台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台北州 (海山郡土城庄) 土城社

2010-05-15 00:57:30 | 台北州
 
神社が建立された場所                       五穀先帝廟

台湾総督府文教局社課による昭和18年3月発行の「台湾に於ける神社及宗教」には、この時点で神社建設許可を受け建立しつつあるものの中に「土城」がある。この神社は現在の土城市農豊街の五穀先帝廟の左手奥にある懐恩亭の場所に建立されたが、完成を待たずに終戦となり、終戦後は取壊されたようである。
この神社もまた余り情報が無い神社の一つである。当初は、神社の場所に現在の五穀先帝廟が建立されたものとばかり思っていたが、そうではない。何故あえて廟の裏に造営されたか不明である。

神社が建立された場所は現在の台北県土城市にあり台湾市郊外の工業地帯と発展し、台北市の衛星都市となっている。また、世界最大の電子部品加工受託企業である鴻海精密工業(Foxconn)の本社があり、大部分の生産は中国を中心に行われている。


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