9月30日付オリコン週間ランキングによると、「ガールズルール」は3951枚を売り上げて19位にランクイン。
この結果、推定される累計売り上げ枚数は、44万3千枚となり、ついに44万枚を突破しました。
先週9月23日付のランキングは、3714枚の20位だったので、今週は200枚以上セールスアップとなっています。
今回は9月16日(月)から9月22日(日)までの集計ですが、個別握手会の第13次応募受付期間が9月10日(火)から9月12日(木)、第14次応募受付期間が9月20日(金)から9月24日(火)。
それぞれの応募受付によるCD売り上げが、どの時点で、どのようにオリコンに反映されるか詳細が分からないので、明確なことは言えませんが、ここにきての3951枚というのは、10月13日(日)に行われる幕張メッセでの最終個別握手会に関して、第14次応募受付でかなりの申し込みがあって、売り上げが伸びたのかもしれません。
さて、先日発表された第13次応募受付終了時点での完売表から推測される、個別握手会でのCD売り上げ枚数による、各メンバーの順位表は以下の通りです。
1 白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理、橋本奈々未、5 秋元真夏、6 生田絵梨花、桜井玲香、8 若月佑美、9 深川麻衣、10 高山一実、11 生駒里奈、衛藤美彩、13 中田花奈、14 井上小百合、15 斉藤優里、16 齋藤飛鳥、17 伊藤万理華、18 永島聖羅、19 畠中清羅、20 伊藤寧々、21 星野みなみ、22 中元日芽香、23 能條愛未、24 川村真洋、樋口日奈、26 市來玲奈、大和里菜、和田まあや、川後陽菜、宮澤成良、斎藤ちはる、32 柏幸奈
この計算は、CD1枚でファン1人に割り当てられた握手時間を8秒とし、非完売部での売り上げ枚数を完売部の50%に設定して行ったもので、あくまで大雑把な推測に過ぎず、細かい順位の上下は実際と異なる可能性があります。
しかし、大まかな順位の流れは捉えていると考えています。
第14次の完売状況は、おそらく発表されませんが、セールスを急激に伸ばした、上位メンバーは最終個握をほぼ全完売していますので、第14次のデータを加えても大幅な順位変動はないでしょう。
もうすぐ発表される7th選抜のメンバー構成を、この順位表と比較すれば、運営がどの程度握手会人気を考慮したかを計る物差しになると思います。
7枚目CDの個別握手会も、長期間での日程消化か?
11月27日(水)にリリース予定の7枚目シングルCD、表題曲を歌う7th選抜の陣容はもちろん気になりますが、それ以上に注目しているのは、個別握手会の日程です。
6枚目「ガールズルール」個別握手会の大きな特徴は、7月3日(水)のCDリリースから、最後の10月13日(日)の幕張メッセまで、全6日の日程を消化するのに、102日間、実に3ヶ月半近くも掛かっています。
5枚目「君の名は希望」では、この期間が47日間、1ヶ月半なので、「ガールズルール」の個別は異例のスローペースで進んだことが分かります。
長期間に渡る個別は、ファンに日程的、経済的な余裕を与えるため、リピーターを増やす効果があって、「ガールズルール」のCD売り上げを伸ばす一つの原動力になったと思います。
しかし、一方で長期間、新曲を出せないという弊害が出ています。
「乃木坂って、どこ?」での選抜発表から次の選抜発表までを、その選抜の「在任期間」とすれば、「ガールズルール」6th選抜の「在任期間」は、24週、なんと6ヶ月に及ぶ長さとなっています。
1st選抜から5th選抜までの平均「在任期間」は13週、3ヶ月ちょっとですから、6th選抜は2倍近い長期政権ということなります。
当然、この6ヶ月の間、乃木坂は「ガールズルール」しかCDを出していないわけで、一般的な関心度が下がっていくのは避けられません。
それを防ぐ為に、ソニー運営は、CDセールスで得た資金をもとに、テレビCM、看板広告、アニメとのタイアップなど、大規模な宣伝を行っていますが、知名度の低い新人アイドルが、新曲キャンペーンを長期間打てないのは、なんとも厳しい状況です。
