「先生、職場から日本の大学院修士課程留学費用を出してもらえることになりました。私はどの大学のどの専攻を受験するのがよいでしょうか(合格可能性も含めて)。」
「大学院修士課程とは、学部(本科)レベルの専門教育を修了した人が、その分野をさらに深めるためにある組織です。学部レベルの内容をゼロからやり直す場ではありません。F■ン大学の英語教育(アルファベットから?)とかの話題じゃあるまいし。」
「日本語専攻でした。」
「じゃあ、日本語学専攻、国語学専攻、国文学専攻受けたら。日本人と競争になるんで相当高い(日本語の)国語力が前提だけど。」
「その専攻だと職場(地方政府機関)の役にたたないから、助成がもらえません。政治とか経済とかじゃだめですか。」
「学部の時から、政治学、経済学を専攻している人と受験で戦えるんですか? 止めませんが、自己責任でどうぞ。副専攻とかにしてたんならできるんじゃね? アメリカの大学院に行く人は、英語学を専攻して副専攻とかの分野を受験してるんじゃね?(そんなんで合格させるって甘い気もする。)」
まあ、東大大学院を受けるんなら、こんな理解は必須、ということです。
専門がちゃんと決まってる理系は英語での受験が可能なんで、こんな馬鹿げた話で悩むことはない。日本語学校経由も不要。
日本語を日本語で教えるって、昔から意味わかんねと思っていた。
まったくの初学者相手なら、そんな資格はなくても、相手の言語に習熟した日本人が日本語教えたほうが、伸びのスピードは速いはずだ。
日本語での授業についていけるレベルまでは、相手の言語で教えるべきだろう。