怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

12月29日  卒業アルバムなんかいらない

2012-12-29 08:55:02 | 学校に対して
12/28 昨晩の章南中金曜弔問は、教頭と主幹教諭が来て、12/21PTA役員との卒業アルバム内容についての報告だった。

生徒も保護者も娘の写真掲載は望むが、事故をフラッシュバックさせるものは掲載して欲しくない とのことだった。


私:「 同級生の3年間の学校生活の思い出を残すものが、卒業アルバムでしたら、

私達のこの3年間は、事故から、

保護者の方々の力を借り集めた1万6000もの署名と、

生徒の命を守る学校の責任を認めた訴訟の、
                    全国的にも類のない和解文
です。



            親が一人娘の命の意味を問い続けた3年間です


花菜文庫、いのちの日コンサート、事故情報プレートの写真を掲載したいと、先生はおっしゃいますが、

全て私達が学校に、事故の再発防止を求めて、寄贈・実現したものばかりではないですか?

事故のフラッシュバックを危惧するのなら、事故につながる娘の写真掲載は固くお断りします

娘は2ヶ月ちょっとの学校生活の写真掲載なんか、望んではいません!

娘が命を落とした事故の意味を、友達に知って欲しい と。



PTAも含めこの中学は、3年間私達のやってきた取り組みを、何も評価しようとしない!

こんな中学の卒業アルバムに、娘の写真も私達の再発防止への処々の写真掲載も、固くお断りです。


私達の起こした訴訟の意義の大きさは、テレビを始め多くのマスコミに報道されました。

公正な視点の彼らが、裁判所に続き、私達を評価してくれたのです。 」



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12/27地元中日新聞記事に続き、12/29今日の朝日新聞記事 



                 浜名湖ボート事故訴訟が和解
                                 「当たり前」に2年4カ月

「生徒の生命と身体の安全を守るのは第1次的に各学校の教職員」。名古屋地裁豊橋支部が示した和解案には「当たり前」のことが書かれていた。学校と教育委員会に認めさせるために一人娘を亡くした両親は2年4カ月も学校や教育委員会と闘わねばならなかった。 2010年6月、荒天の浜名湖(浜松市)で、豊橋市立章南中学校の野外体験学習中にボートが転覆し、西野花菜さん(当時12)が亡くなった。今年10月、豊橋市が事故の責任を認めて謝罪し、再発防止に努めることを約束して同支部で両親と和解した。
 裁判で豊橋市は「(ボート訓練を実施した)三ケ日青年の家すら想定していなかった事故を、専門的な知識、技能をもたない学校側が想像することはできなかった」と主張した。
 「このくらいの雨ならやりますよ」という青年の家の判断に、教員たちは異論を挟まなかった。この点を豊橋市教委は「青年の家にボート訓練は任せていたから、責任はない」と捉えた。父・友章さん(53)と母・光美さんは「どうして生徒の安全を考え、疑問を投げかけなかったのか」との思いが消えない。議論は平行線をたどり、両親に望まぬ訴訟を強いた。
 市教委が心を砕いたのは1人の命が教育現場で亡くなった原因を突き詰めて再発防止を図ることではなく、自らの責任を小さく見せることではなかったか。
 市教委は11年、校外学習の安全確保の指針を公表した。市議会に出した原案には「教育活動は学校の責任において行われる」と明記していたが、公表時には削除。「すべての教職員は留意事項を徹底すべきで生徒の安全確保に不備があってはならない」となった。市教委の宮崎正道学校教育課長は「読んでもらえれば同じ意味で理念は一切後退していない」と話す。
 「再発防止に向けて不断の努力をする」との文言も和解にある。市は和解を受けて校外学習の指針を改訂する方針だが、協議したのは今月に入ってから。指針について見直す年4回の定例の会議だった。宮崎課長は「和解後に特別の対応は取っていない」と話す。「生徒の安全を守るのは学校」という理念で事故直後から一貫して対応してきたと胸を張るが、裁判での主張との矛盾を問うと「答えられない。弁護士に聞かないと」(宮崎課長)
 市教委の対応を見る限り、学校に子どもの命を預かる責任まで求めるのは酷なのだろうか。司法の場での約束をどう生かすか、答えを待ちたい
。(山田雄介) 



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        私はこれらの記事を、彼らマスコミからの私達への強いエールだと信じている