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古都探索日記

奈良や京都の散策日記

私にふさわしいホテル (映画)

2025-01-01 11:55:28 | 映画
 年越しそばを食べ終えて、この映画を観る。多くの著名な小説家に愛された昭和の山の上ホテルが舞台になっている。一流をめざす若い女性小説家が気取って山の上ホテルに宿泊して騒動が起こる。庭付きスイートの403号室とやや小ぶりの501が登場。

 画像は左がパンフレット、左は2019年に友人夫妻と宿泊した時に私が作ったフォトブック。私達は403号室、友人夫妻はモーツアルトの間といわれる601号室に宿泊した。

 残念ながら24年2月に山の上ホテルは休館してしまった。約30年に渡ってこのホテルを常宿にしていた私にとって「もう東京には行きたくならない」ぐらいの大きなショックだった。

 エンディングロールではホテルの内部が次々と映し出され、見慣れたこれらの景色を再び見ることができないことに涙がでるほどだった。

 

 
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フェルメール

2024-02-04 07:47:51 | 映画
 2月3日、家内とこの映画を観る。

 スクリーン上の展覧会と言える。約20の作品が極接近して観ることができるのが良い。
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映画 タンポポ

2023-01-10 08:24:09 | 映画
 1月8日、CS日本映画専門チャンネルで伊丹十三監督のタンポポを見る。主演は宮本信子、山崎努。

 未亡人のラーメン店主が周りの人達の力を借りて理想のラーメン店を創るのがあらすじ。随所にオムニバスのようにすじとは関係のない小さな物語が散りばめられていて、それらがとても面白い。監督のセンスの良さがあふれている。40年近く前の作品であるが古さを全く感じさせない。

 画像は冒頭の老人(大友柳太郎)が若者(渡辺兼)に正しいラーメンの食べ方を伝授する場面。

 食をテーマにした映画のなかで、日本映画ではタンポポ、洋画ではバベットの晩餐会が最高作だと私は思っている。
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秋刀魚の味

2022-12-23 13:19:39 | 映画
 12月18日、BS松竹東急で小津安二郎監督の最終作「秋刀魚の味」を久しぶりに見る。以前にもこのブログに取り上げている。

 娘を嫁にやる父親の心情がテーマで「晩春」のリメークと言われている。遺作らしく小津映画のエッセンスが凝縮したような作品。

 「東京物語」が小津作品の代表作であるが、最高作はこの秋刀魚の味と私は思っている。私が一番好きな日本映画。
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デリシュ!

2022-09-05 08:47:31 | 映画
 9月2日、家内と伏見ミリオン座にてこのフランス映画を観る。デリシュは美味いを意味する仏語。

 フランス革命の頃、それまで王侯貴族が占有していたフランス料理を庶民に広め、レストランという様式を創った元公爵お抱えの料理人の物語。

 感染を恐れ、3年ぶりの映画館だった。平日の初日のため観客はまばら、安心して楽しめた。
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