ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

魁皇の反省

2008-05-24 10:21:58 | ときのまにまに
朝日の5月22日付の朝刊で、魁皇が「勝ってる相撲と負けてる相撲の差が激しい」と反省らしい言葉を語っている。確かにそうだろう。しかし、23日の朝青龍との取り組みでの勝ちっぷりを見ても、「それでいい」と思うのはわたしだけではないであろう。
そりゃあ、全勝すれば、本人だけでなくファンも大喜びをするだろうが、こと魁皇に限って、ファンは全勝なんか期待していない。若い頃は、確かに負けた時には腹も立ったが、今では勝ち負けを超越し「いい相撲」だけを期待している。稀勢の里や琴欧洲に負けたときなど、負けっぷりが美事である。そういう負け方ができるのは現在の相撲界では魁皇ただ一人だけであろう。「勝ってる相撲と負けてる相撲の差がはげしい」という言葉は、反省というより、自分の相撲を客観的に見ている芸術的視点からの発言であろう。なかなか奥が深い。今日の白鵬との取り組みが楽しみである。

最新の画像もっと見る