KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

マーク・ナガタ展2後編

2010年03月13日 | イベントルポ




というわけで「マーク・ナガタと怪獣仲間2」のルポその2
いってみよ~。上はパチモン大王唐沢なをき氏の版画。



上はドリームロケットさんの作品。
コンセプトアートって言うのかな、トリさんのような
生物が未知の枝ぶりの樹上で戯れる下に女の子が佇む
上の作品はどことなくセカイの終末の静謐を漂わせる。
作例には「人間は地球の時間の中で所詮はほんのちっぽけなものに
過ぎない」といったメッセージが添えられて、地球の長い午後の
風景を想像、立体化したといったところか、非常に意味深です。
色がついた状態で見たいですね。



「赤い靴くらぶ」で知られるここまひさんの立体化作品。
あのロボットコングやハニージャンキーな黄色いクマさんを
思わせるパチソフビをリリースしている、ほのぼの風なようでいて
けっこうきわどいネタでソフビを作ってたりするメーカーさんです。
なにやらソフビ用の原型っぽいモスマン君が展示されていました。

2日目も東京に出る機会があったので
再見とあいなりました「マーク・ナガタと怪獣仲間展2」。
メーカー関係の人やアーチストさんなど他のイベントでも
見覚えのある顔ぶれが出入りしマーク・ナガタ氏や
スタッフさんたちと親交を深める
中、のぞいてみれば、昨日よりも展示がいろいろと
そう30%以上も増量されておるではないか。
ギリギリ開催に間に合ったカスタム作例や限定品も追加されて
にぎやかになり、タコも行ってムダではなかったと思いマス。



この土曜日、台東デザイナーズビレッジで
REAL×HEADさんとの共同個展を開催した
ウアモウさんの出品。奥のほうであやしく光り輝いているのは
ヘドモウ、手前のちょっと怖い目つきになったウアモウはバケモウ。
ウアモウのミュータント・珍種というところでしょうか。





出品してすぐに売約済みとなったTOUMA氏のGOON。
タコのほうにも「画像ない?」って聞いてくれたヒトがおり、
人気ですね。TOUMA、T9G、KAIJINと
デザイナーズ系の人気どころ揃い踏みでにぎやかでした。



HARIKENさんのMAD PANDA REAL。
TTTOYさんが塗装をしたのとまた別のアナログな趣がありますね。
夜中にキャラクター創造で頭をひねっていた
ハリケンさんの枕元に現れたMAD PANDAはきっと
こんな姿をしているのでしょう。


MATT WALKER氏は昨夜紹介したスタンダードドラゾランや
トライパスのほかに、ミニのMAXTOY怪獣たちの
ペイントも。凝った塗装で見栄えがしていました。





何度も見ているんですが、
このカエルくんの名前がどうしても思い出せない。。。
今回のペイント手法はリアルな生物感ですね。


ポケキンと並ぶ PAUL KAIJU氏のデザイン・
造形・ペインティングによる奇っ怪で
どこかお茶目なオリジナルキャラクター。
手前の肉人間みたいなのはエイリアン・メレ、
奥のキバゲルゲ風はストレートな名前だな、
ウンコ(ウンチョ?)マンというそうです。





ゆたりさんの宇宙甲殻獣・ディガンマの写真追加。
昨日、記事に載せたらリアビューも見たい!という声があったので
再撮影してきました。顔が尻尾の先にもある
デコラティブな井口リスペクトなデザイン・造形。





アイゾンがロボット化?「ZONEYE」
(MATT DOUGTHY氏の作品)。

この一品モノを眺めていたら品田冬樹氏がお客として
ちょうどいらしてたので
「これは品田さんが手がけていた
バイオマンのメカジャイガンとかメガスみたいですね!」
と話しかけてみたら、品田氏が東映のバイオマン~フラッシュマンの頃に
手がけた敵キャラクターの造形の話をいろいろ聞かせてくれて
とってもうれしかったです。カメカンス、ご自身も好きらしいん
ですが自分もインパクトあったな~。メカジャイガンは飛行形態とか
別プロップで出てきて燃えました。タコはあとアンカーカンス、
カノンメガス、バトルメガス、サタンメガス、
スーパーメガスあたりが好き。宇宙獣士はガブー、バルルカ、ギザン、
ジェラー、ダブンあたりが好きかなあ。
造形家の方も皆、一個一個の作品をじっくり見て
怪獣展を楽しんでいるようでした。





