ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

目的格のない待つという姿勢は成り立つのか

2008-12-11 15:40:20 | ときのまにまに
この秋(10月)以来、サミュエル・ベケットの名作戯曲「ゴドーを待ちながら」(白水社)を繰り返し読んできた。この本のことについてはブログ「ぶんやさんち」で数回(9月18日、10月23日、24日、28日)取り上げている。非常に刺激的な作品である。もうそろそろ、この本について総括しておかねばならないであろう。そうしないと、わたしの机の上から片付けることができない。 二人の主人公エストラゴン(ゴゴ)とヴラジーミル(ディディ)は舞台の真ん中で、ゴドーと呼ばれる不明の相手を待っている。 . . . 本文を読む