頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

2014年12月30日(国際化=英語ではない)

2019-05-08 20:43:43 | 日記

・XX人らしき観光客に英語で質問されたのでXX語で答える。スマートにやろうと思うと多少訓練が必要。ゴルゴじゃないが0.16秒で相手の音声の特徴と顔の特徴(普段話している言葉の影響が最もよく現れるのは口の周りの筋肉のつき方)を分析、0.16秒で辞書を前頭葉にアップロード、続く0.16秒で作文。
・国際化=英語だなんて馬鹿げている、と非英語圏に留学した人ならよくわかると思います。むしろ言語に依存しない共生の仕組みづくりを考えるべきだと、15年ほど前のドイツで日々考えました。
・非英語圏では、人々の日常生活をサポートするセクター(もしくは市井の人々)には英語が堪能な人はほとんどいません。英語が堪能な人は、それなりの職(処遇)を求めてそっちに行ってしまうからです。あるいは、バンコクなどの国際的観光地にいがちな詐欺犯とか。。。
・英語でなんでも足りる、と妄信している人は、飯のまずさを我慢してでも英語圏に行くしかない。むしろ真の国際化を推進するならば、国際化=英語教育みたいな低レベルの理解ではなく、言語に依存しない仕組みづくりが必要でしょう。
・小生の大学での講義は、この5年間すべて英語(数回だけ中国語)だった。長い間日本語で講義をしていない。国際化=英語だからではない。そこに集まる学生にとっての最大共通言語が英語なので英語でやりますという取り決めがあるからに過ぎない。

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北海道のリゾートでは英語ができないとアルバイトにすら採用されないとも伺った。処遇はいいのだろうか。

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