上は2日目に間に合った限定品のトイグラフ製スペーストルーパース。
ワンフェスでも販売したクリアボディのトルーパーは蓄光の
内臓パーツを内部に詰めていましたが今回は彩色した成型色の
ものに変わっています。ご意見無用の隠密潜行部隊
宇宙のブッチャー・DEATH13はこのときすでに売り切れていました。

下はデザイナーズ系の限定品(アシュベル、SKUTTLE、
ヘルパー)3種揃い踏み。アシュベルは
マジョーラカラーで光が反射するとプリズム状に表面が
鈍く輝いて見えてこのキャラに似つかわしい
大地にしっかりと佇むような重厚感にあふれていました。
ヘルパー君は今回クリアボディでボディカバーをクリアで
下の顔を塗装するとか、内臓パーツを仕込むとか
いろいろとカスタムし甲斐があるアイテムではないかと。

そうそう、写真がなかったけど中野の
セレクトトイショップ・One-UPさんのKAIJIN
新機軸、ドリームハウスモンスターも販売。
今回はイエローの未塗装バージョンでした。
タコも知人の薦めがあって買ってみましたが
タラップのような尻尾とか
別パーツで動く煙突と煙、取り外せる屋根の中には
トリのような顔があるなどミドルサイズのボディに
ギミック満載でフォルムがシンプルでもある楽しいソフビですね。
今後の展開も要注目ではないかと思います。



うわー、スペトルを剣をもつ闘士とか
フラゼッタの絵みたいなヒロイックピカレスクワールド風に
カスタムするアイデアをタコも持っていたけど見事、外人さんに
先にやられちったよ。でもこんなにカッコイイんじゃ
ブーたれる気にもならんなあ。いろいろ追加された
展示が多くて2日目も新鮮です。



会場に届く前に破損してしまったらしい
エリック・スケアクロウ氏の作品。
写真を見る範囲でもかなりカッコイイだけに
この錚々たる展示ラインナップの中で見れないのが残念無念~。
何か設定のみで未登場の怪獣が居るとか、4号機は出たけど
間の3号機は起動時に自爆して本編に登場せずみたいに
知らされてモヤモヤする気分です。



これも2日目に追加出品・展示されていた
PICOPICOさんの諧獣ベッコスソフビ人形原型。
ワンフェスの時に見たより作りこまれて
表面処理がより細かくなっており
ボリュームも追加されたようで
手がけるPICOPICOさんのノリが見えるようです。
6月6日のパチサミあたりでお目見えカナ?



MISHKAのブギーマンを使った作品。
自家製のブートっぽいヘッダーに
クシャクシャシワクチャの袋で封入されたMISHKAブギーマン。
「パッケージに入ったソフビの経時によってかもし出される
神話性・伝説」を演出したユニークな作品。
製品そのものもパッケージングも
ソフビという仕様についての
インテレクチュアルな風刺が効いてておもろい。



てなわけでデザインフェスタギャラリーの近くにある
MISHKAのショップにも足を運んでみました。
ショーウィンドウにいきなり巨大な怪物のような
クマ(ミーシャ)の生首が晒されておりました。
このへんがいかにもMISHKAらしいです。
ソフビの展示も少しですけどされてたど。
何日か前にはベロシトロンの力氏が新作・GHOULの
販売をしていたらしい。
先日うちのブログで紹介したBOOTLEG KAIJUも展示。
すだれヘアー装着、全身に赤と青の静脈が走り
戦慄度が増した暴力原人(NAGNAGNAGさん)の
新カラーの展示もされてました。
カラフルなスケーター風カスタムのザゴランも展示されており、
限られたスペース内に先鋭的なアイテムの展示が見られ、
オープンまもないですがむやみにテンション高いです。

マークナガタ展1日目はソフビ系の
自分より若いひとたちに連れられて
SECRETBASEとかBOUNTY HUNTERとか
EROSTICAとかひとりでは普段行きつけない
裏原系のショップ探訪などできて
ナウい気分の午後を過ごしました、ちゃんちゃん。
いろんなヒトに会えて楽しかったよん。

(「マーク・ナガタと怪獣仲間2」は
14日・日曜日まで原宿デザインフェスタギャラリーEASTで開催しています)

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