out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

憧れの花を訪ねて神奈山へ

2023-06-09 22:20:04 | 山登り in 他エリア
2023年6月5日(月)
神奈山登山道から妙高山を望む
 
 天気が良くなった週末、以前「のんびり夫婦の山遊び」さんが登られた神奈山に向かった。 神奈山は妙高山の外輪山のひとつ。 かなり遠くではあるのだが、レポートで拝見したお花が素晴らしく、ずっと行ってみたかった。 近日のレポを拝見すると名物のシラネアオイには少し遅い感じではあったが、標高が上がれば見られるだろう、他のお花もあるだろう、と行ける機会に行ってきた。
 
朝、麓では田んぼからの山の姿が美しかった。
予報より雲が多いかな。。。
中央が妙高山。 右端に見えるのがこの日登る神奈山。
うわさ通り急登になりそうだ。
 
登山口は関温泉スキー場
 右端の建物が関温泉スキー学校。 その前の空き地に駐車した。 県道39号線には関温泉の駐車場(第1、第2)もあり第1駐車場にはトイレがある。 関温泉スキー場コースマップに駐車場位置が記されている。 私が過去レポを見た限り関温泉スキー学校の空き地に駐車している人ばかりだったので私もそこに停めたが、この日は関温泉第1駐車場に停めている方も多かった。 ただ、第1駐車場には「宿泊者以外駐車禁止」と書かれた注意板も見られた。 これはスキーシーズンだけなのか? 「宿泊者以外は第2駐車場へ」も見られたので第2駐車場に停めるのが良いかもしれないが、私が見た時間は1台も停まっていなかった。 心配であれば関温泉に問い合わせるのが良いと思うのだが、連絡先はよくわからない。
 
まずはスキーゲレンデを登ってゆく。
作業道があるので、草をかき分けて進むことはないが結構な斜度。
日影が無くさっそく汗だく。
 
シロハンショウヅル?
 
50分程かけて第3リフトトップまでやってきた。
奥に斑尾山と野尻湖が見える。 私の背後に神奈山登山口がある。
 
登山口を入るとすぐにブナの森。
日影は涼しい。
 
ツクバネソウ
 
イワカガミ
 
ユキザサ
 
ツバメオモトもたくさんあると聞いていたが、本当だ。
「ようやくひとつ見つける」という事が多いのだが、この山ではそこここに。
 
始めは花の落ちた物も多かったが、標高が上がるときれいな物も。
数は少ないがツボミやまだ葉が出てきたばかりの物も見られた。
 
 
 
ズダヤクシュ
 
ニョイスミレ
 
ツバキ
 
始めのうちはトラバース路でそれ程の斜度ではないが、だんだんと斜度はきつくなってゆく。
また、狭い片斜面が続くので気を使う。
 
シラネアオイも見えてきた。
 
最近まで雪が残っていたような場所に、フキノトウ。
 
こちらも楽しみにしていたサンカヨウ。
 
これもあちこちに。
 
上りの斜度もきつくなり、花も多くなってくるので、
花を撮りながらゆっくり、ゆっくり。
 
エンレイソウとシラネアオイ
 
 
 
 
 
かわいいツボミ
 
タチツボスミレ
日本海の方なのでナガハシスミレもあるかと期待したが、見られなかった。
 
イワカガミも終盤ではあったが、あちこちに見られた。
 
登り始めて2時間45分頃、ようやく木の低くなった所から妙高山が見えた。
途中「大ブナ林 標高 1,410m」という表示辺りからかなり斜度がきつくなり、
ブナなどの木々に囲まれ展望もなくしんどかったが、
青空とこの迫力ある妙高山の姿を見てスカッとした。
妙高山の左外輪山は赤倉山、奥の山は黒姫山、飯綱山と続く。
 
先ほどの場所から更に20分歩き、ようやく八方睨。
登山口から3時間ほどかかったわけだ。 まぁ、予想通り。
 
さて、ここを上ったらすぐに山頂、なら良いのだけどそうはいかない。
 
ムラサキヤシオに妙高山
 
あれを上ればようやく山頂かな。
 
霞んでいるが麓の田んぼがきれい。
 
ムラサキヤシオ
 
雪渓が見えた。
 
良く咲いているフデリンドウ?
 
シラネアオイのヴィクトリーロードを抜けると、
 
神奈山山頂と~ちゃく!(10:38)
予想以上の素晴らしい花に恵まれ、登りきることができた。
が、この先の展望が良いという事なのでさらに少し進む。
 
妙高山の先に赤倉山、黒姫山、飯縄山も見える。
 
どこまでも咲くシラネアオイ
 
このまま外輪山をグルッと歩いて行けば黒沢池ヒュッテまで歩いて行ける。
少し下りになって見晴らしの良い所でストップ。 山々を見渡す。
 
ここまで来てようやく火打山を望むことができる。 まだ雪が沢山あるんだなぁ。
展望も得られ、登ってきた甲斐があった。
 
神奈山山頂近くから妙高山、火打山を望む
 
少し戻り、人々が座ったであろうへこんだ草地に腰を下ろしお昼ご飯を頂いた。
 
食後再び山頂周辺のお花を撮る。
 
キジムシロ
 
下山する。
帰路も急斜面なので慎重に。
 
イワナシ
 
ツマトリソウ
 
オオカメノキ
 
下りはもうあまり写真を撮らず慎重に下ってきた。
トレイルの幅が狭くあまりゆっくり休めなかったので、
トップリフト降車場まで来ると座り込み、足を投げ出して、景色を眺めながら休憩した。
その後、あと少し単調なスキーゲレンデを下り、終了。
 
 長年思っていた神奈山に来られ、念願のお花も見ることができて本当に良かった。 毎年5月下旬から6月下旬は何かと忙しく思うようにいかないのだが、遠方なので、できるならゆっくり宿泊込みで来て、戸隠、斑尾、志賀などと組み合わせて散策したい所だ。 また、妙高山を間近に望み、火打山&妙高山も行ってみたいなぁ~、という思いが再燃した。 頚城山塊まで来て、刺激的な山行となった。
 
コメント (2)
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