ある方が研究者に向いている人の条件をまとめていた。小生自身はかつて受験秀才の一人だったというだけで、本当に向いていたかどうかはわからないが、矜持といくばくかの承認欲求だけでここまで生きてきて、その結果がこれである。経済的に苦しかった記憶はあまりない。おかげで、数量を競うようなところで消耗することもなく、ひたすら質を追い求めつづけることができた。学歴スペックで下位と思しき人々が、小生よりも上位に見えるアカデミックポジションについている事例はいくらでもあるし、それを求めて熾烈な戦いを制してこられたことには敬意を表するが、それはめぐり合わせの効果も少なくない。
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1.安定な職業を目指さない人 特に若手のうちは、PDや有期雇用の助教になることが多いので、長期的な就業の見通しが立ちません。その中で、本当に無職になる人はごくわずかですが、次の職を探すプレッシャーは大きいです。
2.高い年収を目指さない人 大学や大学院の同期の人たちと比べると、年収が半分くらいだったりしても、困らない程度に収入があればよいと考える人
3.自分と他の人を、頭が良いとか、仕事の速さとかで比べて考えない人
4.目的に向かって年単位で粘り強くはたらけ、途中であきらめにくい人
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