上野の美術館で開催されていた「怖い絵展」が大人気だったようです。
私も観たかったんですが、どうも人混みの中に行きたくなくて
テレビで怖い絵展の特集番組を見たり、図書館で本を借りて読んだり
展覧会の全作品は見れないけどそれでいいか~と思ってたんですが(どうせ忘れるし)、
少し前に旦那が一人で観に行って図録を買って来てくれました
ありがたやありがたや
本物は迫力があっただろうなぁ~!
本の方もおもしろかったわ~。
『怖い絵1』中野京子
『怖い絵2』中野京子
『怖い絵3』中野京子
1の写真撮り忘れとった~×
『新 怖い絵』中野京子
『「怖い絵」で人間を読む』中野京子
今、コレ↑読んでます。
怖い絵のコンセプトは絵を「読む」ことなんだそうです。
何の予備知識もなしに自分が感じるままに絵の美しさに浸るという鑑賞方法もある。
私はまさにそれでした。
けど、好きだな~と思う絵はよく眺めるけど眺めるだけなので底は浅い、
好きでもない絵はほぼ素通り。
結果的に絵画展をどれだけ楽しめているのか自分でも疑問でした。
しかし、昔の絵などは、実は絵の中にさりげなく描かれている小物や、モチーフ、
動物などにはそれぞれ象徴する意味があり、絵の補足説明がなされているんだそうです。
これが描かれているからこの登場人物はどういう身分の人だとか、
これが描かれているとこの人は死に面しているのだとか
そういうことを読み解いていくとその一枚の絵から見えてくる背景がものすごく面白い!
もっと早くこの本を読んでいればよかったなぁ~とつくづく思いました。
一番興味を持ったのは子供に焦点を当てた絵で、
17世紀、スペイン・ハプスブルク家では度重なる近親婚の為に、生まれた子供は病弱で次々と早世し、
後継ぎとなる男児をなんとしても生かすべく女の子の衣装を着せ(これは日本でもあった)、
医者や占い師、祈祷師を呼び集め、衣装には魔よけの鈴やら伝染病除けのハーブやらをぶら下げ、
そこまでそこまでもしているのに、衣装の下はコルセットできゅうきゅうに締め付けられていたという。
とうのも、当時は子供は大人のできそこないという認識で子供服という概念がなく
流行の大人物をそのまま小さくした服を着せられていたのだそうです。
ハイヒールを履かされ、蜂のようにウェストをギューギューに絞ったり、
当時は胸が小さければ小さいほど美しいとされていたので(じゅりりんの時代か!)
鎧のようなコルセットでぎゅうぎゅうに押さえつけて、それは乳腺や内臓の正常な発達を阻害するほどだったという。
王子様も女児の衣装の下にはしっかりコルセットを装着されていたそうで
ただでさえ病弱な王子様に地獄のような試練・・・(この王子様も4歳で早世)
そういうものだという時代の認識がなんともやりきれない。
それでなくても赤ちゃんというものは手足を伸ばして布でグルグル巻きにされ、
便も尿も中に垂れ流し、しかも滅多に洗わないものだから感染症にもかかりやすく、
本当に丈夫な子供しか生き残れなかったのだとか・・。
ああ、なんて大変なんだろう・・・。
でも今の時代だって、あとの時代になったら恐ろしい時代になるのかもしれない。
いや、今でも十分恐ろしいか・・・。
* * * * * * *
さて、12月も中旬。
先週は駅前掃除に自治会館掃除に公園掃除に掃除三昧でした。
自分ちだってろくに掃除してないつうのに
昨日は忘年会、今夜は歳末パトロール(火の用心~と町内を練り歩くやつ)
嫌でも年末を実感させられますわ~。
喉が痛くて咳が出てちょっと風邪気味。
年末に向け慌ただしくなるので悪化しないうちに治さなければ!!
なんてったって、フィギュアスケートの全日本選手権、
二次募集で女子フリーの日が当選したんですよっやった~~~い
妹と見に行きます
http://blog.goo.ne.jp/yuriyuri00/e/a804e74ae20c0c042ace33b125e03086
怖い絵の本 見ていて興味深いんですが
私はどうも中野京子さんの解説がいまいちで・・・でも本自体は面白いので また新しいもの出てるようなので図書館で借りたいなと思ってます(^^)
特に昔のフランスは糞尿をそこらへんでしまくるし、窓から捨てるし・・・という不潔極まりないところだったのでハイヒールができたんですものね(踏まないために)今の時代に生まれて良かったと思います
イタリアに行った時にガイドさんの説明を聞きながら見たのですが恐ろしく思えるものがいっぱいでした
ドレスもそうですが日本の着物もTVなどで見るよな綺麗な物でなかったのでしょうね
風邪気味なの?大変!!
