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じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

令和元年夏の高校野球3回戦まで展望

2019-08-03 19:39:26 | 高校野球

✳岡山学芸館が投打のバランスでややリード?も混戦

岡山学芸館と広島商業の隣県対決は広島商業打線が岡山学芸館のディフェンスを攻略出来るかが鍵かと思われます。筑陽学園も打線のチームか。作新学院は甲子園の経験値の高さを活かせるか

 

✳東海大相模が総合力でリードしてそう。面白いのが北照

神奈川大会での打棒が本物なら優勝候補の一角東海大相模が本命。対する近江は昨年からのエース左腕林投手の出来にかかるかと思われます。北照は南北海道大会決勝のダイジェスト見た限りでは、なかなか投打にバランスがとれてそうに感じた。初戦の中京学院中京との戦いを突破出来れば、仮に東海大相模がきても食らいつく力はあると見る。

 

✳明石商業がこのゾーンの本命。対抗馬は、、、

投打に力強く優勝候補の一角である明石商業が本命。花咲徳栄は武器の打棒で明石商業の2年生ながら注目の本格派右腕中森投手をなんとしても攻略したい。対抗馬として面白そうなのが宇部鴻城。山口大会決勝のダイジェスト見た限りでは、投打にバランスのとれた好チームに見えた。宇和島東は牛鬼打線復活なるか

 

✳打のチームが揃い全校にチャンスが

海星ー聖光学院、八戸学院光星ー誉、その勝者と智弁学園といずれも打撃戦が予想されるかと思われます。全校にチャンスありだが敢えて言えば、エースが額面通り投げれば八戸学院光星が抜け出すか

 

✳履正社が本命も初戦の相手はジョーカーか。さらには津田学園も

総合力プラスエース左腕清水投手の安定感の高さで優勝候補の本命のひとつかと思われる履正社がこのゾーンの1番手も初戦の相手霞ヶ浦の投手も、茨城大会決勝のダイジェスト見た限りでは、抜き差しならぬ力を誇っていそうで予断を許さない。打線の破壊力で履正社が勝っていそうも霞ヶ浦のベンチワークを駆使した攻撃次第ではもつれる可能性も。霞ヶ浦と並ぶ隠れ優勝候補?な津田学園のエース右腕前投手も高い力量を誇る。静岡は名門の意地を見せたい。神村学園はどちらかと言えば打のチームか。佐賀北はがばい旋風の再現といきたい。高岡商業ー石見智翠館は高岡商業打線を石見智翠館投手陣がどう凌ぐかが焦点かと思われます。

 

✳得点力高い明徳義塾、強打の智弁和歌山に立ち向かう星稜奥川投手の図式か

高知大会で相手のスーパールーキーを攻略した明徳義塾の高い得点力は優勝候補の本命のひとつに推すに値するものがあるかと思われる。同じく優勝候補の一角である智弁和歌山の強打は健在で全国でも炸裂すれば19年ぶりの夏制覇も現実味を帯びてくる。これらに立ち向かうのが星稜の今大会no1右腕奥川投手を擁する星稜。打線も個々は打てる打者を揃え、ベンチワークを駆使した攻撃に磨きがかかれば、一気に本命に躍り出る優勝候補かと思われる。この3校と初戦で対戦する学校も面白い。藤蔭、米子東には今大会のシンデレラチームになる可能性を感じ、星稜と初戦で対戦する旭川大高は、北北海道大会の決勝のダイジェスト見た限りでは、投打にバランスがとれてそうで、星稜相手にロースコア勝負に持ち込む力はあると見る。立命館宇治ー秋田中央はそれぞれの府県決勝のダイジェスト見た限りでは、立命館宇治が投打のバランスでやや優位かと思われる。秋田中央打線がいかに攻略するかかと思われます。このゾーンが最激戦区かと思われます。

 

