goo blog サービス終了のお知らせ 

じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

第102回全国高校ラグビー展望

2022-12-04 18:47:27 | 高校ラグビー
本命:東福岡(福岡)

対抗:東海大大阪仰星(大阪第3)

ダークホース:天理(奈良)大阪桐蔭(大阪第2)京都成章(京都)常翔学園(大阪第1)報徳学園(兵庫)中部大春日丘(愛知)

その他の有力校:東海大相模(神奈川)流通経済大柏(千葉)國學院栃木(栃木)佐賀工(佐賀)長崎北陽台(長崎)

旋風期待:石見智翠館(島根)大分東明(大分)国学院久我山(東京第一)



※組み合わせは各自で参照



※報徳学園〜国学院久我山
選抜、7人制ラグビーを制した事などが評価されてAシードに選ばれた報徳学園が3冠を目指し花園に挑む FW強力でBKの展開も鋭い。だが予選決勝では関西学院相手にロスタイムラストワンプレーで逆転と薄氷の思いを踏んだ 9月以降のチーム力アップが懸念され、それ次第では予断を許さない展開もあり得る シードダウンを成すとすれば国学院久我山であろう 大型FW、BKもしっかりした体格の選手が多い。だが都予選決勝ではスクラムで押し込まれる場面も BKも選抜ではまだまだ鋭さに欠けた だが力はBシードクラスかと思われ、体格に見合う強さ鋭さが身についていれば、元旦の3回戦でのジャイアントキリングもあり得るかと思われる 逆に報徳がここをスコアメイクして乗り切ったなら、その時は3冠の期待がいよいよもって膨らんでくるかと思われる



※中部大春日丘〜佐賀工
鋭さで勝る中部大春日丘がやや優位と思われるが少し粗さも見られるため、佐賀工がきっちり守ればロースコアの展開には十分持ち込めるかと思われ、元旦決戦は予断を許さないかと思われる。佐賀工の初戦の相手となりそうな高知中央(高知)のモノヘア、ポロ両選手の突破は見るべきものがあり、シード校をどこまでかき回すかにも注目だ



※常翔学園〜長崎北陽台
常翔学園が中心 重量FWのスクラムは今季も強力 BK展開も例年通り もう一つのBシード長崎北陽台としてはFW中心にロースコアに持ち込めればゾーン突破もあり得る。両シード校の初戦の相手となりそうな尾道(広島)日本航空石川(石川)がどこまで食い下がるか



※東海大大阪仰星〜国学院栃木
前回大会決勝で戦った両校が共にBシードとして同じゾーンに入ったが面白い存在なのが大分東明。ハーフの素早い球出しからのカイサ、エロニ両選手の突破は強烈 他の選手の底上げ次第ではシード校とも真っ向から渡り合えると見る。このゾーンの本命と目される前年度優勝校の東海大大阪仰星は本年度も強力FW BK展開の鋭さも出色 東福岡と並ぶ本命に推しても良いくらい仕上がり具合は全国制覇した旧チームを上回る 2連覇ヘ向け視界良好だが仕上がりの速さが強いて言えば懸念材料か もう一つのBシード前年準優勝の国学院栃木としては昨年同様、FW中心にゆったりとした展開でロースコア勝負に持ち込みたい



※天理〜黒沢尻北(岩手)
天理はBシードながら3回戦までノーシードとの戦いとなった 今季も小型ながら個々の体格、スクラム、タックルなど個々や組織のあたりの強さ、素早い球だしからのバックス展開とどれをとっても優勝を狙えるレベルにある 同県に強力なライバルがいる以上11月にはチームをピークに持ってこなければいけないことをもろともしないチーム作りが出来るか否かが浮沈の鍵かと思われる 初戦の相手となりそうな青森山田(青森)がソナタネ サイヤ両選手を中心にどこまで食い下がるかかだがこのゾーンの最大の対抗馬は石見智翠館であろう 選抜でも天理と対戦し抽選に持ち込んだ FWの強さでは負けていないだけに、BK展開の鋭さが増していれば、シードダウンも十分にあり得るかと思われる



