out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

アヤメの櫛形山

2023-06-27 17:26:40 | 山登り in 山梨県
2023年6月20日(火)
櫛形山登山道の大樹
 
 2018年8月、櫛形山に初めて登った。 櫛形山というと山上に咲くアヤメで有名だが、ずっと機会を逃してきたのでとりあえず行ってみようという感じだった。 8月だったのでアヤメはもちろん咲いていなかったが、動物の食害防止柵のおかげで復活した花畑は夏の花でいっぱいだった。 また、赤石山脈の前衛に位置するため、間近に望む南アルプスの眺めが素晴らしかった。
 
 今回は、休みとなった火曜日、どこも天気が思わしくないので、花を見て回れるあまり険しくない山ということで櫛形山を選択。 前回見られなかったアヤメも咲き始めている様子。 
 
写真は帰りに撮ったが、8:00頃の到着で先行車は1台。
奥の休憩小屋にはトイレもあり。
林道に入る前、平林の「みさき耕舎」にもトイレあり。
(ただ両方とも24時間利用可能かはわからない)
 
平林から長い林道を経て池の茶屋登山口駐車場へ。
相変わらず細く長い林道にはひやひやしたが、待避所を確認しながら行けば、
路面は舗装路なのでそれほど心配はない。
ただ現在枝別れする林道で工事を行っており、昼間は時折大きな車が走っているので注意。
 
休憩小屋隣からシカ柵ゲートを開いて山へ。(8:25)
 
クルマムグラ
 
少し登ってゆくとバイケイソウが茂る稜線。
ここからは富士山が望めるが、もちろんこの日は真っ白。
木にはサルオガセ。 奥には再びシカ柵ゲート。
その先スキーゲレンデのような斜面を少し登る。
 
登った先には「眺望ポイント」
以前来た時にはなかったが、わかりやすい案内板とベンチがあった。
ここから南から北へ続く南アルプスオールスターズが望める。
 
更に登ってゆくと霧の中に威厳のある木々。
櫛形山はこんな景色もそれらしい。
 
足元には小さな花々。
 
奥仙重到着 (9:16)
1時間弱で標高 2,000m越え。 駐車場で既に1,850m なのだ。
 
イワセントウソウ?
 
櫛形山山頂と~ちゃく! (9:36)
なだらかに丸い櫛形山山頂部を裸山の方へ向かう。
 
マイヅルソウとコケ。
 
シロバナノヘビイチゴ(葉)とコケ
 
林床にコケが沢山生えている様子は南アルプスらしさを感じる。
 
小さなキノコとコケ。
 
巨大なカラマツ(樹齢推定300年)
こんな風に根元から枝分かれしている木を多く見かける。
 
ネット奥の高い所が裸山 ( 10:21)
シカ柵ゲートをいくつか越えるので、いつネットの中なのか外なのかが良くわからないが、
ここはさらにネットが厳重に張り巡らされ保護されている。
 
ネットの中にウマノアシガタ
 
そして櫛形山のアヤメ。
一部分だけ良く咲いていた。 他はこれから?
 
 
 
ようやく櫛形山のアヤメを見ることができた。
 
さらにアヤメ平に向かう。
 
木の股に育つマイヅルソウ
 
シカ除けネットの中はマイヅルソウが広範囲で群生している。
 
アヤメ平到着 (11:10)
アヤメ平というがここではアヤメは見られなかった。
が、たくさんの花が咲いているので時間をかけて散策し、お昼ご飯休憩も。
 
グンナイフウロ
グンナイ(郡内)とは山梨県の郡内地方の三ツ峠山で発見されたため、だそう。
 
 
 
 
アヤメ平のベンチでお昼ご飯もいただき、下山する。
雨が降りそうなので、ピストンで戻ることにする。
 
途中往路とは違うコースで、サラサドウダンツツジ。
 
ギンリョウソウ
 
原生林の森コース
 
スキーゲレンデのような斜面。 ここを下ったらもうすぐ駐車場。
 
クリンユキフデ
 
下山時、なんと富士山がお出まし。
まぁ~、ありがたやぁ~、と。
 
そして、この日アヤメに次いで楽しみにしていた花も無事見ることができた。
 
 
 
14:29 下山完了
 
平林の集落まで無事車で下り、棚田の写真を。
 
まだ稲が小さいのでアマガエルは見られず。
オタマジャクシは元気に泳いでいた。
 
その後、車で走っていると雨が落ちてきたが、散策中は雨に降られることなく、
見たい花も見ることができ、霧の中の幻想的な森の姿も見ることができて、良い一日だった。
 
コメント (2)
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