孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

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オートルート完全走破 Vol.49

2011-06-19 00:12:52 | オートルート2010

異変
4月19日(火) --- Day05  
オートルート第二日目 ツエルマット ⇒ ショーンビエール小屋


<ショーンビエール小屋到着 後ろはもちろんマッターホルン4478M>


13:30 2540メートルまで来て、2回目の休憩。
やっぱ春だね~、雪が切れてるとこなんかもあって、その切れ間でちょうど休憩をする。
アンドレが「グレイシアキャンプ」だと言ってZmutt(ツムット)氷河上に設営されているキャンプを指差した。



スイスの軍隊が設営しているキャンプだ。
4/21-24までの4日間ツエルマットからベルビエまでの山岳鉄人レースのコース整備に来ている。
ちなみにこの鉄人レースの優勝者のタイムは7時間だそうだ。
我らがアンドレも数年前に挑戦したらしいがタイムは10時間だって。
「もし、もしおれ達がこのレースに出場したらどれくらいでゴールできる?」って聞いたら「ツー デイズ(2日間)」だって。



13:45 登り歩きを再開してちょっとすると本日のゴール・ショーンビエール小屋2694メートル)が見える。
ゴールが見えるとホッとするし、嬉しいね。
ここで異変が、、、!! 
シールのトップが外れていたので直そうとしたところ、
なんとテールに引っ掛けてシールを固定する金具がなくなっているっ!
なんてこったい・・・


シールがちゃんと着かないなんて致命的な事件が発生、どーする?
アンドレはさくさくと進んでいる。
とりあえず、シールの粘着質だけを頼りにペタリと貼って歩いてみる。
後方からCANちゃん(仮名)にフォローしてもらいながら登りを再開。
のんびりだらだらウォーキングももうお終い、急斜面をジグザグ徒行で登っていく。



<ついにショーンビエール小屋まであと少し>

ショーンビエール小屋2694メートル)が見えてからがキツかった。
キックターン、久しぶりやったけど185センチのスキーだと上手く抜けないんだよ。
それに剥がれそうなシールも気になってうまくいかない。

ゴールのショーンビエール小屋でさえも標高2694メートル
この高さの雪はビシャビシャ。
キックターンがね、しにくいんだよ。

14:10 ショーンビエール小屋2694メートル)到着。
最後が疲れたー
ペースが良かったので2時間半で着いた。


<無事にショーンビエール小屋に到着>