光と風の世界3

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第39回全日本総合馬術大会2009 PartⅡCIC1* Miki / Jump

2009-10-30 | 馬術

総合馬術競技3日目となる25日(日)の耐久審査(Jump)CIC1*競技にはクロスカントリーで失権した人を除いて11人馬が出場しました。

最終順位順にジャンプ姿を紹介しておきます (右の数字は減点)

1位 楠木貴成+ケンデリーワシントン:ノーザンファーム 58.1 / 0.0 / 4=62.1

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楠木選手のクロスカントリーの後半の緑の広場での競技がこちらの3'18"以後で見れます。

2位 中島悠介+オウサマデュファブール:ヘレナ国際乗馬倶楽部 56.5 / 0.0 / 8=64.5

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3位 吉澤和紘+イントランジット:JRA馬事公苑   54.1 / 0.4 / 12=66.5

最終障害のオクサーで前足で引っ掛けたのは惜しかった。

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4位 山口晋也+アイラン・デ・ボア:山口県馬術連盟 59.8 / 0.0 / 9=68.8

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5位 田中利幸+アイシングラー:RCクレイン神奈川 61.1 / 0.0 / 8=69.1

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6位 大岩義明+ジェニーブラック:日東光学 51.5 / 20.0 / 0=71.5

実力者の大岩さんでしたがクロカンの後半のコンビネーションの狭い障害の入りでの思わぬ反抗に順位を下げてしまいました。

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7位 細野茂之+ミルエユンヌニュイ:八王子乗馬倶楽部 59.3 / 4.0 / 9=72.3

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8位 永野幸子+桜羅:日本大学 58.9 / 10.8 / 8=77.7

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9位 高田耕平+シュシュート:RCクレイン伊那 62.8 / 4.0 / 12=78.8

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10位 畠山朋弘+ルートトゥブート:北海道馬術連盟 60.4 / 1.6 / 24=86.0

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11位 平永健太+シーパッション:RCクレイン京都 60.9 / 10.8 / 24=95.7

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三木ホースランドパークの総合馬術大会

2009-10-25 | 馬術

23-24の2日間、三木まで総合馬術大会を見に行きました。

メタボ予防のサイクリングも兼ねてなのですが、最近は坂道にも少し慣れたので、行きは1.5時間、帰りは1時間の工程です。

23(土)は競技のハイライト:クロスカントリー競技でした。

CIC3*競技が最初に行われましたが、参加者が3人でしたのであっという間に終わって、走るところ全部は見れないし、なんだか物足りないですね~。でも近くで見るスピード感はやはりかなりのものでした。

緑の広場と日本庭園と両方欲張って結構な坂を移動したので、疲れました。あの馬が走る道は柔らかくて普通の道の数倍疲れるようです。(^^)普段は坂道のない生活なのでふくらはぎがパンパンです。

CIC1*競技、トレーニング競技、ノービス競技と競技ごとにコースが変わるので、そのコース地図とにらめっこして、どこで見ようかなどと考え移動もしましたが、全体が見えるところは競技者から離れて臨場感がないので、どこで観戦するかはなかなか悩ましいところでした。

通の方はどこで見るのでしょうかね~。

今回は、CIC3*今日が日本でというよりもアジアでの初開催ということでありまして、主催の日本馬術連盟の名誉総裁である常陸宮妃華子殿下もCIC3*とCIC2*競技を観戦されました。

さすがにお供や警備の方など普段よりも黒背広の方が多かったです。(^^; 帰りしなに警護の車で挟まれた車列の中央の車の窓が開いていたので手を振りましたところ、手を振りかえしていただきました。私一人だけ道端にいたので、そんな応答があるとは予想してなかったので、ちょっと感動しました(^^)

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25日(日)には総合馬術競技では独特の呼び方である余力審査の競技が行われました。障害飛越と同じと思うのですが・・・。そこで最終順位が確定。

総合馬術競技は3日間にわたり競技することや、2日目のクロスカントリー(耐久審査)の疲れが大きいのか、意外にもバーを落とすことが頻発して、バーを落とさない方が勝ちみたいな結果になりました。

