台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台北州 宜蘭農林学校校内神社

2011-09-08 20:34:50 | 台北州
昭和13年(1938年)5月13日鎮座
祭神:大国魂命他?

尚農神社は当時の宜蘭農林学校にあった。中等教育としての農林または農業学校は台南州立嘉義農林学校についで昭和元年に台北州立宜蘭農林学校が創立された。5年制の一貫教育がなされ、農業および林業の2科が設立された。第一期生の卒業生徒の数は75名で、内地人(日本人)25名、台湾人50名であった。現在は国立宜蘭大学になっており、同大学のホームページによると、初代の校長は台南州立嘉義農林学校の校長である柳川鑑藏となっている。その後、西崎茂、深谷留三、澤田義が歴任している。

神社遺跡は国立宜蘭大学の前身である国立宜蘭技術学院(1998年に名称変更)時代までは運動場の南側にあったようである。神社の建立は全教師よりの献金1,600円をもって行われた。現在は、本館前と右横に聳え立つ松の木だけが神社の面影を残している。


出典:宜蘭文献

神社のあった辺り
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