✳冨島にシンデレラチームの匂い

混戦ゾーン。各地区の決勝のダイジェスト見た限りでは、敢えて言えば国学院久我山が投打にバランスがとれていそう。仙台育英は1年生投手陣、花巻東はエースの稼働率が上がれば上がるほど、このゾーンから抜け出す可能性が高まるか。面白いかもしれないのが冨島。昨年のセンバツに出た経験を活かして、今大会の旋風児になる可能性を秘める。前橋育英、鳴門は打力で、敦賀気比、飯山の北信越勢は投手力で、ベスト8進出を目指す。

 

✳関東勢に高松商業も絡み隠れ激戦区

関東一は今大会の優勝候補隠れ本命とも言えるほど力強く、投打ともに決め手になりうるものを秘めていると、東東京大会決勝ダイジェスト見た限りでは感じた。センバツ準Vの習志野はその頃より打力が増してるように、千葉大会決勝のダイジェスト見た限りでは感じた。ノーマークだったセンバツとは違い、優勝候補の一角として夏に臨む。高松商業もセンバツで見せた鋭さ強さは健在、さらには山梨学院大付属もセンバツより投打のバランスが良くなっており捨て置けない。沖縄尚学、鶴岡東、日本文理は打力で勝負、伝統校熊本工業の復活にも期待したい。

 

以上です。準々決勝以降の展望は気が向けばやろうと思いますが、3回戦のクジ見る限りでは、ベスト4には東海大相模と明石商業がバラければ、履正社、明徳、関東一がバラければこの中から2つがベスト4に残ってくる。のかもですね😃

 


令和元年夏の高校野球全国大会に出場する高校球児の中学時代

2019-08-02 20:17:21 | 高校野球

※八戸学院光星(青森)

 ライト原選手右投げ左打ち:柏原シニア出身。大柄。変化球にも崩されず鋭い打球。体に似合わずベーラン鋭く走塁判断も良いと当時印象に。2016年6月観戦。主砲として春に続き甲子園へ。

センター澤波選手左左:柏原シニア出身。華奢な体型ながら凡フライに見えた打球が中越え。振りが強い証拠と当時印象に。2016年6月観戦。二桁番号ながらレギュラークラスの扱いで甲子園へ。

内野手丸山選手右右:生駒ボーイズ出身。細身ながら大柄感もあり。ベーラン鋭い。打っても逆方向に強い打球。スイングしっかりしてるだけでなく技術で遠くへ運べる。変化球への対応が課題と当時印象に。2015年12月観戦。

 

※鶴岡東(山形)

一塁手森選手右右:狭山ボーイズ出身。長身細身も大柄感あり。強肩。モーションも速い。シュアなバッティング。差し込まれても振り切って力でヒットにできる。ミット構える位置などリードも巧みと当時印象に。2016年8月観戦。当時は捕手。二桁番号ながらレギュラークラスの扱いで甲子園へ。

二塁手山路選手右左:河南シニア出身。華奢だが柔らかいバッティングと当時印象に。2017年7月観戦。下級生ながらレギュラーとして甲子園へ

 

✳聖光学院(福島)

一塁手井上選手右右:北摂シニア出身。やや細身もガッチリ体型。球際に強さ。打っても鋭い打球と当時印象に。2016年3月6月観戦。長きにわたり連続出場を続ける同校で主砲を務める

 

✳敦賀気比(福井)

遊撃手中川選手右右:相楽ヤング出身。スイング力強く遠くへ飛ばせる。守備の反応も良く野手向きかと当時の印象のままに中学時代の投手から高校では遊撃手に。2015年11月観戦。レギュラーとして甲子園に乗り込む

 

✳中京学院大中京(岐阜)

内野手久保選手右右:加古川ヤング出身。ドカベン体型。強肩でモーションも速い。投手に膝元要求するときの構え方が課題。打ってはタイミング外されても迫力の弾道と当時は捕手で印象に。2015年11月観戦。

 

✳津田学園(三重)

ライト藤井選手左左:神戸中央シニア出身。小柄もガッチリ。勝負所で質の高いベーランが当時印象に。中学時代は代走での出場だった選手が春に続き夏も主軸で甲子園に。2016年6月観戦

