2月18日、名演小劇場で家内とこの映画を観る。第一次世界大戦末期のウィーンが舞台。天才画家エゴン・シーレと彼をとりまく女性達との破滅的は人生がテーマ。特に実妹ゲルティとモデルのヴァリとの関係に重点が置かれる。シーレを援助したクリムトや分離派美術館も登場する。
画像はパンフレットの表紙(左)とチラシ。チラシの上部は代表作の「死と乙女」、表紙はヴァリとのその場面。
画像はパンフレットの表紙(左)とチラシ。チラシの上部は代表作の「死と乙女」、表紙はヴァリとのその場面。
日付は前後するが2月12日、家内と名古屋ボストン美術館へこの展覧会を観に行く。「抒情の風景 ノスタルジック・ユートピア」の副題が付く。日本より欧米で人気のあった画家「吉田 博(1876-1950)」の木版画(MOA美術館所蔵)の86点が展示。
本来は才能あふれる洋画家であるが日本ではそれが認められず四十代に木版画に転向、以後日本各地や海外の風景を主に木版画を製作した。分業制の浮世絵の伝統をもつ日本であるが原画、彫り、摺り、の全てを自身でこなした。摺りにいたっては93回を重ねたという。それらの作品は油彩、水彩とは違う独特の表現を持つ。
画像をクリックしてください。左は作品集の表紙「剣山(岳)の朝」、朝焼けの一瞬を捉えている。右はチラシの瀬戸内海シリーズの最高作「光る海」、故ダイアナ王妃の執務室に飾られていた。
本来は才能あふれる洋画家であるが日本ではそれが認められず四十代に木版画に転向、以後日本各地や海外の風景を主に木版画を製作した。分業制の浮世絵の伝統をもつ日本であるが原画、彫り、摺り、の全てを自身でこなした。摺りにいたっては93回を重ねたという。それらの作品は油彩、水彩とは違う独特の表現を持つ。
画像をクリックしてください。左は作品集の表紙「剣山(岳)の朝」、朝焼けの一瞬を捉えている。右はチラシの瀬戸内海シリーズの最高作「光る海」、故ダイアナ王妃の執務室に飾られていた。
2月13日、芸文センターコンサートホールにて本年度最後のパイプオルガンブランチコンサートが開かれる。全曲リクエスト作品。演奏は吉田文先生とトーマス・マイヤー=フィービッヒさん。
プログラムをクリックして下さい。プログラムが拡大します。私が解説できるものを紹介。
バッハのシャコンヌ:最も演奏される機会の多い作品の一つ。重音演奏のパートのオルガン編曲が聴き所。
パッヘルベルのカノン:この曲も様々にアレンジされ聴く機会が多いが、パイプオルガン用の楽譜が無くマイヤーフィービッヒさんの編曲により初演奏ができたそうである。
ラヴェルのボレロ:この曲も超有名。単純なリズムと低音部のうえに様々な楽器によって二つの旋律が執拗に繰り返される原曲が日本一音色の数を誇るこのホールのオルガンの連弾で演奏された。
パイプオルガンの可能性と多様性を追求する興味深く楽しいコンサートだった。ありがとうございました。
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バッハのシャコンヌ:最も演奏される機会の多い作品の一つ。重音演奏のパートのオルガン編曲が聴き所。
パッヘルベルのカノン:この曲も様々にアレンジされ聴く機会が多いが、パイプオルガン用の楽譜が無くマイヤーフィービッヒさんの編曲により初演奏ができたそうである。
ラヴェルのボレロ:この曲も超有名。単純なリズムと低音部のうえに様々な楽器によって二つの旋律が執拗に繰り返される原曲が日本一音色の数を誇るこのホールのオルガンの連弾で演奏された。
パイプオルガンの可能性と多様性を追求する興味深く楽しいコンサートだった。ありがとうございました。