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スポーツジャーナリストもどき

4月10日阪南大高 関大一 大阪桐蔭 金光大阪 近大付属 履正社

2016-04-10 08:02:13 | 高校サッカー男子

※守備

阪南大高

ここ数年、以前ほど前から激しくはこず、バランスをできるだけ保って守ってる感じに見えます。

関大一

ここも阪南大高と似たような印象。

大阪桐蔭

特にセンターバック2人、渡邊3と田村4のポイントを見極めた飛び出しからのボール奪取が光りました。いわば、守備の嗅覚、を兼ね備えてるって感じ。ただ、一方でそのセンターバックふたりのプレーの安定度を上げることが今後の課題にも見えました。二人とも、うまいがゆえの危なっかしさも、同居していたように見えました。後はサイドの守備♪昨年はややキーパーのセービング能力の高さに頼って見えたところもありましたが、今季は、この日みるかぎり組織で守れているように見えました。GKと最終ラインの距離感もまずまずよかったと思います。

金光大阪

ここも阪南大高や関大一同様、ポジションのバランスを重視したディフェンスに見えました。

 

※攻撃

阪南大高

つなぎより縦に速く強くの意識に見えるのは例年通り、攻めに転じた時の激しさには、今期も見るべきものがありました。ボランチ宮崎8の素速いボールさばき、FW稲森9のうまさと体の強さ、右のサイドハーフ島田11のスピードと強さなどが印象に残りました。特に稲森9は出色!Jから声がかかる?

関大一

FW才木9のテクニックにスピードや、ボランチ前田23のボールさばきのレベルの高さからくるキープ力の高さが印象に残りました。前田23は下級生?

大阪桐蔭

狭い局面でのパスワークの高さ、そこから逆サイドのフリーの選手を見つけての展開力の高さが光りました。動きの鋭さと瞬時の判断力の高さからくるものと思われます。課題は特に競った場面で、動きの鋭さ、瞬時の判断力の高さをシュートにも活かすことかと思われます。左サイドハーフの福島9は昨年はスピードが目立つも時にビューンといってしまうところがありましたが、今日久々見ると良い意味で目立たなくなって見えました。右サイドハーフの谷口11は低く鋭いグランダーのクロスの精度の高さが光りました。主将もつとめる小柄なFW神埼8のスピードと強さも印象に。2-0になってから登場した松浦13はハットトリックなど大活躍。てっきり昨年度で卒業と思ってました😊。てことは2年前の夏に初めて見たときは1年生。その時に感じた独特のゴール嗅覚を、昨年からプラスして感じさせた体の強さも存分に活かし、この日はこれでもかと発揮。野球で言えば5-0.6-0なってからの大活躍ですから、そこは割引いて考えないといけないでしょうが、左右のサイドハーフ、FWとポジションころころ変わって各1ゴールでのハットトリックは大きなアピールになったとは思います。守備など総合的に評価される選手になれるか、後スタミナ、それと瀬戸際の局面でのメンタル面がどうかが、レギュラー奪取の鍵かもですね♪個人的には、この選手の覚醒には、大いに期待しています。もう一年見れてうれしい!2年生のFW今岡14も大勢決してからの出場。昨年より顔つきも精悍になり、骨格も随分しっかりしたものとなり、昨年よりずっと強さを感じさせる選手になってると思います。怪我の影響による今日の起用法になってると推察されますが、いずれスタメンに名を連ねるのかなと思ってみてました。

金光大阪

 今日は相手の速さ鋭さの前に特に前半、ほとんど攻撃の形を作らせてもらえませんでしたが、後半はサイドから相手守備を切り崩す場面も何度かあり、ついには得点につなげました。

 

※阪南大高

今日みた大阪の高校のなかで体の分厚さ屈強さはダントツ。今期もうまさより強さが目立つチームカラーは健在。その中でのうまさも光るものがあるため鬼に金棒!2年連続の冬の選手権十分にいけますし、その前のインターハイも視界良好に見えました。ただ、昨年のチームに比べると、やや、まだたてめが目立つ感じのため、強さを前面に押し出して戦うなら、高いレベルで見て、今後よりいっそうの分厚い体を身につけることができればなお良いと思われます。

※関大一

今日は大敗でしたが、個々には光る選手もいましたので、それをチーム力に反映させることが出来れば、飛躍の可能性は秘めていると思います。

※大阪桐蔭

例年のようなキーパーからのつなぎが見られなかったのは、正ゴールキーパーが怪我に見え、本来のゴールキーパーでなかったように見えましたが真相は?ただ、このキーパー藤本12のキックの精度はまずまず高く見えました。この日は目を見張るような華麗なサッカーを展開しましたが、阪南大高のような屈強な相手などに同じようにできるかはまだまだ未知数。今後フィジカルを上げていくことが出来るかどうかが、今年こそ冬の選手権出場となるか、それとも今期もインターハイ出れるかどうかで終わるかの、分かれ道かと思われます。

※金光大阪

この日はトップレベルのスピード、鋭さに慣れるのに時間がかかって見えましたが、試合経験を積むにつれ、対応力も上がってくるかと思われます。そうなれば、昨年もこの時期は今ひとつでしたが、昨年同様、強くなると思います。

※近大付属 ※履正社

いずれも体つき見た程度でしたが、両校とも、大阪桐蔭同様、今後フィジカルを上げていくことが出来るかどうかが、飛躍の鍵に見えました。

 

高校野球で言うところのセンバツが高校サッカーで言うところのインターハイ。高校野球で言うところの夏の選手権大会が高校サッカーで言うところの冬の選手権。高校野球で、センバツ型のチーム、夏型のチーム、って例えられることがありますが、これを高校サッカーにあてはめると、今日見た大阪の高校は阪南大高が夏型、要は冬の選手権型。それ以外の学校はセンバツ型、要はインターハイ型。に見えましたので、単純に言えばインターハイはどこがでるかわからないものの、冬の選手権は現状阪南大高が2年連続となるのですが実際そうなるかは?いずれにしても、サッカーに限らず、最後はうまさより強さが勝つものと思われ、阪南大高以外の今日見た大阪の高校は、今後フィジカルを上げていくことが必須かと思われます。

 

以上です。



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