CIC3*競技初代の優勝は

村上一孝氏&ウイキッドタイム JRA馬事公苑

騎手はもちろん素晴らしいと思いますが、この馬の見事さ、非常に落ち着いた顔つきにもこの馬の素晴らしさを感じました。

2位は弓良隆行氏&フーリガン RCクレイン東京

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3位は 根岸淳氏&マブリック ドゥ グラニ 東武RC&クレイン

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チャンピオンは賞品の馬着を着せてウイニング・ランができます。

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表彰式が終わった後で、関係者一同の記念撮影が行われていました。

日本初のCIC3*開催成功ということで関係者の喜びもひとしおのようです。

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週末は第39回全日本総合馬術大会2009 PartⅡ

2009-10-21 | 馬術

Pa114106tm 今週末は三木市のホースランドパークにおいて全日本の総合馬術大会が行われます。

主催:社団法人 日本馬術連盟

どこでもできるレベルではなく、アジアでも初のCIC3*というという国際規格の大会も行われます。

9月に山梨県馬術競技場で行われた第39回全日本総合馬術大会2009 PartCIC2* Yamanashiの優勝者:村上一孝選手も参戦するようですし、他にも、日本一を狙って参加する実力者のライディングが見れる貴重な機会です。

非常に楽しみであります。

競技概要の要点を抜き書きしてみると

CIC3*(CICスリースター)の場合

馬場馬術競技初日(今回は23(金))馬を正確に制御する技術を競うもの

クロスカントリー競技(2日目24(土))自然の中のコースに40個までセットされた障害を飛び越して走る最も過酷でダイナミックで総合馬術競技の花とも言える競技。距離は4km以内、障害は40個以下、障害の高さは1.2m以下、飛び降りは2m以内、などで、競技時間は7分程度もかかり、その間馬を最大の速度で走らせるものですから、大変な迫力です。

障害飛越競技(3日目25(日))耐久審査とも呼ばれます。平らな砂馬場に配置された全長600mのコースに12個程度の障害を設け飛び越すものです。障害高さ1.25m以下。

詳細はこちらを探すとでてきます。

クロスカントリーの競技の模様をYoutubeから紹介しておきます。

これは学生の競技ですが、コースは同じ場所に設定されます。

中間には水場を駆け抜ける大迫力のシーンも出てきますよ。


フィギュアの祭典、もとい採点

2009-10-19 | スポーツ

週末のGP仏戦でキムヨナ選手が210点も獲得してしまい、いったいどこまで点が伸びるんだろうと不思議でなりませんが、去年からの疑問はどういう点でGOEの加点が出来るのかということでした。

昨日その加点方法についてISUのサイトの中に資料がありましたので、読んでみたところです。

興味のある方はこちらへどうぞ

http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=1427

たいていの興味のある方はもう目を通しておられるのかもしれませんが。。

結論を言えば、合理的に加点が出来るような項目が挙げられています。

そこで、はっと気づいたことがあります。

いつだったか、某番組で佐野さんや恩田さんがキムヨナ選手のスピードが凄いことを指摘されていて、その時はその後の言動が話題になり、一部のファンから悪く言われてたことがありますが、その前段で言及された「スピードが重要な加点の要素になっているということを、昨日初めて知ったのです。

例をあげると

加点の要素 以下の項目が2項目で+1、4項目で+2、6項目以上で+3点

Jump

1) unexpected / creative / difficult entry
2) clear recognizable steps/free skating movements immediately preceding element
3) varied position in the air / delay in rotation
4) good height and distance
5) good extension on landing / creative exit
6) good flow from entry to exit including jump combinations / sequences
7) effortless throughout
8) element matched to the musical structure

ここで4)に注目。height and distance 赤字で書いたandがミソなのです。・・・良く競技の実況解説で高さがありましたね~と聞きますが、高さだけがあっても加点されないのがこのルールのようです。

高さと距離がありますね~という言葉はなかなか聞かないと思います。

そう、そこが大事なところ。高さも距離もありますね~という言葉を聞くのは、キムヨナ選手のジャンプが解説される時ぐらいかな。

ということで、4)はキムヨナのジャンプを真似れば加点がもらえるのです。

キムヨナ陣営(コーチ)はそういう加点のポイントを一つづつ詰めて、GOEが上がるように工夫してるのでしょうか。その辺はどこのコーチでもやってることでしょうけれど、徹底してやってるかどうかですか。

