頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

2017年6月長野県辰野町「ほたる祭り」

2019-06-28 17:49:34 | 旅行

Le festival de lucioles de Tatsuno

17日
15:46
一ノ瀬口からコミュニティバス(高校以来一度も乗っていない) 
16:11
ほたる祭りに差し入れ、21時ころエコー電車にて辰野駅を出発、5分後信濃川島駅下車。
そこから実家まで5km、、、。モビリティを含めての評価も今回のミッションゆえ、これでよい。
 



 
35年ぶりでほたる祭り(長野県上伊那郡辰野町)に参加した。普段広報たつの紙上やSNSなどでご活躍を拝見しているまちづくりステイクホルダー(町行政職員、協力隊員、インターン学生のみなさん、事業者、NPO、外部有識者など)の皆様に直接お目にかかり、プレイヤーとしての役割・動きからパーソナルなキャラクターにいたるまでを理解させていただく貴重な機会となった。子供のころから知る旧住民との温度差を客観的に理解しておくべき、というのが小生自身の問題意識である。30年近く会っていない上京以前の知人も少なくない。人間の顔のうち、T-zone(みけん)は生涯変わらないというが、駅前のメインストリートを堂々と歩いている小生に気がついた同級生たちは皆無であった(すれ違っていたおじさんおばさんが意外にそうだったりして)。おかげでじっくりフィールドワークに専念できた。

普段と違い、ものすごい人通りである。国際化はずいぶん進んだ。欧米の観光客のみならず、タガログ語、ポルトガル語、中国語などがすれ違う人々から聞こえてくる。つくばでの日常の延長みたいな錯覚に陥った。帰省時に車で出歩く場合は気がつかない裏通りの様子。気になる飯屋(エスニック系も)をいくつか発掘できた。来週末も実家で農作業→名古屋のパターンゆえ、行くチャンスがあるだろう。

空梅雨高温の季節進行で、ホタルの発生も人出も多く、松尾峡への往復は大変であった。実家の近くの発生地(小型のヘイケボタル)と違って、幽玄な光の絵巻が眼前に展開している。
 
長い間顧みることのなかった故郷にも、発展のポテンシャルを見出せそうだ。実行スタッフの皆様のご努力に敬意を表したい。
 
運転手が気づかないまま、「回送」のままで走るコミュニティバス(250円)。この路線は高校時代に松本電鉄バス(50人乗り:550円くらい)に乗って以来、35年ぶりの乗車となった。乗客は小生を含めて2名だけ。
 




 
地元の短大生が、空き家化したピンパブを活用して、休憩所兼トークショーを実施中。ピンパブのノリが笑えます。




 
日本語で 詠めといふなら このセンス
 
「あぢきなや スマホの光 ばかりなり」
 
「あぢきなや そこにかしこに スマホタル」
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5 コメント

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Unknown (本人)
2019-06-28 18:00:28
や~れ ぴっかりちゃっかりぃっ すぅーいとっすぅいとすいすいっ(ほたる小唄)。「ぴっかり」はわかるが、「ちゃっかり」って誰のこと?
有線で流れます。
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Unknown (本人)
2019-06-28 18:00:54
今年も初日に開幕の数時間前から開会式までを、様々な角度で観察しました。(ゴミは落ちていなかったけれど、)廃棄物回収にもう一工夫できそうな印象です。
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Unknown (本人)
2020-06-17 02:11:36
例年なら、こういうスケジュールだったはずが。。。
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Unknown (本人)
2020-06-18 00:15:07
こういう変化をウオッチする予定であったが、中止で今年は一回休み。
The firefly festival of my home town is canceled in this summer.
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Unknown (本人)
2024-06-08 10:55:57
この故郷を離れて42年以上が経過。同じ町内なのだが小学生~中学生にとっては、駅前通り一帯とこの谷はある意味別世界だった1970年代。町内に就職して、毎日自家用車で通勤している人にはなくなってしまっている感覚だろう。日常の通学でも親が車で送り迎えが当たり前という時代には、なかなか理解してもらえない部分もあるだろう。
1982年以降、それまでテレビの中でしか見たことのなかった世界が、小生の日常世界とかぶることになった。ゆえにいまさらそんな感覚はおかしいし、2016年以降はこの町に仕事として関わり、ここ数年は役場のアドバイザーや各種ステークホルダーとのコラボもやっているのだが、この谷の外の世界は小生にとっての故郷ではない感覚が今も残っている。
ほたる祭り(松尾峡のほうではなくて屋台通りの雰囲気)も好きではなかったのだろう。35年以上行くことはなかった。地縁のない移住新住民やいわゆる「関係人口」の皆さんには、この感覚はわかってもらえないのかもしれないが、小生の哲学というか、地域おこし周辺の活動へ参与観察する上での基本がここにある。
昨日の上智大学講義でも、地方創生と田園回帰を論じるにあたりこの思いに触れてみました。
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