さに驚かされます。願わくば、秋の大会には(もうちょっとだけ ... )トレーニングを積んで参加し、さらに上位を狙って欲しいものです。このあたり、強化部長メタシンさんの今後の指導手腕が問われるところですね。

  


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1 コメント

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写真公開  (TH)
2008-06-17 07:50:20
 本稿に、当日の写真3枚(Kappaさん撮影)を公開しました。

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