南陽市烏帽子山千本桜公園のおとぎ桜で記念写真
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今年も晴れた桜に会えて良かったね。
来年もここに来ようね、と言ってるような雰囲気です。
樹上に上ってる元気な爺さんがいます。
烏帽子山名物花咲か爺さんは、毎年この時期に登場して満開の桜を咲かせてくれてます。
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話は変わりますが、景色を見えるありのままに撮るのが写真っていいますが、
でもありのままに撮りたくない場合もありますね。
例えば、綺麗な花の側に枯れた花がこびりついてたりするってことは良くあります。
それから、暗めの落ち着いた景色の中に、裏返った葉っぱが白く光ってるなど
画面の僅か一角でも、そういう違和感を催すものが写り込んでいると、全体の心地良さは
結構損なわれるものです。
出来る写真家は、そういう心乱されるものを作品に入れないでしょう。
出来ない素人写真家は、後でごまかそうとします。
めんどくさがりの写真家は気になってもそのまま写します。
ごく素直な感覚の素人写真家も、あるがまま、それが自然だと写します。
そういう小さいこと気にしない感覚の方もいるでしょう。
有田焼の磁器の世界では黒い点が一つ二つあると欠点とされて高く売れません。それらは、連休中の有田焼の安売り棚に並べられて、1皿数十円で処分される運命になります。
ところが、原料精製の精度が低い、あるいはそれを追求しない益子焼など陶器の世界では、黒い粒は入ってるのが当たり前、自然に入る異物やムラが多くあり、それの現れ方で、景色がいい等と、むしろ異物によって価値が高まる特性もあります。
なかなか、商売は難しいものです。(^^;
風景に違和感のあるものは入れないようにした方が満足度は高まるはずです。
最初の写真に派手な提灯を追加してみましょう。
提灯だけでは夜桜は楽しめないーということで電柱と電線も追加してみましょう。
夜景はいざ知らず、陽光を浴びてほんのり淡い桜色を楽しむためには、派手な桃色の提灯や電線や電柱はない方が良いという感じがしますね。
派手好きな、その提灯の桃色くらい色が無いと寂しいよ、という方がいそうですが、そんな方は桜を本当に愛でているのでしょうか?
貴方はどの写真が好きですか(笑)