古都探索日記

奈良や京都の散策日記

私の好きなもの №1 J.S.バッハ

2010-10-29 19:42:55 | My favorite things 私の好きなもの
 私が初めてバッハの音楽を認識して聴いたのは今から50年も前、中学1年の音楽の授業のことだった。当時週2回ある内、1回は音楽史に沿ってレコードを聴くことにあてられた。その第1回にバッハのフランス組曲第5番(G,BWV816)を先生が選んで聴かせてくれた。この曲を構成するアルマンド、クーラント、サラバンド、ガヴォット、ブレ、ルール、ジグの名前を覚えるように指示された。バッハの音楽と出会った最初の経験である。高校を卒業するころになってから好んでバッハの作品を聴くようになった。といっても当時のLPの値段は学生には高過ぎて買えず、早朝のFM放送が主だった。角倉二郎、服部幸三、皆川達夫等のDJの先生方の名前をいまでも覚えている。社会人になり自由にお金を使えるようになって初めて買ったLPもフランス組曲(H,ヴァルヒャ演奏)だった。以後今日に至るまで「私のすきなもの」の第一位は ヨハン・セバスティアン・バッハ であり死ぬまで動かしようがない。

 画像はそのLPとグレン・グールドのバッハの作品のCD。

BWV816を聴く。 左をクリックをしてください。
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曲目紹介

2010-10-24 19:56:14 | 音楽
 演奏に先立ってフィービッヒ教授からバッハの作品以外の選定理由の説明があった。画像をクリックしてください。写真右がプログラム。左はチラシ。

 第2,3曲は教授とR.シューマンのB,A,C,Hの音を使った作品。第4曲の題「1750年7月28日」はバッハの命日であり作曲者ピウッティは聖トマス教会のオルガニスト、第7曲のエラートの曲は低音の動きがバッハの組曲3番のアリアと同じ。第9曲の理由については残念ながらフィービッヒさんの日本語を聞き取ることができなかったが、バッハがいかに後世の音楽家に影響を与えているかを推し量ることができる。

 バッハの作品については私が乏しい知識から説明すると BWV546(前奏曲はライプツィヒ、フーガはヴァイマール時代)は自由楽曲と呼ばれるもの。BWV654(ヴァイマール時代)はオルガン・コラール(賛美歌が原曲)。BWV867(ケーテン時代)は平均律クラヴィア曲集第1巻からM.レーガーが編曲したもの。各々曲想が異なる。

 大変、綿密かつ手の込んだ選曲のようにおもわれる。私にはBWV867が一番だった。それにしてもパイプ・オルガンとは不思議な楽器である。音が耳からではなく、腹の底から響いて脳に伝わるように感じられる。大変満足できる内容だった。
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ヨハン・セバスティアン・バッハ@名古屋オルガンの秋2010 

2010-10-24 19:35:56 | 音楽
 10月24日、五反城教会にこのシリーズの第2回を聴きに行く。第1回は旅行のために行けなかった。
 
 第2回のテーマは オルガン・ソロ「Bach&B・A・C・H」、日本語にすると「バッハ&変ロ・イ・ハ・ロ」となる。バッハの作品3曲と他の作曲家のバッハにちなんだ作品6曲から成る。
 
 演奏はドイツのトーマス・マイヤー=フィービッヒ教授。12日のコンサートのファンファーレを作曲された方で今日のプログラムにも彼の作品が1曲組み込まれている。

 写真は会場の五反城教会の塔。
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教会音楽フォーラム 5回目

2010-10-18 09:59:03 | 音楽
 10月16日、神言会にて教会音楽フォーラム第5回「パイプオルガン建築」に参加。今回は吉田先生に代わり加藤先生がピンチヒッター。オルガンの歴史、構造などについて。講義の内容を要約すると、

 オルガンの起源ほど明確なものは他になく紀元前246年に作られた。水オルガン(Hydraulius)と呼ばれふいごのかわりに水圧を使い、クテビウスという床屋によって発明された。ローマ帝国でも皇帝ネロが導入した記録が残っている。キリスト教とむすびついて以後発展していく。
 パイプオルガンのほかに小型のポルタティーフ、レガール、ポジティフ(カンタータの演奏に使用される)などがある。
 大オルガンは建物(教会)と共に設計、設置されるのでオルガン建築学という言葉があり、教会のものの方がコンサート・ホールより良い音がする。
 パイプにはプリンシパル、フルート、フルー、リードなど多くの種類があり、ストップの開閉で音の出止を制御する。
鍵盤のタッチでは音の強弱はコントーロールできず、最大音は全部のストップを開ける・・・と書ききれない。

 古いオルガンの演奏の中で実際に人力でふいごを動かすシーンがDVDによって上映されたのも印象深かった。
 
 講義のあと、南山大学の小型のパイプオルガンの見学(実際に触ったり、演奏することが許される)などの貴重な体験もできた。

 加藤先生、ありがとうございました!

 画像はバッハゆかりのオルガンの写真(講義とは無関係)
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植物図鑑からの切り抜き

2010-10-17 08:59:41 | 美術
 11階の廊下一面に立てられた無数の植物図鑑からの「切り抜き」。同じ様な「蝶図鑑」の切り抜きは長者町会場にありTVで何度も紹介された。

 kazuさんに案内と展示の解説をして頂いて要領よくまわり、内容も理解できた。kazuさんに感謝!また会場を出てからガイドとしての体験談を聴く。大変貴重な経験をしたそうである。kazuさんありがとうございました。
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