また、新選抜を選べないので、センター交代といった話題提供が出来ない上に、長期間アンダーに置かれたメンバーが閉塞感を募らせるのも深刻な問題です。
もし、7枚目シングルCDの個別握手会が、「ガールズルール」の6日間から7日間に増やされ、さらに長期間に渡る日程を組まれたら、7th選抜の「在任期間」が半年以上に及ぶため、選抜に選ばれなかったメンバーのショックは大きいだろうし、その曲がヒットしなければ、一般的な関心度がさらに下がっていくことになります。
選抜の「在任期間」が長くなって、CDリリースの間隔が大きくなるのは、運営にとっても決して喜ばしいことではないでしょう。
NMB48が直面する過剰な握手会日程
長期間の握手会を行いつつ、CDセールスの間隔を短く維持するとなると、方法は一つで、個別日程を消化する前に、次のシングルCDをリリースすることです。
実は、NMB48がこの状態に入っています。
来週の水曜日、10月2日に、8枚目シングルCD「カモネギックス」がリリースされますが、その個別握手会日程は、
2014年1月5日(日) 名古屋、吹上ホール
1月18日(土) 大阪:インテックス大阪
1月19日(日) 大阪:インテックス大阪
2月1日(土) 横浜:パシフィコ横浜
2月2日(日) 横浜:パシフィコ横浜
2月8日(土) 大阪:ATCホール
なんと、来年にならないと個別が始まらない。
「ガールズルール」と違って、日程消化のスピードは早いんですが、最初の個別が年明けになっています。
では、それまで何をしてるのかと言うと、6月19日(水)に発売された前作「僕らのユリイカ」の個別が残っている。
10月5日(土) 千葉:幕張メッセ
10月6日(日) 千葉:幕張メッセ
10月27日(日) 名古屋、吹上ホール
11月2日(土) 大阪:ATCホール
11月3日(日) 大阪:ATCホール
つまり、7枚目CDの個別が始まったくらいの時期に、次の8枚目CDがリリースされてしまったため、新曲発売直後から、前作の個別を消化し始める事態になっているわけです。
NMB48の場合は、6日間の個別握手会に加えて、「写メ会」「サイン会」が全部で4日間、もちろん、全国握手会もあって、さらにAKB48の個別握手会にも行かなきゃならない。
とくに、AKB48は、8月21日(水)に32枚目「恋するフォーチュンクッキー」を発売した後、10月30日(水)に33枚目「ハート・エレキ」、12月11日(水)に34枚目と、たて続けのCDリリースを予定していて、しかも、それぞれに4日間の個別が入るはずで、NMB48にとっては、とんでもない追加負担となるでしょう。
NMB48の山田菜々がGoogle+で、「握手会が多過ぎる」と嘆いていますが、本当にもっともな感想で、これでは握手会以外の活動は、ほとんど出来ないんじゃないでしょうか。
こういった過剰な握手会日程は、メンバーに限界を越えた負担を強いるだけでなく、ファンにも大きな負担となってきます。
先日、「カモネギックス」の完売状況が発表されたのですが、「僕らのユリイカ」と比べて、完売数が大きく落ち込んで話題になっています。
まあ、当たり前です。
年内に全部で20日間くらいの握手会が設定されていて、それでもう懐がピンチになるのに、自分の予定も定かでない年明けの握手会に申し込むのは、かなり熱心なファンでも、二の足を踏むでしょう。
「カモネギックス」の握手会が近づいてくれば、徐々に申し込み数も増えてくると思いますが、最初の出だしが芳しくなかったとしても当然で、初動売り上げなどには、かなり響いてくる可能性があります。
NMB48の場合、さらに厳しいのは、有線ランキングなどから判断して、AKBグループの中でも、一般層からの関心度がとくに脆弱な点です。
乃木坂も同じですが、これといったヒット曲がないことが一番の原因だと思いますが、ここまで握手会に時間を取られると、公演回数が減り、練習時間もなく、ますますヒットを飛ばす余力がなくなる上に、握手会スターすら生み出せなくなります。
