10月30日、朝日カルチャーセンターにてこの講座に出席。講師はお馴染みの吉田文先生。12月にバッハコレギウムジャパンのモ-ツアルトのレクイエムが予定されておりその予備知識を得るのが目的。レクイエムについては丁度2年前の教会音楽フォーラムで講義の復習となるが忘れてしまったことも多い。
レクイエムとは死者のためのミサを指し、葬式、追悼式そのものを意味する。広義にはそこで使われる音楽もふくまれる。鎮魂歌と訳すのは無理がある。「レクイエム」はミサが開始される時司祭たちが入場するときに演奏される入祭唱の最初の言葉であり永遠の安息と訳される。
画像をクリックしてください。レクイエムの式次第(右頁)が拡大されます。赤印の部分が音楽に関わる部分。吉田先生はグレゴリオ聖歌を実例に用いてそれらを説明された。
不可解なことはDies irae(続唱)の存在である。煉獄の思想である。天国に入るには一度地獄に堕ちてもがき苦しんで身を清めなければならないのである。死者に「永遠の安息を」と言いながら「これから辛い世界が待っているぞ」と脅かしているようだ。音楽も恐怖感に満ちたものが多い。キリスト教とはかくも厳しい教えなのかと思ってしまう。このへんのことを質問したいと思ったがケチをつけているような気がして遠慮した。
ここでモーツアルトのレクイエムのDies iraeを紹介。左をクリックしてください。このような曲を自分の葬式に奏でて欲しくない。安らかに永遠の眠りにつけないのである。
レクイエムとは死者のためのミサを指し、葬式、追悼式そのものを意味する。広義にはそこで使われる音楽もふくまれる。鎮魂歌と訳すのは無理がある。「レクイエム」はミサが開始される時司祭たちが入場するときに演奏される入祭唱の最初の言葉であり永遠の安息と訳される。
画像をクリックしてください。レクイエムの式次第(右頁)が拡大されます。赤印の部分が音楽に関わる部分。吉田先生はグレゴリオ聖歌を実例に用いてそれらを説明された。
不可解なことはDies irae(続唱)の存在である。煉獄の思想である。天国に入るには一度地獄に堕ちてもがき苦しんで身を清めなければならないのである。死者に「永遠の安息を」と言いながら「これから辛い世界が待っているぞ」と脅かしているようだ。音楽も恐怖感に満ちたものが多い。キリスト教とはかくも厳しい教えなのかと思ってしまう。このへんのことを質問したいと思ったがケチをつけているような気がして遠慮した。
ここでモーツアルトのレクイエムのDies iraeを紹介。左をクリックしてください。このような曲を自分の葬式に奏でて欲しくない。安らかに永遠の眠りにつけないのである。