光と風の世界3

自然が好き & 高砂高校ジャズバンド部を応援中
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第41回神戸まつり2011サウンドスケッチ#2

2011-05-23 | 音楽

<#1よりつづき>

2011.5.15(sun)に行われた神戸まつりのごく一部を写真と音でレポートします。

P5155145m 前編でサンバの強力チーム:Bloco Feijao Pretoを見て、工藤めぐみさんの笑顔をもらってから、再びKOBE JAZZ LIVE STREETの行われる朝日ビル前に戻りました。

これから始まるBIG BAND演奏。

MATE JAZZ ORCHESTRA

始まる前からお客さんが多い。

これまでよりも倍くらいになってるか?

多すぎて身動きしづらくて、全体が見渡せませんでした。

こういう時にいつも悩むんです。全体写真を撮るか(報道スタンス)、あるいは演奏を楽しむか(聴衆の一人になる)

悩むけど結論は大体いつもの後者です。(笑)

Mateの2nd Tbに高砂ジャズバンド部のOGさんが加わりました。

皆爽やかな色合いの服を着てました。一色に統一してないけど、何となく統一感のある衣装ってのはいいですね。サンフランシスコの住宅街の色合いを思い出しました。P5155146e

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ここで演奏曲を紹介します。

-例によって風で音が歪んでますが、そこは演奏の素晴らしさに免じてご容赦を。

1. On The Street Where You Live
2. Chicago
3. Who Can I Turn To
4. A Foggy Day
5. Stompin' at the Savoy
6. After You've Gone(Vocal)
7. The Nearness of You(Vocal)
8. Let's Face the Music & Dance(Vocal)
9. (encore) Almost Like Being in Love(Vocal)

#3, #4の曲は大震災の方々を思って少しでも思いが届けばということで選曲されたようです。

この下は演奏者のアップを並べてみます

新旧ベース対決?

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そして、ボーカル高貴みなさんは優雅なストローハットでお出まし。

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この真夏みたいな日差しの下でつばひろの帽子をエレガントにかぶって歌うシーンってどこかで見た記憶がありませんか?

・・・

私には、映画:原題"Jazz On A Summer's Day"、邦題「真夏の夜のジャズ」に登場するAnita O'Dayのイメージが一瞬湧いたのです。

これでステージが高ければ、そのまんまって感じですけどね~

分かんないかな~(^^;;、 え?違いすぎ?(笑)

Anita O'Dayって何?ってかたは私の昔の記事へどうぞ

http://blog.goo.ne.jp/jhtoshi/d/20061124

BigBand演奏も十分堪能したのですが、時間はまだ16時、

パレードもまだ続いていましたので、残りをちょっと見に行きました。

この下はサウンド記録はなしです。

スチールパンの演奏はPanJumbieだそうです。

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今年もきびきびした動きで魅了した神戸学院大学チアリーダーSeagulls

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第41回神戸まつり2011ーサウンドスケッチ#1

2011-05-22 | 音楽

2011.5.15(日)神戸三宮を中心として恒例のお祭りが行われました。

今年もお天気に恵まれて、やや日焼けが心配なパレード日和でした。

最初は朝日ビル1Fのピロティ前にて行われたKobe Jazz Live Streetのパフォーマンスへ

演奏はQueen's Quintet の皆さんです

(Pf 三浦敦子、Sax辻川弘子、B奈良原裕一、D田辺保彦、Vocal 赤木マヤ)

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最初はVocalなしで2曲演奏されました。(曲名お教えありがとうございます)

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1. The Way You Look Tonight
2. Boy from Ipanema
3. Love For Sale
4. Batucada
5. On The Sunnyside of The Street
6. Whe You Wish Upon A Star
7. Four Brother

3~6はマヤさんのボーカルあり

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とにかく聴衆が沢山いました。辻川さんのアルトを初めてじっくり聴いたのですが、原曲の雰囲気を損なわないアドリブがいい感じでした。最後にFour Brothersも演奏するなんて、予想外に嬉しい選曲でした。

