読売新聞に、黒龍江省の少数民族地域の小学校で満州語の授業が復活したという記事がありました。話者数わずかに100名弱。死語にしないための努力に、ようやく政府が腰をあげた感があります。清朝末期には皇帝一族や貴族ですら、漢化しきってしまい話せなくなってしまったものです。授業の時間だけ、満州族の伝統衣装(いわゆるチャイナドレスの原型ともなった)に着替えるという徹底ぶり。教科書は中国語のものが一番詳しいのでしょう。というか、それしかないでしょう。普段中国にお世話になっているので、教科書を手に入れて、伝統文化の保存に参加してみましょう。
立命館アジア太平洋大学の愛新覚羅(吉本)教授が、日本における最高権威のようですが、溥儀さんから数えてかなり近いところにいる、元「お姫様」です。清朝皇族末裔のウルヒチュンさん。
文法的には、日本語、韓国語と同じ膠着語で、作文は楽そう。文字は満州語の語彙にあわせてモンゴル文字を少し変形したものなので、モンゴル文字を読むときにも役立ちそうです。
満州語で自分の名前を書いてみた。世界で100人しか話し手のいない絶滅危惧言語の手軽な保存活動。練習が必要ですな。
I tried to write my name in Manchurian. I need more exercise.
これが正解らしい。
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