KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

コミケ☆まどかその1

2011年09月18日 | コミック・アニメーション













てなわけでコミケ80のまどか☆マギカ関係のレイヤーさん写真をご紹介~。
この、その1だけで1日目の半分(コミケは全3日の日程)と書いたら、

どれだけまどか関係のレイヤーさんが多かったか分母の
多さに感動というか震撼さえ覚えるのではないでしょうか。とにかく熱いですヨ。

あいかわらず心霊スポットみたいな風景も混ざっておりますがタコの「魔女の棲家」イメージPhotoでありんす。















会場に現れたらどよめきを呼んだ『お菓子の魔女』にマミられたマミ!
ほかのカメコさんの写真をネットで観た様子では
これでホール内の歩きまわっていたみたいですね。受けただろうな。
取り外して単独でも展示可能というスグレモノ。お裁縫が得意なレイヤーさんで
お菓子の魔女は自作だったようです。よく出来ていましたよ。






とてもはつらつとした杏子。まどかが皆に魔法少女になって
何が欲しいかが決まった時に参加していたお茶会の時の杏子はこんな表情だろうか。
あぐらをかいてもらいました。





お菓子の魔女の使い魔のヒト。バロム1のアントマンみたいですネ。
東映の企画で実写セーラームーン風リメイクしたら使い魔たちもきっとこんなスーツに
新訳されてキグルミの魔女に率いられ、
「イー!!」とか「ヒヒイ~」とか奇声を発しながら
まどかたちと戦うのかもしれんなあ。「ウイッチ!ウイッチ!」「サバト!サバト!」
なんてシャウトもいいかもな~。1枚だけちょっと足をくずして
リラックスしてもらいました。






増殖と分離を繰り返しあちこちでグループを作っては撮影してるので
撮影面で全部を網羅できたヒト、フルコンプできたヒトははたして居るのだろうか。
それぞれを違う時間軸の魔法少女パーティーとして見るみたいな楽しさがありますね。
レイヤーさんサイドも夏コミに向けてまどかのレイヤーを絶対演る!
みたいな気合いもきっと入っていたことでしょう。








とてもクールな杏子。ソードをガッチリと振りこなしておりました。













まどか抜きの魔法少女パーティー。
マミさんには今日という今日はソッコーで片づけるわよ!の3話で見せた変身ポーズと
2話の魔女に襲われた女の人を受け止めた場面での座って変身ポーズをお願いしました。




シングルのまどか。まどかのコスはもともとまどかが想像して
マミさんに提出する用にノートに描いた魔法少女の
デザインが劇中に出てきています。最終回でノートを返してもらってましたね、
ピンクの髪とかフリルの多い衣装とか、
いかにも女の子が考えた魔法少女らしい衣装です。

演劇的というかコスプレっぽいほうがかえって劇中で意味を増すわけです。
そしてそこが終盤の辛い変身の
物悲しさにつながって観客の涙を誘うのDEATH。

魔法少女同士がいさかいを繰り広げたり、
魔女と魔法少女の世にもおぞましい関係が徐々に明らかにされていき、
魔女との戦いの混乱の中で無二の親友やあこがれの人を失い、
まどかが魔法少女としてこのコスチュームに託したささやかな夢が
無残にも裏切られていく。

本来まどかの魔法少女への夢がこもっていたこの衣装が夢の残骸のようでもあり、
せつないです。まどかにとっては殉教者のような思いを胸にしての変身が多く、
あまりハッピーな気持ちの中で魔法少女で居る時も少なかったように思えます。
それでもまどかは微笑んでいたのですが。よくストーリー上の効果を考えてデザインしてあるなと。
こうやってレイヤーさんが実際に着て見せてくれるたびになおさら思うのです。

といっても、すべてのセカイの絶望を希望に変えたのでしょうから、
まどかも魔法少女になれて最終的には喜びを得られたのではないでしょうか。
劇中、終盤でまどかはセカイの呪いを解き人々が平穏を得る代償に自分のそれまでの存在を
セカイから完全に消し去ってしまい、彼女がこのセカイに居たことを覚えているヒトは
「大切なおともだち」と称するほむほむ以外、居なくなってしまったのですが

