KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

コミケ☆まどか魔女ト異端審問

2011年09月20日 | コミック・アニメーション

  

人類の怒りが爆発した!貴重な美少女を魔法少女にして呪いの連鎖に取り込んだ罪は重い!
白昼のQB公開処刑! 「また他者への一方的な憎悪からくる暴挙かい、ヤレヤレ。
君たち人類は僕たちが人類からエネルギー回収を始めた悠久の世から進歩がないねえ」

 

 

いきなり3日目に中央広場で公開処刑されちゃったQB! 
「ソドムの市」「カリギュラ」とかイタリアンモンド悪趣味映画の1シーンみたいで
タコペッティ的にはたまらないビザールな風景ではある。

「困るなあ~ こんなことをしてもぜんぜん意味ないんだけどね」とかサラリと言って
その場は処刑されるんだろうな、QBは。

この擬人化は顔の面取りがナイスな感じのオリジナルQB。
電王のモモタロス的と言うか。

まどかを特撮実写にするとQBもぬいぐるみモードと
ヒューマノイドモードが登場、てなことになりそう。
コミケは同人誌、コスプレなど表現手法は問わず、ファンの妄想が生み出した
「ありそうなオリジナル」を皆がもちよって披露する場でいつ足を運んでも興味深いDEATH。

このお菓子の魔女(変形後)もすごい巨大なコスプレ。お菓子の魔女は何人かいたけど
一番巨大だったヒト。まさか2人で入ってたのか?アレだ、超神ビビューンのシンド
みたいですね。(東映脳)。実写化したらこんな感じになるだろう。

で、お菓子の魔女の人とマミのレイヤーさんにファンリクエストで
またまたこんな公開処刑、もとい劇中再現も見れました。
まどか最大のトラウマシーンマミられ実写化!

マミ「け、契約が!ばかなっ 私は絶対生きのびて!あ~ あぁアー」バリバリボリボリッ!!
。。。ってそれ番組違うダロ(苦笑)。

でも作品のプロットとか、細かい枝葉のディティールとか、本当に某ライダーに似てました
よね、まどかって。脚本家の方も何かのインタビューで暗に認めては居るんだけどね。
まどか実写版とか作ったら巡り巡って井上脚本になったらおもしろおかしいんだけど。
続編あるなら、次はやはり魔女と契約できる魔法少女とか出るかもなあ。
まどかは一応きちんと完結しているのですが、作品設定自体はミリキがあるので
やたら蛇足は付け加えなくてもいいのだけど、
ドットハックシリーズのように、別の魔法少女パーティーによるスピンオフの
アニメ化とかは時々してほしいと思いますね。

ナイスアレンジの擬人化お菓子の魔女。役者さんが演じるとこんな感じ?
自作みたいですね。眼福とばかりに写真を撮りまくっているヒトでいっぱいでした。
リアビューの顔は本編のキャラクターの配置と同じになっておりとてもキュート。

ここからは魔法少女杏子が中心です。ほんとに杏子を演じるレイヤーさんが多かったです。
マミのレイヤーさんも多いのだけど、杏子が多いのに驚きました。
ソードを持つポーズがさまになるので、格闘ゲーム系のキャラのレイヤーさんも気に入って
演じたりなんてもあるのカナ?ブンブンしたり棒術っぽい演技がしっかりしてる人が多かったので。

グッズで杏子だけ載ってないようなアイテムも多いとか扱いのせいでしょうか。
お話に貢献した杏子をもっと盛り上げようみたいな空気もあったのカナ?杏子は
強がってみたり露悪的なことをつい口走ってみたりする、すっかり
悟りや大人の世間知を身にしみてつかんでしまってる一方で、
本人も劇中で言ってましたがどこかで人を信じたい、と
ホロリと自分のココロの内を吐露しヒトのココロを包むような性格なのが
同性の人たちの支持を強く得られたように思います。

 