AKB48の運営は、個別を4日間に増やし、総部数を40%も引き上げて臨んだ「恋するフォーチュンクッキー」のCDセールスが、昨年同時期の「ギンガムチェック」と比べて、7%ほどしか伸びなかったことから、センターを指原莉乃から、小嶋陽菜や松井珠理奈といった「思わぬ新顔」に変えたり、ドラフト会議という新たなイベントを仕掛けて、何とか低落傾向に歯止めをかけようともがいています。
しかし、AKB48が握手会の規模を拡大して、矢継ぎ早にCDをリリースするため、そのしわ寄せによって支店の負担が限界に達しつつあって、AKBグループにとって初めてとなる、握手会商法の破綻が、NMB48で起きる可能性が出てきました。
AKBグループとNMB48は、出来るだけ早く、根本的な解決策を打たないと、例えば、売り上げ枚数の大幅な落ち込みは覚悟の上で、一度握手会をゼロにして、日程調整を図るなどしないと、CDセールスの長期低落時代に突入する危険があると思います。
乃木坂が取るべき道は
こういった出来事は、乃木坂にとっても、他人事ではありません。
運営は、個別日程の長期化は、集中的な広告攻勢でしのげると楽観しているように見えますが、ドラマであれ、バラエティであれ、モデルであれ、それらはすべて他流試合で、メンバーはその分野では素人に過ぎないので、一般層の注目を集めるには限度があります。
やはり、本業である歌手の部分で、ヒットを飛ばして、人気を確立しなければ、決して前には進めないと思います。
全国ツアー以降、ライブを数多くこなすようになって、これは高く評価出来ることですが、ステージでファンに向かって新曲を披露することが、歌手として一番アピール出来る場面ですから、握手会日程に引っ張られて、何ヶ月も新曲を出せないのは、致命的なマイナスと言っていいでしょう。
もちろん、全日程を消化する前に、次のシングルCDとなると、NMB48が苦しんでいるのと、同じ状況に陥ってしまいます。
CDリリースの間隔を従来通りの14週あたりに設定するならば、「君の名は希望」で行ったように、個別5日間をCDリリースから1ヶ月半で消化するスケジュールが限度でしょう。
オリコン週間ランキングで1位を取りたいのであれば、「おいでシャンプー」と同じく、初週15万枚を達成すれば十分な筈です。
「おいでシャンプー」は総部数が300部ですから、今なら、3日間の個別で提供出来る規模です。
二期生も入れて、3日間で300部であれば、余裕のあるスケジュールが組めるので、歌やダンスの練習時間を確保しつつ、適度な間隔で新曲を出しながら、乃木坂は無理なく、歌手活動を持続していけると思います。
私が個人的に熱望している定期ライブも可能かもしれません(笑)。
是が非でも50万枚突破という考え方ではなくて、「おいでシャンプー」くらいのCD売り上げを前提に、ビジネスモデルを作って進んだ方が、AKBグループが直面しつつある厄介な問題を回避出来て、本当の意味で、着実に坂を上っていけるんじゃないでしょうか。
50万だ、60万だ、ミリオンだと、CDセールスの数字に振り回されている人たちを見ていると、バブル時代を思い出します。
少し冷静になれば、すぐ分かることなんですが、そんな右肩上がりの状態、永遠に続くことは絶対にないですよ。
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明後日、9月28日(土)、乃木坂46が代々木第一体育館で行われる「GirlsAward 2013 AUTUMN/WINTER」のライブに出演します。詳細については、
こちらから、「GirlsAward」の公式サイトへ
10月6日(日)、乃木坂46は、代々木第一体育館で単独ライブ「真夏の全国ツアー2013 FINAL!」を昼夜2公演、開催します。詳細は、乃木坂公式サイトの関連ページで、
昼公演については、こちらから
夜公演については、こちらから
10月25日(金)と10月27日(日)に、乃木坂46がVAMPS主宰の「HALLOWEEN PARTY 2013」にライブ出演します。詳細は、