この物語を見ていたヒトたちのココロにまどかという魔法少女が居たことは
記憶としていつまでも刻みつけられ、まどかが新しい魔法少女の神話となり

新たな魔法少女の物語を紡ぎ出すことでしょう。
まどか☆マギカという作品はそんな「忘れることのない神話の生成が継承されてゆく過程」を
はかなくも酷薄に描いた寓話なのです。





自作というドールさやか。こんな立体物の展示もあって楽しかったです。



擬人化QB。立派な魔法少女みたいですね。
女の子より男の子に営業力発揮しそうです。






ほむほむ、まどか、マミのパーティー。
ほむほむのヒトの銃の構え方がちょっと円谷ヒロインみたいに
フォーマルな感じで萌えです。









とにかく猛暑の中のコミケなので、心頭滅却しても火もまた涼し、とはいえず
QBはよく木陰で休んでおりました。「代わりはいくらでもいるんだけど
もったいないじゃないか」ってな感じにはいかず一休みしているときは大丈夫か!とか皆に声をかけられたりしてました。
時々中のヒトがいなくなって展示用のオブジェになってたり
してたけど、ほんとに乙でした。まさかきぐるみで3日間演じたヒトはさすがにいませんよね?!






4月以降、アキバでまどか関係の商品もいろいろ出てきて、電気街でも
QBを使ったポップがつぎつぎと描かれていた頃の写真も
いろいろ貼ってみます。
今年のアニメ界は良作が多かったのですが、牽引力としてまどかの存在は
大きかったんじゃないカナ。じつはここだけの話、311に
必死でタコも帰宅難民になりながら家に帰ってきたのですが、
(3月12日のブログ参照)まどかはオンエアするのだろうか?と思っての
こともあったのです。
もちろん家族も心配だったのだけど、このまま9話以降は
テレビでオンエアできるのだろうか?という気持ちでいっぱいだったのは確かです。
しかしまさか4月以降に時間を
とって残り3話放映するとは思わなんだ。

昭和の頃から何か事件があってアニメのオンエアが飛ばされる。
なぜかそういう回はターニングポイントの回だったり
作画がすごい回だったりすることも実際少なくありません。
正規の放送でその飛ばされた回を見たい、見たいと
マニアが騒ぐのはいつの時代も変わらない話だけど
深夜とはいっても、残り話数をきちんと枠をとって放映したというのは
画期的でしたね。
まどかという作品の持つ同時代の空気をつかんだ、ヒトのココロをつかむ
底堅い福音力が呼応しファンの声が高く実現したことなのかもしれませんね。




ビッグサイトで販売している「うめ物語」。まどかの生みの親の一人、
蒼樹うめ先生がパッケージイラストを担当した製品。
ちょっとタイムリーアイテムになったわけですがコミケ当日も売り切れたのカナ?







まどか関係製品の下に放射能測定器ガイガーカウンターの広告。これが2011年のTOKYOの
リアルなのです。ガイガーカウンターはリアルワールドの人々の体に刻々と満ちゆきつつ
ある穢れを読み取るこの時間軸でのソウルジェムなのだろうか?
そして、このセカイに魔法少女はいないのだろうか?













(コミケルポ中断ごめんなさいね。

あっ、この記事を書いてる間にブログのシステムが変わって

貼った写真に呼応して記事が書けるようになってる!記事製作中にシステムが進化していってる

のを目の当たりにするなんてちょっと感動。これは確認作業が省略できて

やりやすいな。ブログシステムの中のヒトありがとう!

