じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

10月1日2日大阪桐蔭 大阪偕星 近大付属 上宮太子 初芝立命館 岸和田産業 汎愛

2016-10-02 21:54:40 | 高校野球
※投手
大阪桐蔭:偕星戦は徳山2失点完投。内容は決して良くなく見えたが、悪いなりに、守備に助けられたとはいえ抑えたのが良かったところと思いました。汎愛戦は背番号3の香川が先発。これまでよりも下半身を使えていたのがよかったと思います。6回1失点で背番号14の左腕井上にスイッチ。球に切れありますが。
大阪偕星:長身の本格派右腕エース加藤くん3失点完投。徳山同様、気持ちを前面に出して勢いで投げ、徳山より荒々しい感じ。ストレート力強かったです。スライダーがなかなか決まらず相手に的を絞られやすい感じでしたが、投手優位の秋とあってか、力で封じ込めることができてました。今後の課題は序盤からの変化球の精度かもですね。
近大付属:一年生左腕エース大石くん8回3失点。コントロール、牽制良かったです。9回は千代君背番号10が登板、球の威力では大石くんより勝る
上宮太子:この日も森田君完投。9回1失点。やっぱり聞いていたより力投型です。小柄ですがストレート力強い。
初芝立命館:本格派右腕エース中林君完封。ストレートはまずまず威力あります。
岸和田産業:リリーフした背番号15の華奢な1年生右腕山田くん15が無失点に抑える。サイドやったり上からやったりスリークォーターやったりいろいろ。球になかなか切れありました。
汎愛:1年生の本格派右腕羽田野君背番号20が先発。5失点。大柄で長身、ストレートはかなり力強かったです。5回途中から昨年度からの小柄なエース右腕武仲君がマウンドへ。昨年より球威が増してて下半身など全体的に骨格が太くなってました。
 
※打線
大阪桐蔭:根尾が偕星戦であの舞洲左中間最深部へ放り込んだ勝ち越しアーチは価千金で、内容も含めて特大だった。やっぱりスター!
大阪偕星:やはり宇佐美、笹田は良いです。内は弾き返し外は巧く捌きます。二人とも変化球の対応が課題かも?ただ、チーム全体でみると、外角球と変化球の対応が課題に見えました。
上宮太子:四條畷との試合観た感じでは大石くんらからは三点がせいぜいかと思いましたが、思ったよりもしぶとい打線でした。
初芝立命館:個々の体のごつさは履正社に次ぐものがあるかもです。
岸和田産業:一番ショート大日方主将右投げ右打ちの、決して大振りではなく大きく振れるバッティングは印象に残りました。
 汎愛:昨年秋のPL戦でサヨナラホームラン打った4番浅井くん左打ち、の振りの強さは印象に残りました。
 
大阪桐蔭:偕星戦は本塁封殺三度など守り勝ち。ツーランスクイズやホームスチールなどの相手の揺さぶりにも福井中心に動じず光りました。藤原の強肩も光りました。個々の鋭い走塁も光ります。
大阪偕星:守備はまずまず。大阪桐蔭の強い打球にもよく食らいついてました。笹田捕手の強肩とサード田畑の反応の良い守備が印象に残りました。宇佐美は足も光りますね♪チームとしては、相手を見た走塁判断を磨くことが課題かと思われます。
近大付属:久しぶりの秋の近畿に大きなチャンスも活かせませんでした。
上宮太子:思いの外投打にバランスがとれており、派手さはないがしぶとさは感じる。ただ、次の今宮は商大高に5回コールドで勝ち好左腕巻のいる上宮にも5-4で勝っており、何やら毎試合本塁打を放ちよく打つとか。次が関門になるかもですね。1年生のショート村上くんの好守が印象に残りました。
初芝立命館:投打に目に見えた穴は見つかりません。センター高尾の攻守、レフト萩野の打球への反応のよさ、ファースト西村のしっかりと腰を落とした落ち着いたグラブさばき、ショート岸本の地肩の強さが印象に残りました。
岸和田産業:毎年の同校の印象である積極的な走塁は今季も健在。打力そのものを磨けば得点力もぐんと上がる可能性を秘めていると思います。セカンド古田の守備の動きが印象に残りました。
 

汎愛:去年と違って今年は守りのチームに見えました。試合前ノックやボール回しなど、基本がしっかりできて見えました。投手はストレートで勝負できるのが2枚はいますから、夏を戦い抜く陣容は揃ってるので、打力が上がってくれば、夏は面白い存在になってくると思います。