※流通経済大柏〜京都成章
京都成章がこのゾーンの中心か。今期もしっかりした体格の選手がFW、BK問わずそろう。動きの鋭さ強さは相手に脅威を与える。もう一つのBシード校流通経済大柏としては大型FWで束になって勝負し、ロースコアの展開に持ち込みたい



※大阪桐蔭〜東海大相模
Bシード2校が中心。強さは五分だが鋭さで勝る大阪桐蔭が僅かに優位か 東海大相模としてはフォワードの頑張りでロースコアの展開に持ち込みたい。



※仙台育英(宮城)〜東福岡
今季無冠ながら力が認められAシードに選ばれた東福岡が優位。今季も皆しっかりした体格をしておりあたりが強い。スケール感溢れるBK展開も見応え十分 間違いなく優勝候補の本命であろう 松山聖陵(愛媛)ー秋田工(秋田)は1回戦の好カード この勝者や仙台育英あたりがどこまで食い下がるか



とりあえず以上です。準々決勝以降の展望は気が向けばです



どこよりも早い?第102回全国高校ラグビーシード校予想

2022-11-23 19:23:52 | 高校ラグビー

※Aシード

報徳学園(兵庫)  東福岡(福岡) 東海大大阪仰星(大阪第3)


※Bシード

中部大春日丘(愛知) 京都成章(京都)  天理(奈良)  石見智翠館(島根)  佐賀工(佐賀)  流通経済大柏(千葉) 国学院栃木(栃木) 東海大相模(神奈川) 常翔学園(大阪第1) 大阪桐蔭(大阪第2)


※昨年同様選抜ベスト8以上はシード確定ならAシード予想3校と中部大春日丘 佐賀工 国学院栃木 流通経済大柏は決定。残りが選考委員による話し合いとなるが選抜大会出場の京都成章、天理、石見智翠館がまず名乗りをあげそう。選抜ベスト4の桐蔭学園に勝って出場を決めた東海大相模も有力だ。残り2枠を選抜出場は逃したが国体に主力を送り出し準優勝に貢献した常翔学園、大阪桐蔭の大阪勢、そして選抜に出場した國學院久我山あたりで争うかと思われる。国体の実績をとるか選抜の実績をとるかに注目が集まる 他同じく選抜出場の大分東明あたりも初のシードに選ばれても不思議ではない。もし選抜ベスト8以上だからと言ってシード確定とはしないというのならBシード争いは大混戦となりそうだ


※Aシード3校はコロナで決勝辞退により選抜2連覇を逃した東福岡は文句なし。花園でも優勝候補本命であろう。2連覇を目指す東海大大阪仰星も力は東福岡と双璧かと思われる  残り1枠は選抜及び7人制の大会も制した報徳学園が初のAシード獲得かと思われるが県予選決勝では終盤逆転を許しロスタイムに再逆転と薄氷の思いで全国大会に駒を進めたことから、9月以降のチームの伸びが懸念される


報徳学園 常翔学園 関大北陽 大阪桐蔭 東海大大阪仰星

2022-11-13 19:23:53 | 高校ラグビー

※FW

報徳学園:今季も体格に穴なし 関学との決勝ではマイボールも含めスクラム圧倒 ただ腰高は気になり全国クラスの相手に押し込めるかは未知数 ディフェンス時の密集への寄りは早く攻撃でもそれに近づけたい ラインアウトは安定感あるだけでなく相手ボールを奪う巧みさも モールラックも強いがトライを取り切れるまでには至っていない この日は自陣で守り切る強さと巧さは見せたが全国クラス相手にそれが出来るかは未知数

常翔学園:今期も体格に穴無し。準決勝決勝ともスクラムで相手を圧倒も終始腰高だったのは気になった。それが相手のモールをなかなか止められなかった事に繋がっているのかも 密集への集散の速さは例年通り

