和食、そして和菓子ばかりが金沢の食文化でもないぞ...という話。
Sony α99 Planar 50㎜ (f/1.7 , 1/60sec , ISO320)
金沢の、とあるイタリア料理店で食事の後に供されたのがこのデザート。
そこは店名に「Taverna(タヴェルナ)」という「業態」(?)をつけているが、
それは、日本でいうところの「大衆食堂」を指すのだとか。
ついでの話だが、イタリアの飲食店を大きく分類すると、
高級な順に、レストランを意味する「リストランテ」、
続いて「トラットリア」、そして「バール」と「タヴェルナ」となるらしい。
ある食通に言わせると、この店のオーナー兼シェフの料理に対するこだわりは相当なもので、
その腕前は「リストランテ」のシェフと比べても遜色がないのだという。
そう聞けば、アラカルトで注文した料理はどれもリーズナブルの上にこよなく美味しかった。
それで、「なるほど、さすが!」とうなづいた次第でもある。(取ってつけたようであるが・・・)
話を戻すが...。
このデザート、フランス語で言うならモンブラン。
ご存知、ヨーロッパを代表する高峰の名を冠した洋菓子。
そして、この山をイタリアから眺めると「モンテ・ビアンコ」となる。
秋はこのデザートの旬、ゴロゴロとした甘い栗を頬張りながら
食後酒の「グラッパ」をチビリと...。
これを飲んだら、「明日が無くなる」との教訓もむなしく、甘く快楽の夜は更けていった。
さて、ちょうどその頃、店内に流れていたのが「帰れ、ソレントへ」。
さすがはイタリア民謡を代表する曲、
youtubedeで検索すると数々の楽曲がヒットする。
その中で、パバロッティやボチェッリなど名うてのテノールを聴き比べてみたのだが...。
Enrico Caruso - Torna a Surriento
このときの雰囲気にもっとも近いのがこの楽曲ではないかと思った。
これまで、名前だけは知っていたが、
伝説のテノール歌手、カルーソーによる「帰れ、ソレントへ」を。
モンテ・ビアンコの風格とグラッパの「妖しい誘惑」を感じていただけたなら幸い。
タヴェルナの意味は知っていましたが、そんな段階があるんですね。
単純に全部‘レストラン‘だと思ってました。
規模の大きさによって違うのかな?くらいです。
ちょうど、今日から友達が学生時代の友達と金沢行ってるんですよ。うちからだと米原からがいいんだけど、他のメンバーが阪神間からなんでわざわざ京都からサンダーバードに乗るそうです。
「帰れソレントへ」、私も好きです。前にもどっかのイタリア料理店でかかっていました。
そして、今思い出しました。昔、イタリア行った時、海老の唐揚げみたいなんが出ておいしかった~
食べ物がらみの思い出ばかりですね。
いつもお洒落なお店ですね。
どなたと行かれるのでしょうか?奥様かしら。
羨ましいですね〜〜
リーズナブルで美味しいときたら最高ですね。
こんばんは。
そうそう、ドルチェといいますね。
そいて、ドルチェをさらに引き立たせるのがグラッパ!
ワインのしぼりかすのブドウを使った蒸留酒なのですが、
濃厚な香りと、トロっとした舌ざわりが
ドルチェに合うのです。
「帰れソレントへ」や「カタリ」など、
イタリア民謡は日本人好みなのでしょうね。
この週末、金沢の天気はもうひとつ。
それと、この時期恒例の「金沢マラソン」で市内は混んでいます。
お友達の皆さん、金沢を楽しんでいただけたらよいのですが。
お洒落な店ですか(笑)
大衆食堂ですから、どちらかというとアットホーム。
飲み放題もやってくれますよ。
後でこの店を紹介してくれた人から聞いたのですが、
この写真を見たマスター、
カメラが欲しくなったそうです(笑)
そう思っていただいて光栄です。
いい雰囲気のお店。
今が旬の栗のモンブラン、美味しそうです。
はい。オトナのスィーツですよ。
お酒と一緒にいただきましたから(笑)
存在感ある食の芸術。
食する前の礼儀を感じます。
リストランテしか知りませんでした。
勉強になりました。