澤村御影著『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』
子どもの頃、死者の祭りに迷い込んでしまったために、その代償として、
嘘を聞き分けられる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生の深町くんが
主人公です。なんとなく受けた民俗学の講義。担当する准教授・高槻に、レポートで不思議体験を
書いたら、呼び出しをくらい……怪事件を収集する高槻の助手を、バイト代につられ、
引き受けることに。
3つの怪事件が収録されていて、そのどれも、深町くんや高槻准教授が経験したものとは
違って、人間が引き起こしたものでした。最初の不動産屋の動機は……大人として
ちょっとどうなのって感じでしたけど(笑)。
事件そのものよりも、深町くんと准教授のやりとり、そして、准教授の謎の
紐解き方がおもしろい。ついつい読み進めてしまいたくなる、読ませ方のうまい本だなぁと
思いました。
読みやすくて、つい気になって読まされてしまう。そういう文章のファンになりました。
澤村さんのほかの作品も読む予定。
子どもの頃、死者の祭りに迷い込んでしまったために、その代償として、
嘘を聞き分けられる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生の深町くんが
主人公です。なんとなく受けた民俗学の講義。担当する准教授・高槻に、レポートで不思議体験を
書いたら、呼び出しをくらい……怪事件を収集する高槻の助手を、バイト代につられ、
引き受けることに。
3つの怪事件が収録されていて、そのどれも、深町くんや高槻准教授が経験したものとは
違って、人間が引き起こしたものでした。最初の不動産屋の動機は……大人として
ちょっとどうなのって感じでしたけど(笑)。
事件そのものよりも、深町くんと准教授のやりとり、そして、准教授の謎の
紐解き方がおもしろい。ついつい読み進めてしまいたくなる、読ませ方のうまい本だなぁと
思いました。
読みやすくて、つい気になって読まされてしまう。そういう文章のファンになりました。
澤村さんのほかの作品も読む予定。