やはり杏子は魔法少女のやがて迎える宿命を知った時、そして最後の戦いに赴くあの
9話の一連のセリフがまどかへのココロに突き刺さり、言葉は拙いところがあるのだけど
魂の叫びというか、最終的にまどかの決意を杏子が促したのでしょうね。

「わかんないからやるんだよ。
あの魔女を真っ二つにしてやったらさ、中からグリーフシードの代わりに
さやかのソウルジェムがポロッと出てきたり、最後に愛と勇気が勝つって
そういうものじゃなかったっけ 魔法少女の物語ってのは。
すっかり忘れてたけど私だってそういうのにあこがれて魔法少女になったんだよね 

さやかにそのことを言われて思い出したんだ」

 「(まどかに)なんであんたが魔法少女になるんだよ、なめんなよ
この仕事はね、誰にだって勤まるものじゃない 毎日ウマいもん食ってシアワセ家族に囲まれて
そんな何不自由ないくらしをしてるヤツがさ、ただのきまぐれで魔法少女になろうとするんなら、
わたしがイの一番にぶっつぶしてやるさ。命を危険にさらすってのはな、そうするほかに
しかたないヤツがやることさ。そうじゃないヤツがやるのはただのお遊びだ、おふざけだ。

あんただっていつかは否が応でも戦わなきゃならない時がくるかもしれない。
その時になったら考えればいいんだよ」

すっかり悟りまくりでとても中学生のセリフには聞こえないですね。でもりりしかったな。
QBが提唱し実行していた、例の「人類から感情のエネルギーを回収する」システムの
存在が劇中でほのめかされた時点で、「まどか」という物語はファンタジーからSFへと
いきなり片足突っ込んでしまうんですが、そのSF的な設定がもつ冷酷な合理性に対し、
魔法少女という不条理な存在が拮抗し(結局この回に奇跡は起きないが杏子の願いは
まどかへと受け継がれる)再び魔法少女モノとして
「まどか」の物語が復権する過程を見せる。
9話の時点で「まどか」の物語に救済の無さしか見えなかった視聴者に「希望は絶望に勝る」
「どこまでも奇跡を信じたい」と言霊による魔法をかけたのは杏子。
結局さやかを救済するという結果は出せなかったものの、すでに杏子は
自分のなろうと思い描いていた魔法少女にもなれたということなんでしょうね。

杏子の長セリフはこの物語全体の真意を気づかせるうえでも巧みに強度をもって
配置されているなと思いました。

記念撮影風景も撮らせてもらったほむほむとマミ。
背格好的には本編に近いというとこのくらいカナ?

ほむほむ「命拾いしたわね、あなた 魔法少女になるって そういうことよ」

さやか「返してよ!返せよ!それはマミさんのものだ 返せっていってるだろ!!マミさんに」

ほむほむ「そう、これは魔法少女のためのもの。あなたたちには触る資格なんてない」

10話、最初に魔法少女になった辺りの時間軸?風のとってもはつらつとしたほむほむ制服ver.。
「鹿目さん、これからいっしょに戦いましょうねっ!」みたいなイメージ。
マルベル堂のアイドルブロマイドみたいで萌えですネ。

さらに10話冒頭、魔法少女になる前の時間軸の
学校もやすみがちで超内気、みんなとなじめないほむほむも演ってもらいました。
いやあこらええわ。スバラシイGJ!
友人に見せたら「まどか見てないけど、ほむほむって実写セーラームーンの亜美ちゃん
みたいな子なんだな」と言ってました。
ナルホド・

ちょうど夕刻だったんでOPぽいタソガレ感が出せたような気がしました、の魔法少女まどか。
彼女がいちばんやりたかったのはこのうつむきポーズだったようで、非常に気持ちがはいって
おられました。ふわーんとした雰囲気のヒトでまどかのイメージが良く出せていたと思います。
カメラを持ってる状態のまどかですが、そんなシーンは劇中にないですが、
広場を提げて歩いてるのを見かけてそれがとてもさまになっていたので
リクエストでお願いしました。FIGMAのポスターのようなファイティングポーズもリクエストです。

