日付は前後するが2月12日、家内と名古屋ボストン美術館へこの展覧会を観に行く。「抒情の風景 ノスタルジック・ユートピア」の副題が付く。日本より欧米で人気のあった画家「吉田 博(1876-1950)」の木版画(MOA美術館所蔵)の86点が展示。
本来は才能あふれる洋画家であるが日本ではそれが認められず四十代に木版画に転向、以後日本各地や海外の風景を主に木版画を製作した。分業制の浮世絵の伝統をもつ日本であるが原画、彫り、摺り、の全てを自身でこなした。摺りにいたっては93回を重ねたという。それらの作品は油彩、水彩とは違う独特の表現を持つ。
画像をクリックしてください。左は作品集の表紙「剣山(岳)の朝」、朝焼けの一瞬を捉えている。右はチラシの瀬戸内海シリーズの最高作「光る海」、故ダイアナ王妃の執務室に飾られていた。
本来は才能あふれる洋画家であるが日本ではそれが認められず四十代に木版画に転向、以後日本各地や海外の風景を主に木版画を製作した。分業制の浮世絵の伝統をもつ日本であるが原画、彫り、摺り、の全てを自身でこなした。摺りにいたっては93回を重ねたという。それらの作品は油彩、水彩とは違う独特の表現を持つ。
画像をクリックしてください。左は作品集の表紙「剣山(岳)の朝」、朝焼けの一瞬を捉えている。右はチラシの瀬戸内海シリーズの最高作「光る海」、故ダイアナ王妃の執務室に飾られていた。