少なくとも浅田陣営はスピードを上げることは大してやってないのではないか、

望遠ズームを聴かせたカメラでは滑走のスピードや飛んだ距離はなかなか表現されにくいものですので、テレビを見てる普通の人は何でキムヨナが良いのか分からないから・・・分かるはずもありません。カメラは映してないのですから・・

でも、野球解説やサッカー解説が工夫してるようなタブレットペンで軌跡を残して比較するなど、いくらでもやれることですなんですよね。そのようにして、もっと科学的、技術的な側面からもフィギュアを解説してほしいものです。

かなり脱線しましたが、上のリストに戻って、7)も大事ですね。難しいジャンプを跳んだ後の着地でかろうじてバランスを確保してスピードの落ちてしまう浅田真央選手の不調な時の終わり方ではジャンプが成功しただけでは加点がもらえないということです。スムーズにスッと次に移ることが出来れば加点要素なんですね。

ポイントを良く書いてあるなと思いました。

やはりここのポイントは4)のHight and Distanceを両立させないと+にならないということにしておきましょう。

次にSpins

1) good speed or acceleration during spin
2) ability to center a spin quickly
3) balanced rotations in all positions
4) clearly more than required number of revolutions
5) good position(s) (including height and air position in flying spins)
6) creativity and originality
7) good control throughout all phases
8) element matched to the musical structure

ここでも1)にスピードが出てきます。そしてスピードもしくは回転中の加速が加点の要素ということです。見るからに回転がのろくなるスピンでは、加点はなし。

Step Sequences

1) good energy and execution
2) good speed or acceleration during sequence
3) good clarity and precision
4) deep clean edges (including entry and exit of all turns)
5) good control and commitment of whole body to accuracy of steps
6) creativity and originality
7) effortless throughout
8) element matched to the musical structure

この2番にもspeed or acceleration と出ています。私の感じではキムヨナ選手はSpeedではなくAccelerationで点数をあげてるように思えます。それが楽だから。何度も止まることで低速でもAccelerationを演技して見せることができます。それは、浅田選手のように高速運動を続けるよりも楽なのではないでしょうか?楽して点取れてることになるのでしょうか。

それから、また登場しました7)のeffortless throughout・・・楽にやって見せる

頑張ってハアハアやって1)は貰えても、7)を貰えないんじゃ疲れる割には点にならないようです。

う~んこうなると、やはり・・・あの・・・エキシビジョンの「カプリース」あんな気楽な感じで滑る方が加点が高くなるのではないでしょうか。キムヨナ選手がやってるのはそういうことなのかも。

カプリースはもともとSP用に作ったものだそうですので、もしかするともしかすると、GP Finalの東京大会ではこれがSPに登場するってこともあるでしょうか・・・ははは、結構期待してる人がいるようです。

参考情報:http://number.bunshun.jp/other/figure/column/view/4237/page:3

Spiral Sequences

1) good flow, energy and execution
2) good speed during sequence
3) good body line and full extension
4) minimal delay between spiral positions
5) good flexibility
6) creativity and originality
7) ability to attain positions and variations quickly and effortlessly
8) element matched to the musical structure

1)のgood flow, energy and executionというのは何でしょうかね。これも繊細に滑るよりも、がっつりパワフルにやるのが良いのでしょうか。ということはやはり、ここでもスピードが速い方がGOEの加点につながるということになりそうですね。

ということで、今日の結論;GOE欲しくばスピードアップ

かな?

それに加えて審判員へ自分たちを理解してもらうことですね。

理解してもらうためにはパーティーやいろんな場でお話しすることでしょうか。


フィギュアスケート・シーズン開幕の真央選手

2009-10-18 | スポーツ

いよいよ来年のカナダ冬季オリンピックへのスタートとなるフィギュアスケートのシーズンが始まりましたね。昨夜からテレビでの放送も始まったようで、このブログにもファンの方が時折覗きに来られているようです。昨夜は出かけてて見れませんでしたが・・・

ですが、今年の浅田真央先週はなかなか調子が上がらない様子。

昨夜遅く行われたエリックボンバール杯(グランプリシリーズのフランス大会)のフリーでは出だしの3A(トリプルアクセル)は成功したようですが、次のシングルの3Aや他のジャンプも失敗があったようでダウングレードが3つ。でもその方は確率は上がっていくと思うので、心配はしませんが、Youtubeのファンの方は心配で心配でたまらないようで、他にも振り付けやコスチュームや音楽についての書き込みが活発です。

