人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

長さではなく濃さ……なんて思えない……

2016-09-23 09:02:40 | 日記
一昨日、知り合いのご主人が亡くなられて、昨日、お通夜に行ってきました。

その知り合いはママ友っていうほど親しくはなくて、一緒にランチをしたこともないんだけど、
お子さんは兄弟二人で家族構成が同じで、公園で会ったら必ず子どもたちは一緒に遊んでました。
ベビースイミングが一緒で知り合いになり、幼稚園も小学校も一緒です。
細く長いお付き合い……という感じかな。

彼女は顔のパーツがはっきりしたすごくキレイな女性で、いつもにこにこしてて明るいし、
朗らかで人の悪口も言わない。憧れの女性です。

そのご主人がずっと闘病されていたのですが、亡くなられてしまいました。
幼稚園経由で連絡が来て、facebookでもつながっていたのでそちらでもご本人の書き込みから
知って、お通夜に行かせていただきました。

いつも明るい彼女が、すごくやつれていて、その姿を見るだけでも涙が止まりません。
残された小さな子どもたち。どうしても自分に置き換えて考えてしまって、私なら……と
胸がつぶれそうです。

お坊さんが「何年生きたかではなく、いただいた寿命の中で一日一日を大切に生きたかということが
大切」というようなお話をされていました。

私たちの世代って、まだまだ人生長い、死なんて遠いもの、と思ってしまいます。
そう思いたい。

でも、一日一日を大切にしなければいけないというのは本当に思います。
ちゃんと子どもに向き合って、行き詰まっても立ちふさがる壁よりも強い気持ちを持って。

自分に置き換えるとどうしても人生は長さではなく濃さ、なんて思えないけれど、
少なくとも今よりは濃く毎日を生きたいと思います。
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