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// 見なきゃ損だと思う乃木坂メンバーのブログ (9月25日分)
9月25日23:24 生田絵梨花
「心が一回り大きくなった気がします笑」。いくちゃん、素晴らしいです。視聴者が面白いかどうか以上に、乃木坂が殻を破ることが重要なので、頑張った甲斐があったと思う。番組見てて分かるけど、イジリー岡田、優しそうだもんね。何はともあれ、「NOGIBINGO!」お疲れさまでした。ところで、1枚目、隣の佐藤江梨子を彷彿とさせるのは、さゆりんご?笑。それにしても、色白で可愛いっすね、いくちゃんは。
9月25日23:00 西野七瀬
2枚目、空が青い、青過ぎる!寒いけど、こういう海はいいよね。3枚目、タイトル込みで、美術作品みたいに見える(笑)。
9月25日19:36 生駒里奈
枯れ葉が舞うのって、確かに、「寂し心地よい」よね。あくまで、身体が冷えきってない状態に限るけど(笑)。1枚目、超絶キュート。2枚目、びっくりするほどの美人しかいなくて、ビックリする。「かわいくて少し毒々しいワンピース」って、なんか分かるなあ、生駒ちゃんが好きそうな感じがする(笑)。
9月25日11:30 和田まあや
川後P、38歳説!確かに、桐谷美玲のモノマネは、美人しか出来ないと思う。それにしても、こんな動きの激しいブログは初めて見ました(笑)。最後の「BYE」が動くのが、とくに面白い。2枚目、3枚目は、永久保存版っす。ところで、1枚目の後ろでピースしてる人、川後Pだよね?話の流れから、一瞬、お母さんが、お茶目に写り込んだのかと(笑)。
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
この結果、推定される累計売り上げ枚数は、44万3千枚となり、ついに44万枚を突破しました。
先週9月23日付のランキングは、3714枚の20位だったので、今週は200枚以上セールスアップとなっています。
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それぞれの応募受付によるCD売り上げが、どの時点で、どのようにオリコンに反映されるか詳細が分からないので、明確なことは言えませんが、ここにきての3951枚というのは、10月13日(日)に行われる幕張メッセでの最終個別握手会に関して、第14次応募受付でかなりの申し込みがあって、売り上げが伸びたのかもしれません。
さて、先日発表された第13次応募受付終了時点での完売表から推測される、個別握手会でのCD売り上げ枚数による、各メンバーの順位表は以下の通りです。
1 白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理、橋本奈々未、5 秋元真夏、6 生田絵梨花、桜井玲香、8 若月佑美、9 深川麻衣、10 高山一実、11 生駒里奈、衛藤美彩、13 中田花奈、14 井上小百合、15 斉藤優里、16 齋藤飛鳥、17 伊藤万理華、18 永島聖羅、19 畠中清羅、20 伊藤寧々、21 星野みなみ、22 中元日芽香、23 能條愛未、24 川村真洋、樋口日奈、26 市來玲奈、大和里菜、和田まあや、川後陽菜、宮澤成良、斎藤ちはる、32 柏幸奈
この計算は、CD1枚でファン1人に割り当てられた握手時間を8秒とし、非完売部での売り上げ枚数を完売部の50%に設定して行ったもので、あくまで大雑把な推測に過ぎず、細かい順位の上下は実際と異なる可能性があります。
しかし、大まかな順位の流れは捉えていると考えています。
第14次の完売状況は、おそらく発表されませんが、セールスを急激に伸ばした、上位メンバーは最終個握をほぼ全完売していますので、第14次のデータを加えても大幅な順位変動はないでしょう。
もうすぐ発表される7th選抜のメンバー構成を、この順位表と比較すれば、運営がどの程度握手会人気を考慮したかを計る物差しになると思います。
7枚目CDの個別握手会も、長期間での日程消化か?
