非常に大雑把な言い方をすると、マラソンランナーには、
- 最初からハイペースでがんがん飛ばして、後半の落ち込みを最小限にくい止めて逃げ切る「前半型」
- 前半は極力抑えてゆっくり走り、中間点を過ぎたあたりからペースアップし追い上げて行く「後半型」
の2タイプがあるのかもしれませんね。
先の日曜日の「フロストバイトロードレース」で、Kappaさんと私は、2人ともかなりひどい脚の故障を抱えていたため、前半は極力抑えてゆっくり入り、中間点あたりから調子を見ながらペースを上げて行く作戦を取りました。結果から言えば、5キロごとのラップタイムは以下の様になりました。最初の10キロより、次の10キロのほうが、10分以上速かったわけです。
- 5キロ: 31:22
- 10キロ: 30:14
- 15キロ: 25:31
- 20キロ: 24:47
このような走り方は、Kappaさんにとっては全く初めての「レース戦略」だったようで、だいぶ吃驚の様子でしたが、この経験はこれからの長いランナー生活で大いに役立つことでしょう。また、ひょっとしたら「レースの後半に、他のランナーを面白いようにどんどん追い抜ける快感」に嵌ってしまったかもしれません。
レース後、ウルトラマラソンの経験も豊富なかけっこ仲間の長老TMorさんに聞きましたところ、「長距離のロードレースでは前半抑えて後半速く走るのは当然!!」との明快なコメントがありました。
また、同じくかけっこ仲間の長老でランニング理論に詳しいTMurさんからは、「ランナーには、二つのタイプがあります。どちらが良いかは一概に言えません。前半抑え後半上げるタイプと、前半飛ばし後半逃げ切るタイプがあり、私は後者のタイプです。ホノルルでは、THさんに追いつかれて逃げ切れませんでしたが、昨日は、逃げ切れました。追いつかれると殆んど負けます。記録を狙うときは後者が有利です」という詳細かつ丁寧な解説を戴きました。
さあ、これまでの経験から、皆さんは、どちらのタイプでしょうか?皆さんの積極的なコメントを期待します。えっ、「前半ゆっくりで、後半どーんと落ち込むタイプ」ですって?
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