先日、屈腱炎のため引退が決まったフィッツロイについて。
フィッツロイは、名牝アンデスレディーの子供です。
アンデスレディーは、サンバレンティン・インティライミと重賞勝ち馬を連続して産み、
インティライミの1つ下が、ナスカです。
ナスカは、デビュー直前にケガのため、未出走で繁殖となりましたが、フィッツロイの引退が決まった翌日の12月4日(土)に中山で、ナスカの子供のレイナカスターニャが勝利を飾りました。
タイミング的に、単なる偶然とは思えません。
そのナスカの1こ下が、フィッツロイです。
自分はナスカ・フィッツロイ・アウサンガテ(フィッツロイの1こ下)と、3年連続でアンデスレディーの子供に出資しました。
フィッツロイには、栗東トレセンやノーザンファーム空港まで会いに行き、今まで出資した馬の中でも、思い入れが一番強い馬です。
気性難で、なかなか思うようなレースが出来ず、素質に見合った成績は残せませんでした。
それでも、23戦して3勝(うち特別勝ち2)2着4回と、競馬を結構楽しませてくれました。
3歳時には、京都新聞杯にも出走し、ダービー出走を目指しました。
結局、京都新聞杯は4番人気でしたが、6着と残念な結果となり、ダービー出走は叶いませんでした。
しかし、その後も気性難でレースで力が出し切れていないと言われながら、小倉城特別、筑後川特別と、特別戦を2勝してくれました。
4歳5歳時は、11戦全て特別戦に出走し、掲示板に載らなかったのは2回だけと、出走の度に期待と楽しみをいだかせてくれました。
今回、気性難を解消すべく、去勢手術を施して戻ってきました。
調教では、去勢の効果が認められていたそうで、まさにこれからというタイミングで屈腱炎になってしまいました。
屈腱炎の中でも、種子骨靭帯というところを怪我してしまったらしく、サンバレンティン、インティライミ、フィッツロイと、3兄弟ともに、同じ種子骨靭帯炎が原因で引退となったそうです。
フィッツロイが入厩していた、佐々木晶三厩舎の方々とは縁があり、大変良くしてもらっています。
今回、フィッツロイの引退が決まって、直ぐにメールを頂きました。
担当厩務員の方の、大成させてあげられずに申し訳ないといったメッセージを写メとともに。
引退後は、滋賀の甲賀ファームで乗馬になるそうです。
機会があれば、是非会いに行きたいと思っています。
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