予防は水分補給なんですって
こまめに水分を取りましょう(1時間に1回)
フィギアスケートのチケットを取れてよかったです
楽しんできてくださいね~~
ゆりさん行かれたんですね。良かったろうなぁ~♪
そうそう、当時は糞尿を窓から捨ててたらしいですよね(><)
宮殿にもトイレなかったっていうし・・・。
なんでその大事なところを作らないか不思議で仕方ありません。
でもそれでハイヒールができたとは知らなかった!
オソロシ・・・。
中野先生の本、面白い!
怖い絵シリーズ以外の本も読んでみようと思います。
心底今でよかったと思います(><)
そうそう!時代劇とかすっごく綺麗ですけど、滅多に洗えないし、
汚れや臭いも強烈だったのではないかしら・・。
フィギュアのチケット、どうせ当たらないから二次募集はいいや~って思ってたんです。
でも申し込む気になったのはおかあさんがコメントしてくださったおかげですヨ♪楽しみ楽しみ♪
風邪・・はい!緑茶を傍らにこまめに水分補給しています。
しっかり治すぞーーー!レカンフラワー展もありますしね(^^)
娘が行きたがってました。
私も本は読んだことがあります。
中野さんの他の本も借りて読もうかな。
私もこの前の日曜日、上野の美術館巡りをしましたよ。
なかなかの混雑ぶりでした。
シルバニアの方のブログにアップするので見てね。
年末の日曜日にウロウロ遊び行ってると家の中が片付かなーい。
庭はもう諦めて来年やります…。
じゅりりんさんは解説の本を買ったり図書館で借りたりして勉強熱心で本当に尊敬のまなざしです~~!!
香水ができた背景とか・・・本当に昔の時代は今では考えられないことが多いですね。絵を見ても子供っぽく描かれてないのは、大人の縮小版だというとらえ方だったからと言いますものね。
常識というものも時代と一緒にどんどん変わってくるってことですね。
こちらの展覧会が大盛況だと紹介されていました。
もしかすると何でもそうなのかもしれないけど
背景を知る事って大事なことなんですね。
フィギアスケート、当選されてよかったですね。
じゅりりんさんって意外とくじ運がよかったりしてますよね。
実際に会場で見ると、
その場の空気感とか、滑る音とかを感じて
さらに魅力的なんでしょうね。
中野さんの本、面白いので私も怖い絵シリーズ以外も読んでみようかと♪
美術館巡り、いいですね~!贅沢な時間ですよね(*^^*)
私もさっぱり進んでませーん。
今年こそはつるバラの誘引を年内に終わらせるぞ!と思ってたのに・・
諦めました。
そんな風に一見見過ごしてしまう部分の意味合いを理解できていたら、
その時代に心が行けるというのかなんというのかぐんと楽しいですよね♪
そういえば「怖い絵展」では音声ガイドの使用率が45%以上だったとか!
絵を観ただけでは怖さの意味が分からないし、かといって混雑した中で説明書きをゆっくり読んでなんていられないし、ある意味本当に絵を堪能できる展覧会だったのかも。
そうそう、香水は体臭をごまかす為と聞いたことが・・・。
時代の常識ってある意味怖いわ・・・でもその中ではそれが当たり前で、
私達も今が当たり前でこの常識は百年後千年後どうなってるのかしら・・・
ぞぞぞ・・
見方が全然変わってきますもの。
綺麗な女の人~と思っていた絵の意味を知ったら、
そういうことだったのか!この女大っ嫌い!!とか思えたり、
この馬鹿おやじめがーーーっ!!とかいやに親しみもわくのです(笑)
スケート、やりました!行きますよ~~~ん!
席は4階の端っこも端っこ、テレビで見た方がずっと良く見れるんですけど、
そうそう、会場の空気感がたまらないです♪
urutemiさん、テレビで4階の席、見て下さいね!あはは(^m^)