人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

久々に

2017-09-27 08:11:15 | 日記
ほんと久々ですが、新刊のお知らせです。
スターツ出版マカロン文庫さんから、
『マスカレード摩天楼~イケメン設計士と恋をするなら』が電子書籍化されることになりました。

10月刊です。
これはベリーズカフェさんで開催された『恋するビルコンテスト』に応募した作品です。
受賞はできなかったのですが、今回電子書籍化されることになりました。

いろいろアドバイスをいただいて、マカロン文庫らしく改稿しました。
とても勉強になりましたデス。

サイトとほんの少し設定が変わっていて、それを生かしつつ男性主人公の魅力を大幅UP!

超ゴージャスなビルで働くがゆえに陥ってしまう庶民の苦悩(笑)を織り交ぜつつ、
ハートも紳士な彼との恋物語を書きました。

配信開始されましたら、またお知らせします。
よろしくお願いしま~す。
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レイ・ブラッドベリ『バビロン行きの夜行列車』

2017-09-25 06:45:52 | 読書記録(紙書籍のみ)
レイ・ブラッドベリ著、金原瑞人・野沢佳織訳『バビロン行きの夜行列車』


「物語の魔術師・レイブラッドベリが遺した、とっておきの短編集」と裏表紙にあります。

中身は21編の短編集です。登場人物の気持ちや性格などを、言葉で説明するのではなく、
セリフや行動、態度によって描き出すところは、小説書きとしてとても勉強になります。

とはいえ、本のタイトルにもなっている『バビロン行きの夜行列車』(1話目)を読んだときは,
全部読めない気がする、と思いました。

好きな感じの話じゃなくて、え、それで終わり?みたいな感じで(..;)

でも、『おぼえているか? おれのこと』『くん、くん、くん、くん』はおもしろかった。
特に『くん、くん、くん、くん』。おばあちゃんと孫の夫との攻防です。いや、恐ろしいです。
怖いですよ。ガービュレータ(肉やら骨やらなんでも砕いて流してしまう機械)を使って、
お互い相手を葬ってしまおうと考えるんですから。まあ、ガービュレータを買ってきたのは
孫の夫で、おばあちゃん目線で読むので、結末としては、まあいいのですが……。

『似合いのカップル』は、うーん、ちょっと切ない。

一番気に入ったのは『窃盗犯』。おばあちゃん2人が暮らす家に泥棒が入ります。
屋根裏から盗まれたのは、年季の入った家具や趣味の悪いシャンデリアでもなく、
1人のおばあちゃんが昔もらったラブレター。顔も思い出せない相手からもらったものだったけど、
それが4日後から1通ずつまた送られてくるのです。送ってきた相手は……というなんとも
ほのぼのするお話です(いや、でも、盗みに入るなよ、というツッコミをいれたくもなるような、ならないような……)。

『分かれたる家』はすごくエロい始まりですが、登場人物たちの年齢を見て、
えっ、あかんやろ!?と思いました(笑)。15歳(女)、12歳(男)ですよ!
中3と小6と思うとあかんけど、高1と中1と思えば……いや!(笑)
そういうのに興味がある年頃なのでしょうか。母としては複雑(あ、すっかり母目線)。

まあ、そんな感じで。読後感は、不思議、すっきり、ほのぼの、切ない、ぞっとする、などいろいろでした。


余談ですけど、訳者の金原瑞人さんって、数年前に『蛇にピアス』で芥川賞をW受賞した
金原ひとみさんのお父さん?だよね?
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緒方さん、ひどい。

2017-09-12 13:52:09 | 日記
コード・ブルー見てます。あ、でも第1話からじゃないです。たぶん第3話くらいから?
子どもたちが夏休みで見る時間がなくて……録画してなくて……。

それはさておき、昨日の第9話をついさっき見てたのですが。

「緒方さん、ひどい~!」

前回(だったかな?)のエボラ出血熱騒動のとき、あんなふうにしたら、
そりゃ誰だって恋に落ちますやん! 私かて泣きましたがな。緒方さんの男前な行動に!

それやのに! それやのに! ここにきて緋山先生振るとかありえへん!

好きにさせといて、それはひどいよ~。

まあ、緒方さんの気持ちもわからないでもないけどさ……。
忙しい職業だし、そういう心配もわからないでもないけどさ……。

あんだけ強気で前向きな人だっただけに、いろいろと乗り越えてほしかったんだけど……。

「緒方さん、ひどい」

これを言いたいがために、ブログを書きました(笑)。
見てない方にはなんじゃ?って感じですよね。すみません。でも、吐き出しどころがなくて。
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エラリー・クイーン『間違いの悲劇』

2017-09-10 23:15:25 | 読書記録(紙書籍のみ)
エラリー・クイーン著、飯城勇三訳『間違いの悲劇』

エラリー・クイーンの本はこれで2冊目。
従兄弟同士のフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーによるエラリー・クイーン名の
短編集。

最初の『ミッシング・リンク』は幼なじみの司書と副保安官のほのぼのした
恋愛プラス犯罪プラス謎の話で、二人にやきもきしつつ、事件の結末に
「ほえ~!」となりました。恋愛風味があっていいな、と思ったけど、なっかなか
進展しないのよ、この二人(笑)。

あとの短編は、なんとエラリー・クイーンが作中に登場しまして、
ダイイングメッセージから犯人を推理する、という話です。

たまに作者自身が登場する作品ってありますよね。

それはさておき、目の前で毒入り(とは知らずに)お酒を飲んでしまった人に、
キミにこんなことをするような人間に心当たりはあるか、みたいなことを
エラリーが訊くのですが。死にかけている人に訊くのですが。

おーい、まずは助けようとしようよ?

それとも、あ、もう手遅れだから、犯人の手がかりになりそうなことを訊いておこう、と
思ったんだろうか。別の作品でも、「おーい、助けようとしようよ」とツッコミを入れてしまった。

いや、もう手遅れなのかな。

『オーストラリアから来たおじさん』の犯人はすぐにわかったな~。
アルセーヌ・ルパンシリーズでも、Hの発音がうんちゃら~って下りはあったことを思い出しました。

『トナカイの手がかり』
あ、そうやって隠す手もあるよね。うん。という感じ。


あとは「パズルクラブ」というエラリーも参加している謎解きクラブの謎の話もあります。
順番で解答者になるわけですが、全部エラリーが解答者で、他のメンバーが全員で
考えた謎を出題する、というもの。

最後の作品は、未完だったのか、なんだか小説と言うより、プロットに肉付けしたような
作品でした。あとがきによると、リーの死去、ダネイの死去により、小説化が実現せず、
ダネイが執筆した梗概のまま掲載されているとのことでした。でも、ひねりの利いた
ストーリーですが、最後の犯人の言わんとするところがよくわからない。

う~ん、わからない。
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後日ってどのくらい?

2017-09-05 17:03:14 | 日記
「後日○○から改めてご連絡いたします」とメールで言われてから、早一ヵ月。

さて、ここで問題です。「後日とはいったいいつ?」

わからない。

この業界は特にわからない。

最長三ヵ月待ったこともあるしな~(笑)。
今はちょうど余裕がない時期なので、放置しててもいいっちゃ~いいけど、
このまま永遠に忘れられるのではないかと思うのは自分の立場ゆえ。

あえてこちらから連絡を取って、忙しい時期にわざわざ仕事を増やす必要は
ないとはいえ……。

そもそも、この場合、連絡すべき相手はメールの主? それとも○○さん?

わからない。

まったくもってわからない。


待つべきか、待たざるべきか。それが問題だ。
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