私が気になったのもいくつかあります。

一つはまず素人にも分かりやすいコスチュームの件。

浅田真央選手だけでなく中野由香里選手のもそうですが、コスチュームのデザインが細かすぎてるのではないか。色づかいも不満。

フィギュアに期待するのは・・その素晴らしさとは・・自分も含めてなぜ最近の視聴率が上がってるのか・・・それは躍動美の素晴らしさという魅力に尽きるでしょう。

では、その躍動美を最大に見せる衣装とは・・・今の衣装のような細かな切返しを多用したものではないと思います。なぜなら、たとえばスピンやスケーティングの高速動作の中では色は残像と合わさって色が濁るものです。極端に言うと色を多用するほど濁った色になります。実際の会場で見えるのとは違うかもしれませんが、テレビシステムが超高画質でなければその傾向はより顕著になるでしょう。

言いたいのは、そのコスチュームはスチル写真を撮る時に見栄えが良いものか?それとも、高速で演技してる時に見栄えがするものか?あるいはその両方の変化を楽しむものですか?という疑問です。衣装デザインをする方はあれもこれもと豪華に華やかにしたいのは自然なことですが、躍動美をどれだけ高められるかという視点で選択してもらいたいものです。細かな色づかいは躍動感を損なう恐れがあります。

そういう意味で楔形の色を切り替えるデザインというのが日本人の衣装に良くありますが、あれには賛同できません。どうも日本人の選手の衣装のデザイン選択に静止画での判断が重視されてるのではないかと心配になります。

なお演技者をその気にさせる色やデザインということは、演技を成功させて結果として躍動美を最大にする要素なので、本人が気にいるデザインということは何にも増して重要なことではありますが・・・

音楽はそれにストーリーを加えて芸術性を高めるものです。これについてはかなり批判が出てますが、これはコーチの選択ですのでここでは触れませんが、決して乗りやすい音楽でないことは百も承知。その壁を乗り越えれば新たな歴史が作られるでしょうが、乗り越えられるかどうか、重しのような音楽をどう克服するか、心配しながら見守ることになりそうです。あまり意味のないチャレンジをさせてしまってるという印象が私もあります。ロシアの音楽より南欧の軽やかな音楽に乗って笑みを振りまきながら滑る真央ちゃんを世界中のファンが期待しているでしょう。(その期待はエキシビジョンの演技で堪能できそうですが、本選の結果が悪ければ、なおのこと不満が募ろうというものです)

振付に関しては、音楽がストーリーがない分を振り付けでストーリーを出せれば素晴らしいのですが、そういうことになってるのでしょうか?ちょっと疑問。それに何か手踊りが多いような印象が残りました。そこまで細かく詰め込むよりゆったりした演技こそが芸術性が良いのではないかと感じました。

また行われた演技の中で気になったのはスピンの回転数が緩いような印象・・・これはテレビの質にもよるので、実際がどうかは分かりませんが・・・

おととし、去年とラインステップでの息を呑むような感動的なパフォーマンスを今回は感じれるかどうか・・・

今回はスコアに関しては書きませんので、見たい方はこちらでチェックしてください。

SPのスコア

http://www.isuresults.com/results/gpfra09/gpfra09_Ladies_SP_Scores.pdf

FPのスコア

http://www.isuresults.com/results/gpfra09/gpfra09_Ladies_FS_Scores.pdf

サンスポのサイトには写真が沢山出てました。

http://www.sanspo.com/sports/news/091018/spm0910180759005-n1.htm

今日のフリーの演技が終わってキス&クライで待つ間に会場に投げ込まれたとてつもなく大きなひまわりの花束を、その花よりも小さなちびっこスケーターが回収して会場の笑顔を広げたようですが、真央ファンにとってはそのひまわりの花束に想いをこめて次の演技の成功を祈りましょう。

できれば、若干の修正もしてくれることを祈りつつ。

グランプリシリーズ・ロシアモスクワ大会が1週間後です。

昨年のフランス大会の後と同じように見違える演技で登場してほしい。

その後のグランプリシリーズへの真央ちゃんの参加はもうありません。

グランプリ・ファイナルは結果次第での出場になり12月3-6日の東京大会です。