頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

もしこれが申請されてきたら(クラファンで研究費集め?)

2024-07-15 22:49:36 | 日記
故郷の著名な方がここにクラファンしたとアップしていたので使い道をよく読んでみると。なんとも心もとない。専門家に学術調査を丸投げ。普通にこの内容で、研究者が研究資金を公的機関に申請してちゃんと採択されるかどうか。採択審査には政治的恣意は入らず、学術的価値だけで採択の決まるものもある。小生その当事者(JSPSプログラムオフィサー)だったので、そこらの学者よりは詳しい。もしこれが申請されてきたら、突っ込まれる箇所は少なくない。金額の見積もりがアンバランス。報告書作成は現在電子化されているのでこんなにかからない。下にお名前が出ている先生よく存じ上げないが、彼が代表になってこういう趣旨の競争的資金をちゃんと申請しているのかどうか。ご本人は重要と考えていないとしたら、ノンアカデミアが気張ったところで、という印象がぬぐえない。
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■ご支援金の使いみち
下記活動にかかる費用の一部に充てさせていただきます。
・人体・環境への影響の調査
 福島第一原発事故に由来する放射性物質と、その人体や環境への影響について、専門家に調査・研究・翻訳を委託、報告書作成などの費用(300万円)
・海洋の調査
 船のチャーター費・燃料費、スタッフの報酬、放射能測定、報告書作成などの費用(400万円)
*この調査については、現時点において、特定の団体へ委託または打診を行っておりません。
・水産業への影響の調査
 水産業への影響について、専門家に調査・研究・翻訳を委託、報告書作成などの費用(200万円)
・法律関係の調査
 海洋投棄と国際条約(ロンドン条約、国連海洋法条約等)について、専門家に調査・研究・翻訳を委託、報告書作成などの費用(400万円)
・報告会・学習会やシンポジウム等の開催
 海洋投棄についての報告会や学習会、漁業ほか様々な関係者の声を聴く機会を設けます。5月12日には、福島大学教授・柴崎直明さんを迎え、汚染水発生を止める広域遮水壁についての学習会を開催しました。海洋投棄ではない選択肢についての学習会等も計画中です。7月15日には、いわき市小名浜にて「海の日アクション2024海といのちを守るつどい」を「これ以上海を汚すな!市民会議」と行います。(300万円)
※ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止める会は団体の銀行口座を所有していないため、ご支援金は関連団体である「原発汚染水の海洋放出差止めの裁判を支援する会」の銀行口座にて受け取り、会計処理を行います。
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