大阪桐蔭:今季も迫力溢れる体格をした選手を揃える。準決勝ではマイボールも含め終始スクラム圧倒。重心も低く全国クラス相手でも十分に勝負できそうと思ったが決勝ではそのスクラムで苦戦する場面も HOを代えた事で局面が打開できてみえる ラインアウトリフトは高いがスローはやや不安定 相手に絡むことも出来ていた。密集への集散の速さも良かったが突っ込みすぎて反則多発は気になった
東海大大阪仰星:旧チームの同時期より大型感溢れ迫力あり。スクラムも旧チームの同時期よりしっかりしており重心も低く安定感があった。展開ラグビーを志向する同校らしく準決勝決勝とも押すことそのものにはさほどこだわってなさげだったがそれでも十分に相手を圧倒していた 密集への集散の速さも例年通り出色



※BK
報徳学園:小柄ながら太さ分厚さガッチリ感溢れる選手が揃う 今季も展開ラグビーを志向するが展開スピードや球出しの速さは3冠に向けもう1段上げる必要があるかと思われ、それが関学の踏ん張りを許す要因の1つになったかと思われます
常翔学園;今年も全国クラスの破壊力あふれる展開ラグビー だが準決勝では相手にさほどプレス受けてないのにノックオンが目立ったのは気になった 決勝ではそこに雨も重なりさらにノックオン多発 これが決勝で攻めきれなかった要因に見えた
大阪桐蔭:全国クラスのパススピードではあるが決めきる力という点では気になった
東海大大阪仰星:バックスも体格のしっかりした選手を揃え準決勝決勝ともまるでサイボーグの軍団であるかの如き精密な展開ラグビーは目を見張るものがあった


※報徳学園
例年通りの力は少なくともあるが2冠以降夏以降の伸びという点では気がかり 3冠に向けもうワンランクチームのレベルを上げる必要があるかと思われます 守りでは相手のトリッキーなパスワークへの対応、攻めでは相手に迫られてもノックオンしない強さ これらが課題として残ったかと思われます



※常翔学園

今期も大型屈強。選抜逃すも強さは例年通り。優勝争いに絡む力は当然あるとの2月から印象は変わらないが準決勝では前半タックルしてもなかなか前で止められずワントライ許したこと トライは量産するもサイドまで振ってのトライが目立ち中央であまり勝負出来てなかった点も気になり、決勝では上記がそのまま攻めきれなかった要因のひとつになって見えた 本当に優勝争いに絡めるか否かは、予選で垣間見えた気になる点が全国大会までにどこまで改善することが出来るか、なのかもしれない 


※関大北陽

毎年大型屈強。鋭さが増してくれば全国クラスに絡むことが出来るという2月から印象変わらず。大型ではあるがFW戦にいかせていない。低く組めていないからかという印象も変わらなかったが、常翔との決勝ではその中で鋭いタックルなどで全国クラスを相手に踏ん張りぬいた姿には光るものがあった 全国クラスまで後一歩である



※大阪桐蔭

旧チームからのメンバーがごっそり抜けたがこの時期になり例年通りの力を感じるチームへとしっかり仕上げてきた印象を準決勝決勝で感じた だがこの時期になり尚経験値が足りない点も垣間見え、それが攻め込んでは反則を繰り返し内容ほどのスコアメイクにはつながらなかった要因かと思われます タックルなどひとつひとつはしっかりしており、ひょっとしたら全国大会を戦うごとに経験を重ね強くなる そういうチームなのかもしれません


東海大大阪仰星

全国制覇した旧チームより仕上がりがよく2連覇ヘ向け視界良好 だが地力そのものが抜けているわけではないので仕上がりの早さは若干気になった プレースキッカーの精度も高い 選手個々の体の強さという点でも光るものがある




2月23日大阪桐蔭ラグビー

2022-02-26 19:08:17 | 高校ラグビー

※FW

体の厚みはしっかりしており体格に穴なし。京都工学院戦では相手ボールスクラムしっかり押せていただけでなくマイボールも押し込む。ラインアウト安定も相手ボールで積極的に競り合うも奪うに至らなかったは高いレベルでの課題か。密集への集散の速さも良かった。


