試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ101-88[ツヌ113F] 車体更新 (サハ101-104[ツヌ116F-2] 改番,再生産品LOT窓セル交換施工) ※'再生産品

2018-04-02 21:57:43 | 国鉄/JR101系
断行。

KATO製国鉄101系ツヌ113F(Tc74)の再生産品車両対旧製品車両比率を6:4へ変更し他編成に揃える。
サハ100形0番代(黄色5号)はサハ100-99(ツヌ113F:再生産品)の他にサハ100-17(カノ13F:再生産品)しか在籍していない。
従って車体更新対象車は強制的にサハ101-88(ツヌ113F:旧製品←サハ101-267:元ツヌ122F:Mc155)となった。


国鉄101系サハ101-88(ツヌ113F)。
※旧製品。

在籍するKATO製101系津田沼区仕様は新旧LOT混結編成が大半を占める。
クハ101形,クハ100形やユニット単位での車両更新,車体更新を進めた結果新旧LOT比率は偶数が原則だった。
例外的に5:5で構成されるツヌ113Fに相対する奇数比率編成が在籍するはずである。
しかし基準編成は全て偶数比率で再生産品LOT車体捻出車が見当たらなかった。
所有車両を再度確認したところ波動用のサハ101-104(ツヌ116F-2:T104)が再生産品車両だったと判明した。
ツヌ116F-1(T'c91:旧製品)はクハ100-91(第二次冷房改造車)が組み込まれる3+4-3編成が特徴である。
1両だけ第二次冷房改造車が組成される変則編成は面白味がある一方で弾力性に欠けた。


サハ101-104(ツヌ116F-2)
※再生産品。

そこで標記印刷消去に失敗した元サハ100-99(元ツヌ113F:再生産品)をサハ101形0番代へ再編入した。
竣工したサハ101-104とクハ100-91を都度交換し3+7編成(ツヌ116F-2)も組成可能とした。
自由度が高まったツヌ116F(Mc154)だがサハ101-104だけが再生産品車両で取り残されている。
サハ101-104はサハ101-88用車体更新種車に打って付けの存在と言えた。
但し旧製品車両で揃うツヌ116F-1に合わせサハ101-104用部品類は旧製品LOT品に振替えられた。
従ってサハ101-88の車体更新は側面窓セル交換を含む工程となった。


入工中のサハ101-104,サハ101-88 (ツヌ116F-2,ツヌ113F)。
※再生産品,旧製品。

未だにサハ100形0番代(黄色5号)はリリースされていない。
そのためサハ100-99には発生品のサハ100-38(トタ5F:Tc14)用屋根板を充当せざるを得なかった。
屋根板色温度は旧製品LOT品に近くサハ101-88へ旧製品LOT屋根板を起用し屋根上見附の違和感を緩和した。
前途の通りサハ101-104は旧製品LOT部品で統一されており車体更新での交換対象から外れている。


窓セルを相互交換したサハ101-88,サハ101-104。

屋根板存置の確定で交換部品は窓セルのみとなった。
モハ101-236,モハ100-120(ツヌ115F:Mc144)の車体更新では屋根板交換が新旧LOT部品混同の一因と化した。
よって急遽1両単位での竣工へと切り替えている。
側面窓セル交換で終えられるサハ101-88の車体更新ではサハ101-104と同時進行させた。
万が一の取り違え防止策としてサハ101-104を組み立ててからサハ101-88へ手を着けた。


[サハ101-[8][8]]:2-4位側。

車体更新で捻出される旧サハ101-88(元ツヌ113F)はツヌ116F-2へ充当し引き続き波動用の役目を与える。
だがサハ101-104(ツヌ116F-2)への改番はいまいち気乗りせず一旦措置保留とした。
取り敢えずサハ101-88(ツヌ113F)を竣工させた後に車両番号を検討する。
改番は[サハ101-104]標記を[サハ101-88]標記へと改める節約式である。
竣工から然程時間が経過していないサハ101-104は波動用という要素も重なりインレタ劣化は殆ど見られなかった。
三方コック蓋との間隔にも余裕があり[サハ101-104]の剥離だけ注意を払っている。
車両番号標記インレタは1-3位側,2-4位側とも[サハ101-]+[8]+[8]の組み合わせとした。
旧サハ101-88はツヌ113F出場直前に[サハ101-88]の間が気になり再転写を行っている。
二の轍を踏まないよう一度での転写を目指した。
若干詰まり気味ではあるものの節約式改番車では上々だと思う。


