頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

2017年5月11日(日本の地理学の課題)

2019-06-28 00:12:59 | 日記

とある宿題をやっていて気が付いたことをまとめてみた。辛口すぎて嫌われそうである。

「日本の地理学の現状と対応策」

・地理学にかかわる内容での(即時的)メディア対応、行政支援が、地理学者個々人の力量に依存しており、パフォーマンスにも質的なムラ。地理学のアウトリーチ、社会貢献を体系的に推進するための基盤が弱い。それ故に地理学のプレゼンスも見えにくい。

・サイエンスカフェや、(地元大学、市町村、地元企業とタイアップした)地域おこし・ジオパークに関連するトレッキングツアー(地域おこし活動そのものへの有識者としての参画・支援もあり)を企画・支援するべき。

・地理関連学会が多極化しており、外からは地理学の成果が一望できない。日の当たらない(自己満足レベルの)成果も少なくない。外部から地理学の成果が俯瞰できるような体制構築を行うべき。XX(地名や大学名)地理学会の研究成果にも光を当てる、いや、厳しい評価にさらしてレベルアップを余儀なくする。

・JSPSでの制度改変にキャッチアップすべく、地理学(人文地理以外)+文化人類学+民俗学で、模範となる大型プロジェクトを至急立ち上げる。こうなった以上、ばらばらに提案、足を引っ張り合ってすべて討ち死というのは避けるべき。

・「地理学部」を云々する前に「地理学」の範疇を明確にすべき。旧来の認識のままであれば、諸外国並みの地理学部はまず実現不可能。Googleなど地理情報関連産業からの寄付講座を実現するのであればなおさら。

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1 コメント

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Unknown (本人)
2024-05-11 00:28:50
予言当たってるかも。

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