内野手中村選手右右:神戸中央シニア出身。華奢だが背は高め。守備範囲広く動き鋭いと当時印象に。2017年4月観戦

投手栄選手左左:神戸中央シニア出身。大型で清宮チックな体型の左腕。ブレーキの効いたカーブが印象的。ストレートも力強く、ピンチの時や決めにいくときのそれの迫力には目を見張るものがあった。今は抜き差し加減を考えて場面を選んでそういう強い球を投げているように見えたが、全国クラスの強豪校は抜き差しの抜き、の部分を逃しませんから、現状だと紅白戦段階で脱落してしまう。今後は、そうした強い球を、いかに常時、投げられるようになるかが、高校で活躍できるか否かの分かれ目になってきそう。フィールディングも力強く反応素早く、さらには状況に応じて狙いにいくか安全にいくか瞬時に判断できる決断力も兼ね備え、打っても強く振ることができていたと当時印象に。2017年4月7月観戦。この投手が控えで出番なしということは、前投手の力量は相当なものがあるはず

 

✳立命館宇治(京都)

レフト中村選手右右:豊中シニア出身。華奢でしたが太股はしっかりしてました。スイング力強く、変化球もしっかり引きつける事ができてたと当時印象に。2016年2月観戦。当時は一塁手

センター荒井選手右左:奈良西シニア出身。長身細身。本格派。強いストレート投げることができる。スタミナがついてくれば面白い。ライトでも強肩を披露と当時は二刀流で印象に。2017年7月観戦。高校では下級生ながら中軸を務める。

投手森井選手右右:オール枚方出身。長身細身。サイド気味のスリークオーター。ストレート威力、キレあり。スライダーも鋭いと当時印象に。2016年6月観戦

投手森本選手右右:有田シニア出身。細身も筋肉がしっかりついたガッチリ体型。振りが強いと当時印象に。2016年6月観戦

 捕手東部選手右左:柏原シニア出身。華奢でしたが太ももがしっかりしてるなと思ってたら、第一打席いきなり相手の威力あり重たそうな膝元のストレートに全く振りまけずレフトへ迫力の放物線一線でレフトへ特大のアーチを掲げる。スイングスピード速く振りが強い。そして、そういうスイングをしても上体が全くぶれないのは、先に触れた太ももがしっかりしてるからかもですね。走塁も懸命。リードも巧み。相手スラッガーに徹底した外角勝負で自分のスイングをさせずと当時印象に。2016年4月観戦

外野手大島選手右右:オール枚方出身。長身細身。本格派。下半身がっしり。力強いストレート。伸びが出てくればと当時は投手で印象に。2016年観戦

 

✳履正社(大阪)

ライト井上選手右右:東大阪シニア出身長身細身。強肩、軽く投げただけで2塁へ鋭い送球と当時は捕手で印象に。2016年3月観戦。高校では大阪桐蔭に負けず劣らずのなにわの名門で主砲を務める

内野手高寺選手右左:尼崎北シニア出身。細身も背は高め。強く振れると当時印象に。2016年4月観戦

投手坂口選手右左:尼崎北シニア出身。大柄な本格派右腕。上半身、尻、腿と全体的にどっしり感がありました。重たそうなストレートは球速そのものも感じさせました。初回、先頭に初球いきなり膝元突くなどマウンド度胸も十分。課題はこの日みるかぎり変化球。緩急が使えないから投球が単調になり、狙われた感がありました。打っては柔らかさが光ったものの、みるかぎり投手として大きく育ちそうに見えたと当時印象に2016年4月観戦。

内野手中原選手右右;八尾ボーイズ出身。大きなスイングが印象に。決して大振りではないと当時印象に。2016年12月観戦

 

✳明石商業(兵庫)

二塁手清水選手右右:明石ボーイズ出身。長身細身もがっちりとした体型。決して大振りではないのに大きく見えるスイングが魅力的で相手に脅威。スイングスピードそのものも速く捉えた打球はあっという間の弾道。守っても地肩強いと当時は遊撃手等で印象に。2015年11月観戦。高校では背番号3ながら優勝候補の一角でセカンドのレギュラーを務める

