
2023年6月17日(土)
平標山のハクサンイチゲ 奥には赤城山
前週は色々あって山に出かけられなかった。 この週こそ山に、できれば平標山に行きたいと思っていたが、天気は? 肝心のお花はまだ咲いている? 土曜日に天気が良くなりそうだが「平日と違い混んでいるだろうな」と思い6時着を目指して登山口の駐車場へ。

予定通り6時前には到着したのだが、驚いた! なんとメインの駐車場は既に満車で臨時駐車場への案内が始まっている。 臨時駐車場入り口では料金徴収も行っており、3~4割は入っているがその後も途切れることなくどんどん入ってくる。 この調子ではトイレは。。。と思い駐車してからすぐに向かうと長蛇の列(20分待ち)。 登山口への道路も都心のショッピング街の様だ。 こんなに来るのか~。

登山口出発は 6:40ごろ。
登山口から始まる急登ではしばらく列になって登るような具合だったが、
そのうちにばらけてきた。

クルマバツクバネソウ

タニウツギ
上りはきつく汗もかくが、空気は爽やかで日影は涼しい程。

花をたくさんつけたベニサラサドウダンがトレイル沿いあちこちで見られた。

ガクウラジロヨウラク

左の高い所が松手山。 割と良い具合で歩けている。
あそこまで登ったらいったん休憩だ。

松手山到着(8:20)
人は多かったが隅っこの岩に座りおやつ休憩。

景色を眺めていると、あれあれ。。。?
富士山だよな? 鉄塔左上。 肉眼ではもっと良く見えたのだが。

ゆっくり20分ほど休憩して再出発。
山頂手前の階段あたりでバテないと良いけどな。

イワカガミ
まぁ、お花を見ながらゆっくりと。

ツマトリソウ

ゴゼンタチバナ

ハクサンチドリ
階段手前、急登が再び始まると現れる。

振り返るとベニサラサドウダンの向こうに歩いてきたトレイルと苗場山、神楽ヶ峰。

さて階段。 途中避けられる所では一休み。
後からたくさん人が来ることもなく一安心。

ヨツバシオガマ

ようやく階段を終え、「そろそろハクサンイチゲだよなぁ~」と歩いていると

咲いていた、咲いていた。

花の斜面の向こうに榛名山、中央奥には富士山。
山頂への上りではこの辺りでしか群生は見られなかった。

花も盛りを過ぎた様子だったが、まぁ、咲いている所を見られて良かった。

前回は2019年6月26日だったが、もっと花数が多かった。
やはり今年は花が早いんだなぁ。

山頂まであと一息と言うところで苗場山左後方に白い山々を見つけた。
どうやら一番良く見えるのが白馬岳、その周囲の山々も見える。
もう少しお花の群落があるような気がしていたが、「どこ?」と思い登っているうちに、

平標山山頂と~ちゃく! ( 10:15)
涼しさも手伝ってか、余裕のある状態で到着できたのは良かった。
もっとヘロヘロになるかと心配していた。

土樽方面への登山道。
ふたつの雪渓の向こう辺りが2月に登った日白山だそうだが、
山頂付近もっと急斜面だったけどなぁ。

仙ノ倉山方面。
左には谷川岳周辺の山や、奥には燧ケ岳や至仏山。

下山方向。
左下に小さく平標山の家。 奥に榛名山。
中央最深には富士山、右の方に浅間山。
景色を眺めたら少し仙ノ倉山方面に下りお花を撮る。



奥に新潟の山々
八海山、巻機山、中ノ岳など

ハクサンコザクラ



ハクサンイチゲ

ミヤマキンバイ
今回は人も多いので、あまり下まで下らず山頂に戻る。

山頂に戻りお昼ご飯を頂いて、ふたたび北アルプスを確認してから下山する。

少し下山したところから千ノ倉山方面を振り返る。

ワタスゲ

仙ノ倉山方面の斜面からエビス大黒ノ頭が顔を出す。

アカモノ
少し遅かった感じはあったが、この日一日よく見られた

ベニサラサドウダン
最盛期の花盛りだった。

山の家で少し休憩し、あとはグングン下る。
階段が多く、湿っていたので滑らないように注意した。

タニギキョウ


登山口まで下りた後、さらに駐車場まで約一時間の林道歩き。
途中川沿いのトレイルに入る。

そこには以前にも見たギンリョウソウの団体。
今回は相合傘のカップルのみ。
土曜日で人が多かったり、ハクサンイチゲには少し遅かった感もあったが、今回もたくさんのお花を見ることができ、展望にも恵まれ、楽しい一日を過ごすことができた。