※BK

大半が厚みのしっかりひた体格をしておりやや線の細い選手は相手から遠い位置に配置して見える。ハーフの球出し速くパススピードも全国クラスに見えたが精度はまだまだ。旧チームが強力FWのプレッシャーにさらされて尚近場での勝負にこだわって攻撃がうまくいかずに負けた元旦と違いSHからのパスを相手FWから遠ざけた場面もあったのは良かったがこの日の相手なら近場でBKの力と鋭さ勝負でいっても良かった気も。相手を見たゲーム判断を瞬時にという意味では課題が残ったかもしれません。


※この時期の仕上がりとしては例年と比べまだまだに見えハンドリングミス等目立つ。タックルポイントが前に突っ込み過ぎで裏をとられたのも今後の課題。タックルが課題だがタックルが弱いというよりタックルの巧さが課題に見える。ちょっと相手を見るのか元旦の対戦相手京都成章のように前からいくのかはその時々次第。現状全国クラスの相手に勝つ力はまだないが最終的にはつけてくるだろうと思わせるものを感じたこの日の試合だった。相手より勝りながら試合経験の未熟さが命取りになり選抜を逃して見えたのは旧チームからのメンバーで試合に出てない選手もいて見えた影響もあったかは定かではありませんが、いずれにしてもまだまだこれからかと思われます。


桐蔭学園 東海大相模 中部大春日丘 京都成章 東海大仰星 常翔学園 大阪桐蔭 関大北陽 報徳学園 天理 東福岡 佐賀工 長崎北陽台 長崎北 大分東明 

2022-02-24 12:45:15 | 高校ラグビー

※桐蔭学園

今期も大型屈強。だが現状攻めてはFW矢崎選手の突破頼み。あたりの強さもこれからで攻守に課題は残るが例年通り仕上げてくるだろう

 

※東海大相模

年々桐蔭学園に肉薄しており今期も当たりでは負けていない。鋭さも身についてくれば

 

※中部大春日丘

今期も大型屈強。強さだけでなくBKの展開にも鋭さがあり、今期こそ優勝争いに絡んでくるかも

 

※京都成章

今期も大型屈強。スクラムの課題は残るがBKが例年以上に走れる分仕上がりは早い。悲願の初優勝のチャンスは今期も

 

※東海大仰星

今期も大型屈強。優勝した昨年度より仕上がりは早い。選抜を制し冬春連覇の可能性も十分。例年通りこの時期スクラムが課題も例年通り仕上げてくるだろう。選抜に間に合うかは?

 

※常翔学園

今期も大型屈強。選抜逃すも強さは例年通り。優勝争いに絡む力は当然ある

 

※大阪桐蔭

今期も大型屈強。近畿大会では全てにおいて勝りながら抽選負けで選抜逃す。ほぼ総入れ替えで経験値が低い分の粗さが命取りに。だがそれだけに秋から年末年始にかけて覚醒の予感

 

※関大北陽

毎年大型屈強。鋭さが増してくれば全国クラスに絡むことが出来る。上記大阪3強の1角を崩すことが出来るか

 

※報徳学園

今期も大型屈強。BKの展開力の鋭さがもう一段増せば優勝争いに絡める

 

※天理

今期も小型だが大型屈強な全国クラスの学校に負けない強さ。ここのところ肝心かなめで御所実の後塵を拝しているが今期も当然力は全国クラス。

 

※東福岡

今期も大型屈強だが昨年の同時期よりBK展開にまだまだ粗さも。だがきっと年末までには仕上げてくるだろう

 

※佐賀工

例年通りの強さ。1列目以外の選手の体格が増してくれば

 

※長崎北陽台

今期も大型屈強。例年通りの強さ。鋭さも出てくれば

 

※長崎北

ここ数年長崎北陽台の後塵を拝しているが今期は五分に戦い冬の全国切符のチャンスあり

 

※大分東明

留学生パワーは強烈。全体的な屈強さと鋭さが増してくれば全国クラスに絡むことが出来る

 

選抜は桐蔭学園(出れば) 京都成章 東海大仰星 天理 東福岡あたりが中心になりそう。そこに中部大春日丘が絡めるかどうか。昨年同時期の東福岡のような1強的な学校は存在しなさそう。選抜逃した学校では常翔学園もこれらと同等の力あり。大阪桐蔭も年末にはそうなってる可能性十分といったところかと思われます。