out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

高遠城址公園~五郎山&周辺散策 #1

2024-04-18 12:11:49 | 山登り in 長野県
2024年4月14日(日)
高遠城址公園から中央アルプスを望む
 
 2週間前、花見登山に京都を訪れたものの前週末は登山に出掛けることができなかった。 家の周りの桜はもう再終盤、とは言うもののあちこちで様々な花が咲いているらしい。 なんだか急に色々な情報を見てどこに行ったら良いのやら、天気も良いのか悪いのか、戸惑ってしまった。 そんな中高遠のサクラが良い時期を迎えていると読んだ。 高遠は随分遠いイメージだったのだが、一昨年、昨年と甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に登った際、北沢峠への玄関口、仙流荘のバス停からの帰り道、「ここかぁ。」と確認していた。 場所がわかると行きたくなるものだ。 だが、天気が良いのは14日(日)。 「天下第一の桜」を観にいったいどれほどの人が訪れるのか。。。考えると恐ろしくなるばかりでまた機会を逃しそうなので、今年は「えいやっ!」と行ってきた。
 
 「高遠桜祭り」のサイトを見ると駐車場情報が見られる。 駐車場は遠近合わせ多数あるが私は諏訪湖側、杖突峠を越え南側からアプローチし、公園南側の駐車場に停めようと考えていた。 が、6:30前の到着で既に「高遠公園下」の交差点は各方向から渋滞。渋滞を待つのはイヤだったので右折で避け、裏道からもと来た道に戻り北側の駐車場に駐車した。
 
上記サイト駐車場案内の P21に駐車。道路の奥にもうひとつ P20がある。
どちらもこの時間で少なくはない台数が駐車していた。が、まだ余裕で停められて良かった。 ここから公園へは少しの上りを含め10分程。
 
公園への道端にはヤマエンゴサクやニリンソウ(まだ葉のみ)などが見られた。
 
公園入場には料金がかかり大人 600円。 チケットを見せれば一日中出入りは自由。
まだチケットを買うのに長い行列に並ぶこともなく、園内も人が多いがごった返すほどではない。
 
桜雲橋とひょうたん池に映る桜
 
高遠で見られるサクラは「タカトオコヒガンザクラ」という固有種で、
ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みのある花を咲かせる。
 
すべてが同じ種類かどうかはよくわからないが、
朝の車の中からも杖突峠を過ぎるとあちこちで赤味の強いサクラがたくさん見られた。
 
 
 
公園内を歩き回り、ようやく陽の当った桜越しの中央アルプスを望むことができた。
写真中央白い山の連なり、その中心辺り奥の方に見えるのが木曽駒ケ岳。
 
こちら中央は経ヶ岳。
 
城内からの中央アルプスも拝め、人も増えてきたので次に向かう。
南門から出て、五郎山に登る。
 
こちらは「信州高遠美術館」辺り。
この辺もタカトウコヒガンザクラが満開。
 
白山橋を渡り高遠ダムと高遠湖。
湖岸にもサクラがいっぱい。 そして左奥はなんと仙丈ケ岳。
 
高遠湖越しの仙丈ケ岳。
こんなに立派にそびえる姿が見られるとは!
 
思わずサクラで囲ってしまう。
また行きたいなぁ。
 
湖岸にある「ほりでーパーク」という施設もサクラ並木で囲まれている。
当初はこちらの駐車場に車を停め、五郎山下山後伊那市中心部の方へ他のサクラを見に行こうかと思っていた。
 
ここから五郎山へ歩いてゆくが、ここから入ると山頂直下までずっとアスファルト道路。(8:25)
 
少し高い所からサクラと仙丈ケ岳。
足元には田んぼや奥にもたくさんのサクラが見られる。
 
ずっとこのようなアスファルト道路を上るが、途中右の斜面に登ってゆき(案内板あり)
「白山観音」様を拝みに行く。 そこからは。。。
 
高遠城址公園を上から眺めることができる。(8:46)
中央の赤い屋根が高遠閣。
 
「白山観音」様からピストンでアスファルト道路にもどり五郎山へ。
因みに、白山観音様は高い柱状の上に立っており、ちょうど木々の枝の中に入ってしまい撮影は無し。
 
ここからようやく土の登山道。
 
ほんのひと登りで五郎山山頂と~ちゃく!(9:23)
 
そしてこのお方こそ仁科五郎盛信。
 
 仁科五郎盛信は武田信玄の五男。 武田勝頼の異母兄弟となる。 信玄亡き後、勝頼に仕え高遠城主として織田勢と戦うが猛攻に会い自刃。享年26歳。 約500名あまりの家臣も共に討ち死にし、高遠城は陥落、武田氏の滅亡を確実なものとした、と言われる。 勝頼が天目山で自刃したのはこの9日後。 盛信の首は他の武田一族と共に京都一条通で晒された。 が、高遠町勝間の人々が盛信の胴体を探し出し、手厚く葬った。 葬ったこの場所を後に五郎山と呼んだ、という話。 以前武田勝頼のことを調べていた時に「高遠の親族」というような記述が出てきたが、仁科五郎盛信のことだったのだなぁ、とつながった。
 NHK「どうする家康」では武田勝頼の最後、武田氏の滅亡についてはさらっと終わってしまったが、まぁドラマは家康が主人公だったので仕方がない。 しかしこうして目の前に石像を見て、説明板を読むと戦いの恐ろしさ感じ、こみあげるものが湧いてきた。 たった26歳の武将だ。 誰が悪者でもヒーローでもない。 地元の人々に愛されていた(いる)事だけが救いだ。 つづく。
 

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2 コメント

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花見 (のんびり夫婦の山遊び)
2024-04-18 15:20:13
Laylaさん、こんにちは!
大阪・京都・奈良・、所沢そして高遠と桜を満喫
されましたね。
今年は開花が遅かったものの一斉に咲き揃い綺麗
でした。
花見にプラスして大文字山や五郎山と山も歩かれ、
大いに楽しむことができ、何よりでした。
大阪・京都・奈良のレポ、コメントできず申し訳
ありませんでした。楽しませていただきました。
Unknown (Layla)
2024-04-18 23:59:43
大阪・京都は春休みという事もあり、遠出をしました。
高遠も近くはないですが、数年行きたいと思っており、
ちょうど見ごろという記事をたまたま読んだので、
とにかく行ってきました。
混雑の花見会場だけでなく、比較的人の少ない山歩きを含めないと、
逆に疲れてしまいます。w
コメントはこちらもなかなか見られない時もありますので、
お気になさらずに~。

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