蝶鳥徒然2

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真空管アンプ6R-A8pp製作

2021-02-27 10:20:18 | 日記

今日は所用で撮影はお休み。

物置にストックしてあったトランスや真空管を使ったアンプの3台目がちょっとてこずったが完成。

今回は当初の設計でいくつか不具合がありかなり手直しした。

初期は初段が6AN8の5極管部で増幅し、3極管部でPK反転して6R-A8pp終段とした。

音出ししてみると40年前に購入していた9ピン真空管ソケット(6AN8)が1個接触不良で交換することに。

次に残留ハムが耳に付くので1点アース(入力ピン)への接続を見直してループを解消して解決。

もう一つはCD専用にしてあるので、ゲインが大きすぎてボリュームを10%くらい回したところで10畳間ではうるさい。それで6AN8から12AX7(双3極管)に変えるのが回路変更が少なくて済むのと真空管の在庫が6AN8はゼロで12AX7がたくさんあったので故障時のために急遽変更。ちょうど良い塩梅になったので1週間ほど音出ししてとりあえず完了。

音は予想通りの音で一応完成としたが、元々手持ちの50wクラスのトランスと電源を使ったので持ち運ぶのが辛いほどの重量。決して真似しない方が良いと思います!ミニチュア3極管の6R-A8はプレート損失を大きく取っていることや元々の5極管構造で内部で3極管接続されてパワーを取り出す方式なので高温になり寿命が短いとか当時の評価は高くなかったと思う。当時真空管アンプの製品として有名メーカーも使っていたのと、最初に自作したアンプがこれだったので、記念にトランスなどを強化して再現して見た次第。トランスの大型化した効果はかなりあったのではないかと思う。当時(50年前)はオープンリールのテープデッキのメカだけ購入して録音再生アンプを真空管で作って、レコードプレーヤーもイコライザアンプを真空管で自作したり狭い下宿先のアパートでロクハンのパイオニアのスピーカーを自作指定ボックスで鳴らして、寝るスペースとオーディオと本に囲まれたとんでもない生活をしていたことを思い出す・・・

最初から使っていた6GA4sアンプとこのアンプのどちらかは息子のところへ引っ越す予定。6CA7sアンプは娘のところで活躍してくれているようだ。

変更前の写真で紹介。手持ちの真空管ソケットが高周波用のシールドケースタイプしか予備がなかったので左はハカマ付きだが他意は無い。真空管はこの後で6AN8から12AX7に変わっている。

内部配線。アース線の引き回しを1本だけ変更する前で残留ハムが多い状態。手持ち部品の流用が多いのであまり人には見せられないが・・・

外観は同じで、真空管が変わって部品が2個減ったことと配線の引き回しを1箇所変えたくらい。

3台は全てリードのアンプケースを使ったので見た目は同じになった。

ころな自粛の暇潰し?のためにも次の製作テーマを考えなくては・・・という今日この頃・・・


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