 

✳智弁学園(奈良)

捕手佐藤選手右右:神戸中央シニア出身。やや細身も下半身がしっかりした体型で背は高め。強肩、動きに切れあり。打ってもスイング鋭く強く振れる。体勢崩れても二塁へ鋭い送球ができる体の強さ。さらには挟殺プレーなど走者などへの反応の速さも素晴らしかった。攻撃面ではネクストから走者に的確且つ大胆な指示を出せる状況判断力の高さをみせ、打ってもどっしりとした構えから鋭さ、強さだけでなく、大きく振れるところも見せてくれた。自分のスイングを相手にさせてもらえないときの対処法、要は柔らかさも身につければ、どこの強豪校にいってもやっていけるであろうと当時印象に。2017年4月7月観戦。下級生ながら名門の正捕手を務める

センター山崎選手左左:神戸中央シニア出身。太めのガッチリした体型。守備反応速くテキサスヒットを許さないと当時印象に。2017年4月観戦。下級生ながら名門のレギュラーで甲子園へ

三塁手塚本選手右右:奈良西シニア出身。スイングスピード速く力強い。ベーラン鋭く走塁判断も良い。守っても捕球から送球動作素早く動きにキレあり。難しいバウンドも難なく処理するなど落ち着いている。地肩も強く走攻守3拍子揃った1,3番タイプと当時印象に。2016年観戦。名門のリードオフマンとして甲子園に乗り込む

外野手柳田選手右左:柏原シニア出身。細身ながらスイングするどく捉えた打球球足速い。脇をしっかり締めてバットコントロールでも遠くへ飛ばせると当時印象に。2016年6月観戦。当時は投手。甲子園で出場機会を増やしたい

内野手浦谷選手右右:磯城シニア出身。細身も大柄感あり。強く大きく振れる。動きの大きな守備は外野向きかと当時印象に。2017年6月観戦。

 

✳智弁和歌山(和歌山)

遊撃手西川選手右右:由良シニア出身。華奢だがスイングしっかりしている。守備範囲広く三遊間深いところを踏ん張ってファーストへ正確な送球。ベーランもまずまず鋭いと当時印象に。2014年11月観戦。強打の同校で2番打者として甲子園に。

ライト徳丸選手右右:大阪東ボーイズ出身。長身ガッチリ骨太感がある本格派右腕。ストレート球速そのものも感じ威力あり。低めのボールくさいのもとってもらっており、それだけ切れも鋭いのかと思われる。当時外野手かと思われる背番号をつけておりフィールディング動作もよく、打っても強くガツンと振れていた。こうして書くと野手向き⁉とも思われそうだが、私的にはこの選手は投手であるかと思われます。なんとなくそういう雰囲気を感じさせるかと、私的にはと当時印象に。2018年7月等観戦。高校では野手で起用されてるのは、中三の夏頃変化球の精度が落ちて見えたのと、フィールディング、打撃の良さからか?強打の同校で1年生ながら主砲を務める

 

 

✳石見智翠館(島根)

投手佐藤選手右右:枚方シニア出身。細身で背は高め。オーバーハンドから伸びのあるストレート投げる。終盤なっても球筋衰えずスタミナ十分。ひじの使い方がうまく下半身もよく使えている。抜き球も腕をしっかり振って投げることができるため有効。制球も良い。上記はセットになっても変わることはなくと当時印象に。2017年観戦。下級生ながら主戦投手陣の一角を担う

 

✳明徳義塾(高知)

レフト鈴木選手右右:河南シニア出身。華奢だがガッチリした体型。打球への反応速く守備範囲広い。打ってもスイング鋭いと当時印象に。2017年7月観戦。当時は二塁手。下級生ながら名門の中軸を務める

投手山田選手右右:藤井寺ボーイズ出身。長身の本格派右腕。威力ある直球に鋭いスライダー。直球に球筋出てくればと当時印象に。2016年7月観戦。名門の主戦投手陣の一角を担う