キャリーバッグを提げているとフカキョンの映画、下妻物語の1シーンみたいにも見えますが、
ちょうどビッグサイトのホールがバックに見えてるのでまどか国際展示場に行くみたいな
写真になりました。

とても羽根ボーシとカール髪が似合ってるマミさん。髪を下ろすとクラシックな日本映画の
ヒロインみたいになりますね。

変身前と変身後の双方をW杏子で。

杏子withソウルジェム。

杏子WITH好物の一つ、リンゴ。
ポッキーやうまい棒もどきのスナックなど食べ物を食べてるシーンを演じる
レイヤーさんが多かったですね。

 上のリンゴの杏子と会場でのちのち合流した2話の魔女。
この魔女もお菓子の方同様にけっこう大きいのですが、この状態で劇中同様に
ブルブルゴニョゴニョしながら動きます。
でも中のヒトは女の子ひとりで演じてたので、この立っている状態を維持するのになんぎ
してました。キグルミとして3D化されてみるとビオランテの花獣風味DEATH.
杏子に召喚されたみたいにも見えますね。

写真では見えないのですが、背中の蝶の羽根もよく作り込んでありました。

(その3に続くです!台風が近づいてるみたいですね、ヤダな~)

 

☆ジーザスクライスト!恐怖の人間☆爆弾特集(TLT)
ある日、きみの隣人や友人たちも人間爆弾に!いや、君自身も?!
戦いのむなしさにほほを濡らせ!!

つ【ザンボット3・星が輝く時】
http://www.youtube.com/watch?v=2RyoXyBBj1c
しかし富野御大は昔からテレビの前の子ども相手にも情容赦なかったな。
いや、もちろん褒め言葉です。

つ【ハートロッカー・人間爆弾シーン】
http://www.youtube.com/watch?v=AT3D2PJ0igc&feature=related
去年のアカデミー賞を総取りした作品だが、泣きどころのあるモンド残酷映画としてもミリキ満点。
「ハートブルー」「ストレンジデイズ」も良かったけど、ビグロー監督のソリッドでライブ感のある映像はいつも好み。あまり予算がなかったらしいが手持ちカメラ主体でドキュメントチックな映画のつくりにプラスになったんじゃない?
本作とか「ハンバーガーヒル」とか殺伐系のうるおいのない戦争映画を最近仕事中の環境ビデオ
にしてるタコ。
イカレとる。

つ【超獣戦隊ライブマン ブッチー涙の大暴走】
気が付いたら自分がロボでした、記憶も他人の模造でした。
用済みですか、ありがとうございました。終盤のビアス幹部粛清地獄は壮絶。
「涙で目ん玉リボルバーが利かないんだわ!」ブルードルフィン萌え。
ゴーカイジャーにライブマン登場記念で貼ってみたりする。

http://www.youtube.com/watch?v=s7HA55fBVV0

http://www.youtube.com/watch?v=qu9ujMAveek&NR=1

つ【Why Do You Bother/Faith No More】

リドリー・スコット監督の「BLACK HAWK DAWN」で暴動地域の
パトロールに基地から武装ヘリが発進する場面でこのバンドの初期の曲がかかってた。
当たり前の話だがずいぶん時間が経ったものだな。

http://www.youtube.com/watch?v=m5n9nwTPqhk&feature=related


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2 コメント

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Unknown (メガたぬき)
2011-09-23 21:54:26
どうも、こんばんわ!
お菓子の魔女はどの方も力作ぞろい
ですね。
こう着ぐるみ風だと、特撮目線で
見てしまいますね。クタクタ感が
怪獣ブームのアトラク用の着ぐるみで、
ドサ回りを遊園地やデパートで
やっているような雰囲気もあって
好感が持てます。
杏子と戦っている恐獣ジュラー風の
魔女は、胴体がチャイナドレスの仕様に
なっていて、工夫が跡が見られて良い
です。