11月27日(水)にリリース予定の7枚目シングルCD、表題曲を歌う7th選抜の陣容はもちろん気になりますが、それ以上に注目しているのは、個別握手会の日程です。
6枚目「ガールズルール」個別握手会の大きな特徴は、7月3日(水)のCDリリースから、最後の10月13日(日)の幕張メッセまで、全6日の日程を消化するのに、102日間、実に3ヶ月半近くも掛かっています。
5枚目「君の名は希望」では、この期間が47日間、1ヶ月半なので、「ガールズルール」の個別は異例のスローペースで進んだことが分かります。
長期間に渡る個別は、ファンに日程的、経済的な余裕を与えるため、リピーターを増やす効果があって、「ガールズルール」のCD売り上げを伸ばす一つの原動力になったと思います。
しかし、一方で長期間、新曲を出せないという弊害が出ています。
「乃木坂って、どこ?」での選抜発表から次の選抜発表までを、その選抜の「在任期間」とすれば、「ガールズルール」6th選抜の「在任期間」は、24週、なんと6ヶ月に及ぶ長さとなっています。
1st選抜から5th選抜までの平均「在任期間」は13週、3ヶ月ちょっとですから、6th選抜は2倍近い長期政権ということなります。
当然、この6ヶ月の間、乃木坂は「ガールズルール」しかCDを出していないわけで、一般的な関心度が下がっていくのは避けられません。
それを防ぐ為に、ソニー運営は、CDセールスで得た資金をもとに、テレビCM、看板広告、アニメとのタイアップなど、大規模な宣伝を行っていますが、知名度の低い新人アイドルが、新曲キャンペーンを長期間打てないのは、なんとも厳しい状況です。
また、新選抜を選べないので、センター交代といった話題提供が出来ない上に、長期間アンダーに置かれたメンバーが閉塞感を募らせるのも深刻な問題です。
もし、7枚目シングルCDの個別握手会が、「ガールズルール」の6日間から7日間に増やされ、さらに長期間に渡る日程を組まれたら、7th選抜の「在任期間」が半年以上に及ぶため、選抜に選ばれなかったメンバーのショックは大きいだろうし、その曲がヒットしなければ、一般的な関心度がさらに下がっていくことになります。
選抜の「在任期間」が長くなって、CDリリースの間隔が大きくなるのは、運営にとっても決して喜ばしいことではないでしょう。
NMB48が直面する過剰な握手会日程
長期間の握手会を行いつつ、CDセールスの間隔を短く維持するとなると、方法は一つで、個別日程を消化する前に、次のシングルCDをリリースすることです。
実は、NMB48がこの状態に入っています。
来週の水曜日、10月2日に、8枚目シングルCD「カモネギックス」がリリースされますが、その個別握手会日程は、
2014年1月5日(日) 名古屋、吹上ホール
1月18日(土) 大阪:インテックス大阪
1月19日(日) 大阪:インテックス大阪
2月1日(土) 横浜:パシフィコ横浜
2月2日(日) 横浜:パシフィコ横浜
2月8日(土) 大阪:ATCホール
なんと、来年にならないと個別が始まらない。
「ガールズルール」と違って、日程消化のスピードは早いんですが、最初の個別が年明けになっています。
では、それまで何をしてるのかと言うと、6月19日(水)に発売された前作「僕らのユリイカ」の個別が残っている。
10月5日(土) 千葉:幕張メッセ
10月6日(日) 千葉:幕張メッセ
10月27日(日) 名古屋、吹上ホール
11月2日(土) 大阪:ATCホール
11月3日(日) 大阪:ATCホール
つまり、7枚目CDの個別が始まったくらいの時期に、次の8枚目CDがリリースされてしまったため、新曲発売直後から、前作の個別を消化し始める事態になっているわけです。
NMB48の場合は、6日間の個別握手会に加えて、「写メ会」「サイン会」が全部で4日間、もちろん、全国握手会もあって、さらにAKB48の個別握手会にも行かなきゃならない。
とくに、AKB48は、8月21日(水)に32枚目「恋するフォーチュンクッキー」を発売した後、10月30日(水)に33枚目「ハート・エレキ」、12月11日(水)に34枚目と、たて続けのCDリリースを予定していて、しかも、それぞれに4日間の個別が入るはずで、NMB48にとっては、とんでもない追加負担となるでしょう。
NMB48の山田菜々がGoogle+で、「握手会が多過ぎる」と嘆いていますが、本当にもっともな感想で、これでは握手会以外の活動は、ほとんど出来ないんじゃないでしょうか。
こういった過剰な握手会日程は、メンバーに限界を越えた負担を強いるだけでなく、ファンにも大きな負担となってきます。
先日、「カモネギックス」の完売状況が発表されたのですが、「僕らのユリイカ」と比べて、完売数が大きく落ち込んで話題になっています。
まあ、当たり前です。
年内に全部で20日間くらいの握手会が設定されていて、それでもう懐がピンチになるのに、自分の予定も定かでない年明けの握手会に申し込むのは、かなり熱心なファンでも、二の足を踏むでしょう。
「カモネギックス」の握手会が近づいてくれば、徐々に申し込み数も増えてくると思いますが、最初の出だしが芳しくなかったとしても当然で、初動売り上げなどには、かなり響いてくる可能性があります。
