out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

イワウチワは見られる? ~鍬ノ峰~

2023-04-30 14:17:06 | 山登り in 長野県
2023年4月24日(月)
鍬ノ峰山頂から望む北アルプス
三ツ岳~前烏帽子岳~南沢岳~不動岳~七倉岳
中央下に七倉ダム湖
 
大町の田んぼから望む北アルプス
北葛岳~蓮華岳あたり
 
今回も一泊なので朝も撮ろう、と。
東の空に雲があり空が焼けなかった、田んぼの水位が下がっていた、
などベストではなかったものの、山に陽が当たって良かった。
 
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳あたり
 
この後コンビニでゆっくり朝食を済ませ、前日見た登山口へ。
 
(6:47)
 鍬ノ峰に登るには白沢登山口(餓鬼岳の登山口)の更に先にある登山口から入るルートと、仏崎観音寺から入るルートがある。 今回私が登るのは仏崎観音寺ルート。 なぜならこちらからのルートにイワウチワの群落があるそうなので。 両ルートとも5月ごろからシャクナゲがたくさん咲くことで楽しまれているようだ。
 仏崎観音寺からのルートは白沢登山口方面からより距離も長く、標高差も大きくなる。 また急登な上、岩場、ザレ場など荒々しいルートだとも読んだのだが、色々興味深いルートでもあった。 このルートは2000年に長野県大町岳陽高等学校 山岳部の生徒の皆さんが同校創立100周年を記念して開拓したというもの。 それ以来このトレイル整備は後輩の皆さんが行っているとのこと。 本当に、整備されていなければ、ロープが無ければ上れないような場所が多々あり、感謝の気持ちでいっぱいだった! 山頂まで行けなくても花だけ見られれば、と言う思いもあったが、無事山頂まで到達できた。
 
上写真のゲートを入り最初から急なトレイルをひと登りで鐘撞堂。
大町市を見守っている。
 
眼下を流れる川は高瀬川。 写真右奥安曇野の方で梓川と合流する。
♪槍で別れた 梓と高瀬 めぐり逢うのが 押野崎(安曇節)
そして二人は犀川になって日本海へ旅立つ、という事らしいがなんともロマンチック。
ブラタモリで仕入れたネタですが。
 
ここから爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳が間近に見える。
が、この先は山頂までずっと樹林帯。
 
急登はほぼずっと急登。
 
岩を上る場所もあれば、ザレた場所、ザレタ上に松葉が乗っている場所など、
上りにくいことこの上ない。 ふくらはぎが伸びっぱなしだ。
 
このような場所は上りも下りもヒヤヒヤ。
1208ピークを過ぎると急登の間に割と平坦なトレイルも現れるが、
急登→平坦、の繰り返し。
イワウチワはどこだろう、もう終わってしまったのかな。。。と思っていると、
 
目に飛び込んできたのは色鮮やかなシャクナゲのツボミ。
 
いくつかは咲き始めていた。
とてもたくさんのツボミは5月以降ドンドン咲き始めるだろう。
 
まわりにイワウチワの葉が見えてきた。
トレイル沿いはほぼ終了のようだったが、急な斜面下をのぞき込むと大きな群落がある。
どこかで撮れる場所がないだろうか、と歩いていると。。。
 
標高が上がるにつれ、トレイル沿いでもたくさん咲いている所がまだあった。
 
日本海側の影響か、少し大きめの花だ。
見られて良かった!
 
トレイルは木々に囲まれ開ける所がないが、
北から西側には常に大きな山が存在感をアピールしている。
 
だんだんにこのように平坦な場所も。
 
そしてまた急登。 厳つい大きな木も見られる。
 
標高 1,300mくらいからあちこちにショウジョウバカマ。
 
標高が上がるとイワウチワの花数も増えた。
 
本当に見られて良かったなぁ~。 登ってきた甲斐があった~。
 
1,526ピークまでくると結構疲れ、また前方に見える鍬ノ峰山頂がずいぶん遠く高く見えた。
しかもいったん下ってからの上りだ。
「もうお花も見たし、下りも苦労しそうだから帰ろうか。」と言う言い訳がフツフツと湧いてきたが、
時間は充分あるし、もうひとがんばり歩き続けた。
 
木々の間から町を見て少しすると反対側の木々も開け雄大な北アルプスが姿を現した!
その後すぐに山頂!
 
鍬ノ峰山頂と~ちゃく!(10:38)
上って来た方向とは反対側、トレイルは白沢登山口の方へ続くもの。
山は左奥が有明山、その右の方にふたつ白い頭を出しているのが常念岳、横通岳。
中央少し右の高い山が餓鬼岳、餓鬼のこぶ、唐沢岳。
 
餓鬼岳、餓鬼のこぶ、唐沢岳、三ツ岳、赤牛岳、烏帽子岳、南沢岳、不動岳
 
南沢岳、不動岳、七倉岳、北葛岳、針ノ木岳、蓮華岳
 
爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬栂池方面
 
大町の奥には四阿山、浅間山
 
雨飾山、焼山、火打山、高妻山
 
鍬ノ峰(長野県)山頂からの北アルプス展望
 
この雄大な景色を見て、やっぱり登って来て良かった~!
登らなければ大失敗だった!、とヒヤヒヤ、ニタニタ。
 
ここまで誰にも会わずひとりだったので、自撮りを終え座り込んでお昼ご飯を食べていると、
白沢から3組、仏崎観音寺から1組の人がやってきた。
あまり広い山頂ではないので、サッサと食べて下山する。
 
ほとんどがツボミだったイワナシ。
 
下山も気をつけて慎重に下ったが、14:00過ぎには下山できた。
 
下山後は仏崎観音寺に参拝。
前日下見に来た時、この風景を見て美しくてゾクッとした。
 
この満開のシャクナゲのせいもあったでしょう。
お山でも良いものを見せていただき、ありがとうございました。
 
下山後少し離れたところから見た鍬ノ峰。(たぶん)
右端の低い所から登り、中央辺りの高い所が山頂だと思う。
 
 今まで安曇野、大町、白馬辺りで 1,000mくらいの山はないものかと思ってはいたものの、あまり調べずにいたので、今回良い山に巡り合えてとても良かった。 山頂では薄曇りになってしまったので、天気の良い日に登ったら更に素晴らしい展望になる事だろう。 少し時期がずれるが、イワウチワ、シャクナゲが満開ならなお良いだろう。 いずれ機会があればまた登ってみたい。 
 

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2 コメント

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信州の春 (のんびり夫婦の山遊び)
2023-04-30 19:46:06
Laylaさん、こんばんは!
信州の里では芝桜越しの北ア、田んぼの水鏡、オオ
ヤマザクラ、コブシにシダレザクラなどを楽しまれ、
翌日は鍬ノ峰を歩かれシャクナゲやイワウチワの花
を愛でながら大展望が楽しめ、最高でしたね。
雪の残った北アの展望は良いですね。
また、下山後の仏崎観音寺も素晴らしいです。
信州の春のレポ、楽しませていただきました。
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のんびり夫婦の山遊びさん (Layla)
2023-05-01 08:57:03
山が好きで長野県に移住する方も多いそうですが、
その気持ちが本当に良くわかります。
早い春の移り変わり、毎週でも見に行きたくなります。
北アルプスの高い山も憧れますが、
里山と里の風景を楽しむのもいいなぁと思いました。
スーパーでは山菜もたくさん買って帰りました。
これから本格的に高山植物が咲き始めるのが楽しみです!
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