遊撃手米崎選手右右:茨木なにわボーイズ出身。華奢も守備などひとつひとつの動きに運動センスの高さを感じさせる。強い球投げられるからかは分かりませんが投手もこなし、なかなか粋の良い球投げる。打っても強く振れるだけでなくバットコントロールも巧み。ベースランニングもなかなか鋭く、打球に対する判断力が増せば、それもさらに活きる。勝負所でうまくではなく強くやることができるようになれるかどうかが、全国制覇レベルの高校でやれるかどうかの別れ道かもと当時印象に。2018年2月観戦。1年生ながら名門のレギュラーとして甲子園に乗り込む

 

✳神村学園(鹿児島)

三塁手田中選手右右:神戸中央シニア出身。細身で背は高め。振りが強い。守っても足の運びよい。走塁抜け目なく判断も速くてよいと当時印象に。2016年6月観戦。当時は二塁手。レギュラーとして甲子園へ

中堅手森口選手右右:明石ボーイズ出身。細身。甘い球逃さず鋭く振って弾き返した打球は痛烈。普通、マウンドに上がると打つほうではなかなか結果が出ないものだがこの選手は結果だけで見れば逆。大物感があるのかもと当時印象に。2015年11月観戦。当時は投手も。リードオフマンとして甲子園へ

内野手北浦選手右左:泉佐野シニア出身。捕球から送球動作速い。動きにキレありと当時印象に。2015年11月観戦

 

他にもいるかもしれませんがとりあえず以上です。当時印象に残ってた選手のみ記載しました

 


令和元年夏の高校野球全国大会展望

2019-07-31 16:25:14 | 高校野球

※本命は総合力+決め手を持って見えるこの3校

明徳義塾(高知):高知大会決勝で相手のスーパールーキーを攻略した高い得点力が全国でも発揮されれば。春以降、それが増して見える。投手陣は継投で凌ぐ

履正社(大阪):左腕清水投手の安定感は出色。この投手が先発して4点以上奪われた試合は公式戦で秋の1試合のみ。その高い安定感が全国でも発揮されれば。打線はとにかくホームラン。長打力が持ち味

関東一(東東京):夏になりチーム力が全国レベルに達して見える。攻守両面で決め手になりうるものを持つ骨太感を感じさせるチーム。

 

※対抗はこの3校。総合力は本命に引けをとらない。決め手が出てくれば

東海大相模(神奈川):夏の神奈川を豪打で制した。その打棒が全国でも炸裂すれば。投手陣は継投で凌ぐ

明石商(兵庫);投打に力強い。決め手になりうるとすれば打線か。

智弁和歌山(和歌山):伝統の強打は健在。それが全国でも炸裂すれば

 

※ダークホースは総合力が感じられるようになったこの3校

津田学園(三重):本格派右腕を擁するがセンバツ以降打線も力をつけてきて見える。

霞ヶ浦(茨城):複数の好投手を擁する。県予選の安定した戦いぶりが全国でも発揮されれば。

習志野(千葉):センバツの準優勝校は以降、得点力も上がって見える戦いを県予選では発揮。右腕飯塚投手も健在、ブラバンの強力なバックアップにも支えられ、夏こそ、てっぺんを狙う

 

※星陵(石川)は今大会の怪物かジョーカーか

世代屈指の本格派右腕奥川投手を擁し当然忘れてはならない存在。打線も打てる打者が揃っており、本来ガチガチの本命でもおかしくない同校。だがセンバツではその割に得点力が備わっていなくみえ、本命対抗に挙げた学校などと比べ総合力でやや見劣りして見えた。順当に?全国制覇できるか否かは、ベンチワークを絡めていかに点を奪うことに貪欲になるか、かと思われます。

 

どこよりも早い展望かどうかはわかりませんが以上です。

 

 


金光大阪 大阪桐蔭

2019-07-27 15:30:14 | 高校野球

✳投手力

金光大阪:エース右腕鰺坂選手で来るかと思いきや背番号14の小柄な左腕辻本投手を先発マウンドへ。球威あるストレートは力で押してくる、今期の大阪桐蔭打線が得意としている?タイプの投手と思いきや、3回のピンチの場面で相手の左の中軸に対しベース付近からたて割れする変化球とストレートのコンビネーションで斬ってとりピンチ脱出。こうして緩急つけてコースを丁寧につく投球で7回1失点と好投。8回から登板のエース右腕の鰺坂選手、秋のように押してばかりでなく、こちらもまた、押したり引いたり、が出来ていました。この投手起用、及び二人とも期待に応えた投球をしたことが勝因に見えました。守備は秋と違い内野だけでなく、外野もよく鍛えられて見えました。

大阪桐蔭:中田投手の投球は素晴らしいの一言でした。腕振りなど力入れて見えなくとも球速そのものを感じさせるストレートを投げることができ、スライダーの切れ、出し入れも申し分なく、緩急もよく使えてました。最後は一瞬、勝ったと思い、相手も無死一二塁、2点差を追い付くことがさほど難しい事ではないことが、頭から消えてしまったのかも知れません。が、それまでの試合状況を考えると、だとしても責めることはできません。プロに行くべき投手だと思いますし、志望届けが出されれば、プロは彼を指名すべきだという思いに変わりありません。

 

✳打力

金光大阪:秋同様、打線は全国を狙うには、やや不安が残るように感じました。

大阪桐蔭:とにかく打てなかった事が最大の敗因。摂陵戦、大冠戦共にしっかり引き付けて打てていたケースが目立っていたため、秋からの課題に見えた球速特別でなくとも球筋を感じさせるストレートを投げることができ、変化球も交えて緩急自在にコースを丁寧に投げるタイプの投手が相手でも同様に出来るようになっていると期待しましたが、残念ながらそうしたタイプの投手を前にすると秋春と同様でした。そうした球を下半身等でしっかり我慢して引き付けてガツンと弾き返す体の強さが、例年と比べてやや足らなかったのかも知れません。そうした球を待ちきれなかったり崩されたりが、年間通して目立ったように見えました。

 

✳金光大阪

課題の得点力を投手陣を中心としたディフェンスでカバーしきれるかどうかが、12年ぶりの夏切符への鍵かと思われます。

 

✳大阪桐蔭

序盤に仲三河選手、吉安選手、二人の左の強打者が相手の左に手玉にとられ、相手が遅かれ早かれ右のエースに代えると分かっていても先に彼らを下げざるを得なくなり、それでも何とか先取点を奪うも次の1点が捕れずに直後の守備で西野選手がやらかしてしまう。事なきを得たもののバッティングでも精彩を欠いたところで右にスイッチされ右の強打者まで下げざるを得なくなる。こうして、1-0で逃げ切りにかかる形に、いわばもっていかされた格好になった大阪桐蔭。そのまま逃げ切れれば良かったが9回に追い付かれてしまう。采配が終始後手後手にまわってしまい攻めていかなければならない場面で攻め駒の多くをベンチに下げてしまっており、加えて投手に代打を出すべき場面で他に投げさせられる投手がおらずそのまま打席に向かわせざるを得ずと、いわば9回終了時点で手詰まり感が強い中でしかも先攻という中で、よく14回まで持ちこたえたと思います。その粘りたるや、賞賛に値すると言っても、過言ではないと思いました。3年生の力で、そこまで粘れたのだと思います。新チームが甲子園に出る。さらにはそこで大きな結果を出せるかは、入学初日からの積み重ねがどれだけのものかどうか、藤江投手はじめ2年生投手陣がいかに奮起するか、等々かと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第101回夏の高校野球大阪大会4回戦以降展望

2019-07-22 21:00:25 | 高校野球

✳大阪桐蔭は厳しいゾーンに

夏こそ優勝旗を全員で返還を目指す大阪桐蔭は厳しいゾーンに入った。5回戦の相手は阪南大高、ここは出来ればエース中田投手温存で凌ぎたいところだが、ディフェンスの良い学校なだけに、リスクはある。4回戦から中3日空いた日程の優位性を活かすべく、以降全て中田投手でいくのかそれとも他の投手をどこかで先発マウンドに上げてくるのか注目が集まる。大阪桐蔭とベスト8で対戦するのは大商大堺か金光大阪かと思われる。勝ち進めば5回戦で当たる両校、打の商大堺、投の金光大阪といったとこかと思われるが、対戦が実現すれば商大堺の投手起用、金光大阪の打力が春までより上がってるかどうかが鍵になってくるかと思われる。商大堺がエース東投手を温存でここまで起用していないという新聞等の報道が本物なら、同校がベスト8への本命となるのだが。商大堺と4回戦で対戦する近大泉州は2年生左腕中尾投手を中心にロースコアの接戦に持ち込む力はある。

 

✳東海大仰星にチャンス到来

このブロックの本命は東海大仰星であろう。決勝から逆算した投手起用が出来るかと思われるくじを引いた。各選手スイングだけでなく動きそのものも鋭く攻守に高いレベルでバランスのとれたチームかと思われる。名門上宮太子がいかに対抗するかにも注目が集まる。

 

✳履正社はエースに左腕清水投手をどう、温存する

今大会本命視される履正社も4回戦から準々決勝までのくじには恵まれたかと思われる。ただ、エース清水投手をどう温存するかは難しいかも知れない。ここまで2試合共清水投手完投なだけに、4回戦から準々決勝までの3試合全て清水投手を使わずに凌ぐという考え方もありであろう。対戦相手との兼ね合いを考えれば準々決勝は清水投手でとも考えられますし、決勝まで逆算した使い方をとるとすれば、5回戦を清水投手でという考え方もあるかと思われる。ここの3つで清水投手をどう使うかが、準決勝以降の清水投手の出来にも影響を及ぼす、かも知れないかと思われます。大阪偕星は坪井選手が投手として復活。個々は力のある打線が本当の意味での線になってくれば、履正社に対抗することも可能かと思われます。

 

✳履正社への挑戦権を得るのは関大北陽か近大付属か、それとも

打の関大北陽vs投の近大付属、昭和懐かしの好カードが実現するのではという見方が一般的かと思われるが面白い存在なのが八尾翠翔。エース右腕澤田投手の遠投は強豪私学レベルのそれを誇る。マウンドに上がっても伸び、力のあるストレートを投げ、スライダーの切れも鋭い。履正社への挑戦権を得るのは関大北陽か近大付属か、それとも八尾翠翔がシンデレラチームになるのか、最も推理意欲を掻き立てられるゾーンとなった。

 

※準決勝以降

大阪桐蔭は覚醒の予感を感じさせる中田投手のそれが本物なら、厳しいブロックを勝ち抜きベスト4へ勝ち進んでくるかと思われる。相手は仰星か。仰星左腕山本投手、大阪桐蔭右腕中田投手、左右の好投手による引き締まった投手戦が予想される。鍵を握るのは仰星の打力をはじめとする得点力。守備走塁といった細かくちょっとした部分での集中力、精度、鋭さの差が明暗を分けそうだ。履正社も準決勝以降は先発は左腕エース清水投手でくるであろう。準決勝の相手で一番嫌なのは近大附か。ジャイアントキリングの基本はロースコア。それができるのが同校かと思われるからである。八尾翠翔もその可能性を秘めてはいるが、履正社のベンチワークも駆使した足にやられる危険性が多分にあり、ジャイアントキリングを成し遂げるには、エース右腕澤田投手が三振の山を築くしかないかと思われる。関大北陽は打ち合いに持ち込めるかかと思われる。

決勝にはまず履正社は勝ち進んでくる可能性が高そう。相手は大阪桐蔭か東海大仰星か、はたまた商大堺か金光大阪か。甲子園にはくどいようだが中田投手が覚醒すれば大阪桐蔭。そうでなければ履正社がいくものと、ここでは推察するが仰星、商大堺、金光大阪も、左記に挙げた2校と堂々と渡り合う力はあるかと思われ、例年以上に予断を許さぬ今後の展開が予想されるかと、思われます。