NMB48の場合、さらに厳しいのは、有線ランキングなどから判断して、AKBグループの中でも、一般層からの関心度がとくに脆弱な点です。
乃木坂も同じですが、これといったヒット曲がないことが一番の原因だと思いますが、ここまで握手会に時間を取られると、公演回数が減り、練習時間もなく、ますますヒットを飛ばす余力がなくなる上に、握手会スターすら生み出せなくなります。
AKB48の運営は、個別を4日間に増やし、総部数を40%も引き上げて臨んだ「恋するフォーチュンクッキー」のCDセールスが、昨年同時期の「ギンガムチェック」と比べて、7%ほどしか伸びなかったことから、センターを指原莉乃から、小嶋陽菜や松井珠理奈といった「思わぬ新顔」に変えたり、ドラフト会議という新たなイベントを仕掛けて、何とか低落傾向に歯止めをかけようともがいています。
しかし、AKB48が握手会の規模を拡大して、矢継ぎ早にCDをリリースするため、そのしわ寄せによって支店の負担が限界に達しつつあって、AKBグループにとって初めてとなる、握手会商法の破綻が、NMB48で起きる可能性が出てきました。
AKBグループとNMB48は、出来るだけ早く、根本的な解決策を打たないと、例えば、売り上げ枚数の大幅な落ち込みは覚悟の上で、一度握手会をゼロにして、日程調整を図るなどしないと、CDセールスの長期低落時代に突入する危険があると思います。
乃木坂が取るべき道は
こういった出来事は、乃木坂にとっても、他人事ではありません。
運営は、個別日程の長期化は、集中的な広告攻勢でしのげると楽観しているように見えますが、ドラマであれ、バラエティであれ、モデルであれ、それらはすべて他流試合で、メンバーはその分野では素人に過ぎないので、一般層の注目を集めるには限度があります。
やはり、本業である歌手の部分で、ヒットを飛ばして、人気を確立しなければ、決して前には進めないと思います。
全国ツアー以降、ライブを数多くこなすようになって、これは高く評価出来ることですが、ステージでファンに向かって新曲を披露することが、歌手として一番アピール出来る場面ですから、握手会日程に引っ張られて、何ヶ月も新曲を出せないのは、致命的なマイナスと言っていいでしょう。
もちろん、全日程を消化する前に、次のシングルCDとなると、NMB48が苦しんでいるのと、同じ状況に陥ってしまいます。
CDリリースの間隔を従来通りの14週あたりに設定するならば、「君の名は希望」で行ったように、個別5日間をCDリリースから1ヶ月半で消化するスケジュールが限度でしょう。
オリコン週間ランキングで1位を取りたいのであれば、「おいでシャンプー」と同じく、初週15万枚を達成すれば十分な筈です。
「おいでシャンプー」は総部数が300部ですから、今なら、3日間の個別で提供出来る規模です。
二期生も入れて、3日間で300部であれば、余裕のあるスケジュールが組めるので、歌やダンスの練習時間を確保しつつ、適度な間隔で新曲を出しながら、乃木坂は無理なく、歌手活動を持続していけると思います。
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50万だ、60万だ、ミリオンだと、CDセールスの数字に振り回されている人たちを見ていると、バブル時代を思い出します。
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9月25日11:30 和田まあや
川後P、38歳説!確かに、桐谷美玲のモノマネは、美人しか出来ないと思う。それにしても、こんな動きの激しいブログは初めて見ました(笑)。最後の「BYE」が動くのが、とくに面白い。2枚目、3枚目は、永久保存版っす。ところで、1枚目の後ろでピースしてる人、川後Pだよね?話の流れから、一瞬、お母さんが、お茶目に写り込んだのかと(笑)。
9月25日00:42 川後陽菜
川後さんのお母様は、お笑いのセンスが、ずば抜けていらっしゃる!娘の写真じゃなくて、「骨博士」の賞状を選ぶあたり、あまりの変化球に、テレビの前で唸ってしまった(笑)。川後P のセンスも、親譲りでしょう。自分撮りは、美人度めちゃ高めですが、待ち受け画面は強烈すぎて、ちょっと悪寒がした(笑)。あり得ん美人があり得ん美人のストーカーになる、乃木坂の秋!
えくせれんとブログ
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9月20日星野みなみブログ
星野みなみが考える「みなみっぽい」って、どんな感じなんだろう?
ナタリー「星野みなみグラビア特集」
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
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9月25日和田まあやブログ
川後陽菜のトリセツと永久保存版まあや!
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// 6枚目シングルCD「ガールズルール」の収録曲
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています