じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

10月8日 10日 初芝立命館 池田 上宮太子 今宮 大阪桐蔭 北野 履正社 大商大堺

2016-10-08 08:33:36 | 高校野球

※投手力

 池田:先発のエース谷藤君長身で割りと大柄感あるスリークォーター右腕。直球はなかなか力強く速かったです。4回途中で降板しましたが、もう少し見たかったです。

 大阪桐蔭:根尾が完封。スライダーや抜球、揺球といった変化球がよかったです。これらの変化球と外の制球が、伸びのあるストレートを際立たせてました。

北野:細身のオーバーハンド左腕牧野くん完投。春に見た時同様、メガネが特徴的♪春観たとき、投げ終わるときあんなにホームベースから目を離してたかなあと思いましたが、春同様、伸びのあるストレート投げてましたし、変化球の切れは増してましたし、春より腕が振れるようになってました。ストレートに重たさが感じられるようになるともっと面白いと思います。

履正社:竹田君が7回2失点完投。ストレートは十分球速を感じさせ、スライダーも鋭く、全体的に低めに決まってました。

 大商大堺:先発は背番号10の細身のオーバーハンド右腕西本くんで三回2失点。丁寧に投げてました。4回から小柄な1年生のオーバーハンド右腕田中心君背番号11が登板し1回3分の1、途中戻って1イニング投げました。スライダーの軌道は良かったですし、ストレートもなかなか伸びがあり良かったです。スライダーの軌道の種類が増えると、もっと良くなると思いました。最後に華奢なエース左腕川上君がなげる。オーバーハンドだったりサイド気味だったりで、時おりストレート切れのあるのがきてました。

※打力

池田:非力を補うベンチワークを駆使した攻撃で強豪私学を揺さぶることには成功。公立が強豪私学に勝つお手本のような攻撃は、見るべきものがありました。

大阪桐蔭:この日は足で相手を壊した感じでした。

 履正社:西野田工戦から下位を入れかえてました。この日も良く打ちました。打ち取られても力でもっていってました。

大商大堺:二番レフト松本右右16の振りの強さにリードオフマン星沢右右2の硬軟自在のバッティングなど、上位はなかなか力強く良かったです。下位もなかなか食らいついてました。

 

 初芝立命館:はまれば太子を一気に食って決勝へ駒を進める可能性十分あるかと思われます。

 池田:特に攻撃面で高野連好みの野球ができたため、21世紀枠に推薦される可能性は秘めるかと思われます。課題は多く思えましたが、リードオフマンの原くん右投げ左うち背番号17の中堅手の大きさ、下半身など体全体の骨格の太さは印象に残りました。後、六番レフト岩崎くん右右背番号7の走る姿勢も印象に残りました。

 上宮太子:派手さはないですがしぶとくガップリ組んで戦えるため、17年ぶりのセンバツも、十分期待できると、思われます。守備位置などに、データ班の存在の大きさを感じます。

今宮:積極的なスイングでここまで勝ち上がってきたように見えました。捕手の小野くんの守備での動きのよさが印象に残りました。

大阪桐蔭:試合前ノックで相手の外野の肩の弱さを見透かした走塁が光りました。全身バネの根尾くんにしかできないフィールディングで送りバント数度に渡り併殺も観れてよかったです。

北野:相手が大阪桐蔭とはいえコールド負けで21世紀枠への期待は微妙なものに。とはいえ、球場の雰囲気を作るだけの戦いは出来ていた。今日の試合は当然、高野連も観ていたと思われ、そうした球場の雰囲気は感じていたはず。21世紀枠に推薦されれば、大阪からは珍しく同枠での面白い存在となるだけに、発表を楽しみに待ちたい。エースと内野守備は良いだけに、課題は打力など得点力全般と、外野からの中継かと思われます。セカンド大山くんの好守も印象に残りました。この選手も、春に見た選手と思います。この選手もまた、春も印象に残ってました。

 履正社:捕手片山くん右右2の揺さぶりに動じず盗塁を刺していく姿が印象に残りました。先日とは違う選手がマスクを被っており、共に九番ということを考えると、捕手が定まってないのかもですね♪走塁はここいちばんでは鋭さを見せてました。

 大商大堺:捕手星沢くんの強肩とモーションの速さ、1年生のサード杉村君の守備全般、ショート宮風君の守備も印象的でした。投手陣の底上げと機動力が上がってくれば、春以降、面白い存在になってくると思います。