ザンボット3は、ヒーロー側であるはずの
神ファミリーが、ガイゾックとの戦いの
中で、地球の人々から避難されたり
一筋縄ではいかない回がたくさん
ありましたね。「人間爆弾の恐怖」は、
ストーリーの異質さと、爆発が金田氏の
作画で描かれることによってインパクトが
倍増しているような気がします。
「スカーフよ永遠なれ」も記憶に残る回
でした。
富野監督の「ロボット物で少し違うことをやってみた」という作り手の姿勢は後の作品にも
影響が大きくあったと思いますね。
まどかマギカもそういう部類の作品だった
ような気がします。
返信する
Unknown (タコペッティ)
2011-09-29 23:51:01
>メガたぬきさん
コスプレの面白いところは、アニメや漫画の
キャラをどう立体に置き換えるかとか
仮装としてヒトが演じるとどう表現するかという
点につきます。
自分はその、アニメがデパートの屋上で
昭和の頃頻繁にやっていたきぐるみショーになった
らどうなるか、特撮モノとしてリメイクされたら
どんなかというのを想像しつつコスプレを見させて
もらうのが楽しいと思ってます。
セーラームーンの実写版みたいな感じでまどかを
作ったらあのシーンをどう演じるのかとか
考えながらポーズとお願いしてみたり。

で、演じる方たちもそういう作品を観て
育ってきているのでカンが働いてる感じがします。
あとは魔女のキグルミ化のアレンジが
やはり特撮作品っぽい解釈になるのが面白いです。
東映のポワトリンやシュシュトリアンみたいに
妖怪を人間の俳優さんが演じてるような。
じつはアニメのまどか自体、
シアトリカルな演出に支えられてたし
魔女のデザインワークにも演劇関係のスタッフさん
も居たようなので、ファン活動のコスプレは
逆説的にアニメの作り手が持つ原初的な
演劇イメージをコスプレが再遡行して
演出しているようなものなのでしょう。
そこにポイントを置くとコスプレがいっそう面白く
見れる気がします。
とりもなおさずアニメというのがこれだけの人口を
ひきつける受け皿になっているというのは
2010年現在ではきっといろんな分野の娯楽の
スタッフを磁石のように引き寄せた大衆演劇
みたいな位置づけの娯楽にすでになっている
ことの証左なのだと思います。

>ザンボット
リアルで観てて、まだ小さかったですが
辛かったです。街のヒトにどこかに行っちまえとか
言われて石をぶつけられたり。
で、大人になってVガンを見たらここでもウッソが
人殺し、ぼくたちの父さんをかえせとか言われて
子どもたちに石をぶつけられてるし(泣)
ウッソもおかあさんが殺されたばかりなのに。
またかよ御大、と思いましたね。
しかしこういうペシミスティックな
立ち位置の作品は常に存在することで
何か考えさせる契機を作りだしますよね。
日本も現在、理屈が通用しない
理不尽な出来事に見舞われてるので
行き所のない気持ちに憤る市民のココロを
本当の意味で和らげることができるのは
現実と地続きでない超現実というメタな
リアルを描く、アニメのようなジャンルに
しかないのでは。
正常化バイアスで補正された毎日は
現実逃避でなく現実に逃避するとでもいう
状況になってますから、実は虚構性の高い
アニメのほうがすでに
我々には一周りして「真のリアル」になっている
のかもしれません。
ベトナム戦争アフターでもホラー映画が
鋭敏に世相を取り込みつつ市場を広げたような
前例もあります。
3.11アフターの企画作品も
この正月のシーズンくらいから
オンエアされる頃でしょうか。ウォッチャーの
メガたぬさんにとって興味深く掘り下げられる
作品も出てくるのではないかと思います。
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