本校では、夏休みに入る前に全校で「着衣泳」に取り組むことにしています。
着衣泳とは、文字通り「着衣」で「泳ぐ」という意味ですが、重点は「泳力の向上」ではありません。
「命を守るために、そのときの状況でどうするかを学ぶこと」が重点です。
どうやれば長い時間浮くことができるか。水に落ちたとき、どのようにパニックから抜け出すか。
自分の体がボートや岸から離れてしまったら、どうするか。
そうしたことを、学年に応じて学習しています。
1年に1回だけの機会でも、その1回が貴重な体験の場となっています。
先週の金曜日は、まず2年生が体験しました。
浅いプールで「ぬれた着衣の重さを感じつつ、水の抵抗に負けずに歩く」という活動をしています。
不意に水に落ちたとき、も体験しています。
大きいプールに移り、さらに深い状態で体験の質を高めていきます。
そのほか、3・5・6年生も実施しました。
ペットボトルを持ち込んで泳いでみたり(3年生)、ペットボトルを持って数分間浮く練習をしたり(5年生)、いろいろな姿勢でプールに飛び込んだり、道具が何もない状態でも、がんばって背浮きをしてみたり(6年生)、着衣のまま泳ぐ経験をしたり、という活動を行いました。
3年生の様子
5年生の様子
6年生の様子
安全・安心な夏休みを過ごしてもらうために、こうした学習も実施しています。