台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台北州 礁渓公学校校内社

2012-04-14 15:44:33 | 台北州
               
昭和15年(1940年)10月7日鎮座
祭神:不明
現住所:宜蘭県礁渓郷礁渓路4段135号


礁渓公学校神社は現在の中学校の体育館傍に宜蘭神社社司藤崎和次郎斎主の下で昭和15年(1940年)10月17日、創立30周年記念事業の一環として鎮座祭が執り行われた。当日は松本校長の式辞、当地区の郡守の告辞そして来賓の祝辞があった。終了後は物故旧職員および児童の慰霊祭が行なわれた。
神社の前には楠木正成(楠公)銅像が建立されていた。

現在、日本統治時代の礁渓公学校は宜蘭公学校礁溪分校として明治43年に開校された。当時は、礁溪協天廟を仮の教室として使用して、地元の児童に教育がなされた。大正2年、新たに校舎が建てられ、大正5年には宜蘭公学校として独立し、礁渓公学校と改称された。
昭和16年4月、公学校を含む全島の小学校は国民学校と改称され、礁溪公学校も礁溪国民学校と改称された。同時に教室も20室、教員宿舎4棟と増築された。終戦後の1953年、現在の場所に校舎が移転され、1968年に礁溪国民小学となった。


<出典:宜蘭文献 50号>
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