
ヤマト観てきました。
なんでスペースバトルシップヤマト?宇宙戦艦ヤマトでいいじゃん。映画の中でもみんな宇宙戦艦ヤマトと言ってたよ。レビューとか読むと賛否両論ですね。自分も良くない感想をたくさん読んだのでお金を出して観に行くのが心配でした。だって1800円ではすまないもの。妻や子も連れて行くから5100円の出費です。それで「なんじゃ、こりゃあ?」だったら悲しいですから。
結論から言うと、平均的な娯楽映画と思います。強い批判をしている人の多くは、ヤマトフリークと呼ばれるような人たちが主ですね。僕も宇宙戦艦ヤマトはリアルタイムにテレビで観たし、中学の頃映画化されて2回もお金を払って観に行きました。その後のアニメ映画も3作目ぐらいまでは映画館に観に行ったし、サウンドトラックのレコードも買って持っていました。だからヤマトは好きですけど、今回の映画は批判するほどの出来だとは思いません。きっと熱烈なヤマトファンは、原作に忠実に再現されていないと嫌なのでしょうね。自分の持っていたヤマト世界観が壊れてしまうから。でも、制作する側にしてみれば、原作に忠実に作るほど面白くないことは無いのではないかな。ストーリーもエピソードも全て人が考えた通りの物を作るなんて。やっぱり新しい何かや自分らしさを作品に出そうとするでしょう。だって、有名な原作をもとにした映画で、落ちが原作通りでは無い映画なんて山ほどあるではないですか。観客も、映画ではどう変わっているのかを楽しみに行く場合すらあります。だから今回の映画について不満がある人は、ヤマトの原作が好きな人なのでしょうね。原作に忠実に、自分の世界観を壊さないで実写化されないと気が済まない人たちなのだと思います。そして、そんな物は作られるわけがないのにそれを期待して観に行った人たちなのでしょう。今回の映画は大人1800円でしたが、まあ、1200円ぐらいなら出して観ても良かったかなという出来ではありましたよ。映画代が高いのはヤマトのせいではないですね。映画に1800円払うならDVDが出てから家で観ればいいや、とやはり思ってしまいます。だから映画代が高くなるのでしょうけど。昔からわざわざ映画を観に行くときは、余程気に入った映画か、彼女とデートで観に行くときぐらいでした。
自分の持っている世界観を壊されると言えば、ドラえもんを思い出します。昔は「小学○年生」という漫画雑誌が小学館から出ていてよく買っていました。その中にドラえもんが出ていて楽しみに読んでいました。あるとき、アニメ化されるということになってわくわくしながらテレビが始まるのを待っていたのですが、ドラえもんの声に愕然としました。あまりに自分の頭の中で話していたドラえもんの声と違いすぎて…それが大山のぶ代さんだったのですが。今ではドラえもんの声=大山のぶ代となってすっかり世の中に定着し、小学生の道徳の副読本にも採りあげられていますね。そのうち古代進=木村拓哉になるのかなあ。