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古都探索日記

奈良や京都の散策日記

ブラームスの宗教音楽 Ⅱ

2025-05-08 09:39:42 | 音楽
 5月7日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。(4月のⅠは関西へ花見旅行のために欠席。)

 画像はテキストの1ページ目。全部で4曲のブラームス作品を視聴。

 1 祭典と記念の格言 op109 3のモテットから成る。ハンブルグの名誉市民権を与えられた事に感謝した作品。1889年完成。

 2 三つのモテット op110 最後の宗教的モテット。ブラームスの悲観主義に満ちている。

 3 バリトンとピアノのための4つの厳粛な歌 op121 クララ・シューマンが亡くなった1896年の5月に完成。歌詞は聖書から。

 4 オルガンのための11のコラール前奏曲 op122 9つのプロテスタント讃美歌を使用。その内 8,10,3,11番を視聴。バッハのオルガン小本をモデルにしている。

 他にモテットの参考にしたガブリエリの 22人の為のソナタも視聴。

 偏見かもしれながブラームスの音楽は暗く陰鬱に感じられた。

 ありがとうございました。

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フランツ・リストの宗教音楽 3-2

2025-03-21 13:43:00 | 音楽

 3月19日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。画像はテキストの1ページ目。

 今回のテーマは「キリスト」(1866)。キリストの生誕から復活までをテーマにしたオラトリオ。演奏時間は3時間の大作。3部からなる。

 講義では全曲ではなく主要な部分(10曲)を視聴した。ライトモティーフ(示導動機)としてグレゴリオ聖歌の待降節の交唱一部が用いられ、演奏形態を変えて何度も現れる。

 明るい曲もあるが全体に暗い印象を受けた。ありがとうございました。

 

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リストの宗教音楽 Ⅱ-1

2025-01-31 09:03:57 | 音楽
 1月29日、朝日カルチャーセンターにて受講すろ予定のこの講座だったが、咳がひどくてテキストだけを頂いて退席。

 画像はテキストの1ページ目。講義内容は2作品祈祷文「テ・デウム」とオラトリオ「聖エリザベトの伝説」。二つとも私の知らない作品、残念!
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フランツ・リストの宗教音楽  Ⅲ

2024-12-05 09:13:12 | 音楽
 12月4日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。画像はテキストの一頁目。

 今回のテーマはリストの宗教音楽から小品を中心とした内容。講義内容を要約。

 先生はまずキリスト教の死生観について語られた。初期は復活が主で13世紀になって最後の審判への畏れが現れる。レクイエムのDies iraeなどがその典型。残念ながら私にはよく理解できなかった。

 次にリストの6作品を視聴。1 死の舞踏( ピアノとオーケストラ) 2 3つのピアノ独奏曲 Ave Maria, Pater noster,Miserere(Palestrina) 3 ミサコラーリスからグロリア 4 詩編第18番。
 リストはグレゴリオ聖歌を教会外(サロンなど)で演奏した初めての作曲家である。

 どの作品も恐怖を感じるような曲想であり、聴いていると心が癒されるバッハの教会音楽とは正反対の印象を受けた。

 ありがとうございました。
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6つのヴァイオリンソナタ

2024-11-19 13:46:01 | 音楽
 11月17日、中村区のスタジオ・フィオリーレでのバッハの6つのヴァイオリンソナタ(2回目)を鑑賞。1回目は都合が悪かった。

 演奏はヴァイオリン三好孝市、ポジティフオルガン吉田文(敬称略)。ポジティフオルガンは持ち運びができる小型のオルガンでカンタータの通奏低音として使われることが多い。バッハのヴァイオリンソナタではチェンバロが使われることが普通。私も初めて聴く。

 コンサートの前にマイヤーフィービッヒ先生のミニ講座があり、1720年に作曲されたこの作品の第5番の背景を解説された。この年、バッハはケーテン侯に随行して、カールスバートに旅に出たが、この間に一番目の妻のマリア・バルバラが病死した。バッハがケーテンに戻ったときには埋葬もすまされていた。マリア・バルバラの死後に作曲された第5番に使われたヘ短調は暗く重苦しい調性でバッハの悲しみの感情をを表現しているらしい。

 コンサートは第4番、第5番、無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番、第6番の順で演奏された。ポジティフオルガンの演奏は軽快で違和感は全く感じられなかつた。私が好きなのは第4番の第1楽章のシチリアーノ/ラルゴである。旋律がマタイ受難曲のペテロの否認の場面で歌われるアルトアリア(憐み給え Erbarme dich)に似ているからだ。

 素敵な演奏、ありがとうございました。
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