そんなわけでコミケ☆まどかその2につづく)

 

つ【サーカスっぽい作画集】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm12718291

よく見てるやつ。

プリキュアシリーズの作画。東映動画はナニゲにこんなの見せてくれるからあなどれない。

つ【レイズナー V=MAX VOL2】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3316925

これもよく見てるやつ。

吉田徹とアニメアールリスペクト。


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2 コメント

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Unknown (メガたぬき)
2011-09-19 01:19:30
どうも、こんばんわ!
まどかマギカは、同人誌も相当な数が
出て盛り上がっているようですね。
中でも著名な人達が書いた評論集みたいな
のは、会場後、数分で完売したと
ネットニュースで見たような気がします。

オープニングの電波塔の上にちょこっと、
まどか達が座っているカットのパース感や、
貨物列車を背景に会話するシーン、
石油コンビナート、最終回の無重力状態
になって破壊されたビルが浮いている
シーン等、どこかで見たことのある
フェチズムな映像をサラッとした
シンプルなものに、まとめ上げて
構築している印象があって、
美術設定、キャラ、ストーリーが
アンバランスながら見事に成立している
印象がありました。
絵作り、構図は、他のアニメと
比べて凝っていて
やはり、良いなぁと思います。
「君に届け」や「放浪息子」の
ぼかした水彩画の背景で、
淡々と進むストーリーのアニメも
良いですが、シャフトのある意味
コアな映像表現は心地よいです。

まどかのドロドロした後の「青春男と電波女」
のペットボトルロケットを空に打ち上げる
清々しさは、これまた良かったです。

写真、アニメの世界観にマッチして
上手く撮れてますね!
返信する
Unknown (タコペッティ)
2011-09-19 02:43:00
>メガたぬのヒト

こんばんわ。以前のように普通~にアニメの話に
花咲くような丑三つ時て感じがします。
いつも見ていただき恐縮至極。

>青春男と~
本作は新房監督がまどかの後のフットワークの軽さ
がうまく力点配分された日常コメディになってると
思いました。つか、全話また見返したいけど
なかなか時間がとれん。
今は同じTBS作品のインフィニットストラトスを
見返し中です。

まどかはおっしゃるように風景などのロケーション
素材やアルチザンやヨーロッパ的な印象の
小道具の多用と演出が勢い半分うまく合致した
いわゆる個々の作業のライブ感が
見事にパズルのピースに
はまっている快感が映像として提示できてることが
大きいと思います。確かに
どこかで観たようなものは
いろいろ散見されます。よくネットでも指摘が
ありますが仮面ライダー龍騎や過去のカルト
人気を誇る一部の魔法少女モノに
プロットが似ているなど、
過去の良作などから意識するしないは別に
記号を取り込んでいるようですが、
美味く料理した感じなので
素材の貼り付け感はまったくしない。
久々に編集性が作家性と結びつき好結果をもたら
した作品でしょう。と同時に今のアニメ界の
ある種の渇望感、ひっ迫感が
生み出したようなところが
あります。それはエヴァの最初のTV作が出来たのと
同じ背景ででしょうね。

ただ好感が凄く持てるのは、深読みしたくなる
文化人のような人たちの分析もいろいろできる
し興味深いのだけど、
一方で普通の物語消費者の人たちが
喜怒哀楽を注いで感動をもたらす
物語として作られている点もダブルミーニングで
優れた物語であるといえます。今のアニメは
優れた表現や演出があっても一般のヒトがなかなか
お話や構成にまま入り込めないと
いうのはありますからその面でも
本作はバランス的に希有かもしれません。
主人公のまどかが劇中で自分のことを言ってる
ように、ごく普通の一般人の目線の
女の子だったのも見ていて安定してて
よかったんでしょうね。女の子たちが人気作
だからというわけでもなく、純粋に物語に
感動してコスプレをしたくなったのだというのは
コミケの現場の空気にも
読みとれるのではないかと思います。

>世界観にマッチして
ありがたいお言葉ですが、なんというか
タコの趣味の風景写真とコスプレ写真を
抱き合わせ鑑賞させてるみたいな話(苦笑)。
一応普通のコスプレ紹介のなんぴとも
超えられない枠に斬り込んでやろうと
無謀にも生物学者水野一郎
モードで粘ってミマシタ。
まだコミケ☆まどかは続きますので
よかったらご覧くださいまし~。まあ斯様な
ご時世なのでにこやかな女の子の写真を
見ているのはやはりココロ和らぎますよね。
やはり人間はシンプルに生きてるほうが
シアワセなんですよ。
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