古都探索日記

奈良や京都の散策日記

バッハ カンタータ データベース 改訂版(音源付) の完成

2011-12-30 19:45:11 | 自己紹介
 12月初旬、09年4月にできたデータベースに音源を付け加えた改定版が完成した。画像をクリックしてください。青字のセルを選択すれば全てのバッハのカンタータの曲が流れ試聴することができる仕掛けになっています。

 このデータベースの作成が長年の私の夢であった。カンタータの曲だけではなく、パロディ等と聴き較べることも可能。例えばBWV156(我が片足は墓にありて)の第一曲のシンフォニアは消失したヴァイマール時代のオーボエ協奏曲の転用であるが、バッハはさらに後年更にチェンバロ協奏曲BWV1056の第二楽章に転用している。このデータベースではカンタータのシンフォニア以外にBWV1056(T.ピノック)、ピアノ盤(G.グールド)、Swingle Singersのスキャットまでと比較することができる。

 今回もパソコン教室のMT先生の指導と助力が無ければ到底不可能であった。先生には感謝して感謝しきれない。ちなみに全情報量は6.4ギガバイト。CD70枚が小指一本ほどの8ギガのメモリースティックに収まる。

 ここではピノック、スウィングル・シンガーズ、Gグールドの演奏を紹介。下記のそれぞれをクリックしたください。

 ピノックを聴く。
 スィングルシンガーズを聴く。

グールドのBWV1056を聴く。 
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スィート・キャッツ クリスマスライヴ

2011-12-26 08:08:33 | 音楽
 12月25日、友人達計4人でジャズインラヴリーにてこのライヴを聴く。画像左から 榊原洋子さん、司いつ子さん、森久子さん。満員の盛況。たくさんのクリスマスソングが歌われ聴衆と一体になって乗りに乗りまくる。とても楽しいライヴだった。
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プログラムと内容

2011-12-23 19:15:46 | 音楽
 画像をクリックしてください。プログラム(開いた状態 右)とちらし。「来たれ友よ」(Adeste fideles)が今年も印象に強く残る。
 オルガン独奏によるテーマの演奏から始まり合唱を挟んでオルガンの三つの変奏、さらに全員で日本語の歌詞を歌ってからのオルガンの第四変奏、フーガとフィナーレと続く凝った内容。特にフーガが素晴らしかった。「拍手は全プログラムが終了してから」と決められていたが独奏が終了したとたんに我慢できず沸きあがった。それほどに皆が感動したと思う。一度オルガンだけの演奏を聴いてみたいと思った。

 最後にSilent Nightを合唱してプログラムを終える。

 吉田先生、今年も素敵な演奏ありがとうございました。

Adeste fidelesを聴く。 左をクリックしてください。
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みんなで歌おう! 合唱と聖歌によるクリスマスのお話

2011-12-23 19:05:55 | 音楽
 12月23日、南山教会でのこのコンサートを聴きに行く。昨年と同様, 新約聖書ルカによる福音書のキリストの生誕にまつわる部分の朗読と合唱とオルガンの演奏が主な内容の催しであるが、本日をもつて吉田徳子先生が南山大学を退官されることを知った。お疲れ様でした。画像は南山教会の祭壇。演奏は(敬称略)

  指揮 吉田徳子

  オルガン 吉田 文

  独唱 ブルーノ・ダシオン神父

  聖書朗読 シスター村上多美代

  合唱 Vox Angerica

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教会音楽 フォーラム 2011年 7回目 J.S.バッハ オルガン小本

2011-12-18 19:58:04 | 音楽
 12月17日、南山大学ロゴスセンターにて受講。今月のテーマはバッハの「オルガン小本」Orgelbüchlein(BWV599-644)。講義の内容を要約すると

 日本ではオルガン小曲集と訳されることが多いが小本の方が意味を正確に伝える。1717年(ケーテン時代)バッハはルター派のコラール(讃美歌)146曲を教会暦の順に歌い出しの部分を小さな本の頁毎に書きそのコラールの定旋律に低音部(ペダル)と対旋律を組み合わせオルガン曲を作った。146曲のコラールが記入されているが完成したのは45曲だけで残りは未完成または断片のみ。吉田先生は主な曲についてそのコラールの教えをバッハが技法を駆使して4声部(一部は3声部)のオルガン曲として完成させたかを録音を通して説明された。

 画像をクリックしてください。右がフォーラムのテキスト、左が Orgelbüchlein のタイトル・ページ。その意味は右のテキストの中央に書かれています。

 ケーテン時代はバッハの職務に教会音楽は無いはずであるが、何故この様な作品が残されているのは一つの謎ではないかと私は思う。

 ここでクリスマス用のコラール「甘き喜びのうちに」BWV608を紹介。8部音符の華麗な動きがキリストの生誕を祝い天使が輪になって踊っている様を表すそうである。

 BWV608を聴く。左をクリックしてください。
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