旧サハ101-88,サハ101-88 (元ツヌ113F,ツヌ113F)。
※旧製品,再生産品。

[サハ101-88]に近いフォント太さの古インレタが無く各台紙を探し回った。
近似のインレタを起用したが同一フォント太さには至っていない。
これも車両番号標記を詰まり気味に見せる要因だと思われる。
ただ全て一発転写で終えられたため消化不良感は無い。
サハ101-88の登場で久し振りに同一番号車両の並びが表れた。
旧製品車両同等となった旧サハ101-88は元サハ101-264(元ラシ101F:Mc201)時代に近似の部品構成へと復帰している。


屋根板色温度が異なるサハ100-99,サハ101-88 (モハ100-235,サハ100-99,サハ101-88,モハ101-163)。

ツヌ113F(再生産品+旧製品)は十一代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)を軸に組成した。
部品類は再生産品LOT品を主にしているが転用都合でサハ100-99の屋根板色温度変更が行えない。
そのため車体更新後もサハ101-88は旧製品LOT屋根板が維持された。
サハ100-99+サハ101-88はモハ100-235(3号車:再生産品),モハ101-163(6号車:旧製品)に挟まれる。
よって3,4,5,6号車の屋根板色温度は揃わないままとなった。
ただサハ100-99の電装準備工事部に加え色温度の近い旧製品LOT屋根板を装着したサハ101-88で誤魔化せたと考えている。




サハ101-88(サハ101-104 改番,再生産品LOT側面窓セル交換施工)。
※再生産品。

車体更新を終えたサハ101-88(ツヌ113F)が竣工した。
これまで竣工した再生産品車両とは異なり旧製品LOT屋根板が異色の存在と言えよう。
更にサハ101-108(ツヌ118F)から旧サハ100-99へ編入されサハ101-88へと復帰する珍しい経歴の持ち主にもなった。
旧ツヌ113Fの出場を目前に消滅した元サハ100-99(元ツヌ113F)時代の名残はエンド標記にある。
標記印刷消去を要するサハ100形編入を挟んだためサハ101-88のエンド標記はインレタ再現になっている。




サハ100-99+サハ101-88 (ツヌ113F:元サハ101-108+元サハ101-104)。
※再生産品。

成形色が現れたエンド標記印刷消去失敗痕を隠しきれず塗料を盛った上にインレタを転写した。
そのエンド標記インレタも潰し気味に押し付け修正痕を覆わせた。
修正痕は消しゴムで均したがインレタには手を着けなかった。
サハ100-99(←サハ101-108Assy車体組立車)に続くサハ101-88はエンド標記が並ぶ。
極太のエンド標記が目立つものの車体LOT統一を優先した。
なお元サハ100-99のサハ101-104再編入は相当手を抜いたらしい。
2エンド側の元エンド標記部には丸形の転写糊が残っていた。
転写糊除去を含め車体全体を清掃し直し外観を整えている。


サハ101-88+モハ101-163 (ツヌ113F:元サハ101-104+元モハ101-236)。
※再生産品+旧製品。

今回の車体更新でツヌ113Fは千葉方新旧LOT分界点がサハ101-88+モハ101-163へと移動した。
新旧LOT比率も6:4に改められ標準化が図れている。
残る異LOT混結編成は弁天橋区仕様(Mc170)改装車組込編成となる。
弁天橋区仕様車は旧製品に近い質感を有しており積極的に車体振替を推進するには何かが足りない。
旧サハ101-88(元ツヌ113F)の復帰後にもう一度現車確認を行う予定である。
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