その後、演奏がTake Fiveという外人さんのグループに変わるところで、パレードを見ることにして大通りへ移動しました。

昨年感動した琉球國祭り太鼓でしたが、今年も少し聴けました。

今年の演奏はこちら  しかし、観覧場所の関係であっという間にパフォーマンスが終わり、写真も撮れず物足りなさに終わりました。

マーチングバンドで大きな実績を重ねている高砂市の鹿島中学校がパレードしてきました。

P5155031s つま先から帽子の上の羽飾りまで黒づくめで凄味を感じさせるコスチュームでしたが、オレンジとイエローの肩がらみのリボンがおしゃれです。

演奏は、ドラム隊のすごさを見せつける曲ではなかったのですが、すごく統制のとれた演奏でしたよ。

鹿島中学の演奏

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カラーガードも鹿島中です

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変わったところで江戸芸かっぽれが登場でしたが、目の前ではパフォーマンスなく通過

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次に目についたのが姫路おでんジャーここは唄も元気で、踊りも独自の振り付けでひときわ元気でした。

姫路おでんジャーの歌

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P5155107m それから、昨年以上に

コスチュームと色と踊りと色気に

目を奪われたのがこのサンバチーム

Bloco. Feijao.Pretoの歌

Bloco. Feijao.Pretoの歌2

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このチームのリードダンサーがこの工藤めぐみさん、スタイル抜群、踊りは切れるような。リオのカーニバルにもパシスタ:トップダンサーとして参加していて、2009はそのチームSALGUEIROが優勝したほど、世界的ダンサーで、この笑顔にノックアウト寸前です(笑)

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このサンバチーム Bloco Feijao Preto(ブロコ・フェジョン・プレット)のスライドショーがありましたので紹介:Salgueiro(Andarai)2010エンヘードの歌をバックに素敵な表情が沢山登場してますし、この歌が熱気ほとばしるいいものです

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<#2につづく>

参考までに2010年の記事はこちらです

前編

http://blog.goo.ne.jp/jhtoshi/d/20100528

後編

http://blog.goo.ne.jp/jhtoshi/d/20100529


米沢の桜2011その2

2011-05-15 | 写真

5月4日米沢の中心、上杉神社の桜も散り際との情報があり、庭の手入れの合間に見てきました。

その前に、米沢と言えば、一つのシンボルは南に広がる西吾妻連峰がです。

その山里にあるトトロの木が昨年一躍ブレークしました。このブログでも紹介したことあります。その姿を意外な場所からとらえることに成功(笑)

ハイ、この写真で「トトロの木」に見える方、賛成の方~

できればあと5mほど上から撮りたいものですが、それは困難。

6月になれば青々した生命力あふれるトトロの木が復活するはずです。

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という前置きはこのくらいにして、南にそびえる西吾妻連峰には、この天元台スキー場が白く光っています。ゲレンデの最上部が約1500mです。連休中も滑ってる姿が見えました。この写真にも写ってますが、縮小したら消えたようです。春の芽吹きが斜面を赤く染めて駆け上がっていく頃です。

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その天元台スキー場は米沢の街から良く見えます。春には白馬の騎士が現れると言ってこの景色を楽しんでいます。

上杉神社周辺からはこんな感じです。街路樹のピンクは大山桜でしょう。

これ以下の写真はクリックすると2倍に拡大します。

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この下には上杉神社のお堀端で撮った10枚ほどを並べておきます。

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第14回姫路ジャズフェス2011

2011-05-14 | BFJO2011

2011.5.08(sun) 姫路文化センター大ホールにて姫路ジャズフェスティバルが行われました。

多数のアマチュアバンドが、次々に素晴らしい演奏を披露して、拍手を浴びていました。

司会は元ラジオ関西アナウンサーの三浦紘朗さん

昨夜のクリニックも参加して帰りが遅くなり、今日は出遅れてしまい、見たかったTwinkle Jazz Orchestraの午前中の出番に間に合わないという、情けないことになりましたが、午後のジャズ演奏は全バンドを聞くことが出来ました。

演奏シーンを下に置きました。スライドショーで見れるはずです。(右下隅のマークをクリックすると元画像が見れるかもしれません)

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#5. Sunday Sounds Jazz Orchestra

前日のクリニックで指導を受けたCorner Pocketはかなり雰囲気が良くなったようでした。クリニックではベースの納浩一プロがベースの音量が大きいので、p(音量記号のピアノ)で演奏すべきところが音が小さくならないと的確な指摘があり、そこを調整して臨まれた筈です。その用に演奏の出来はバンドだけでなく、音響さんの適切な調整との掛け算でのパフォーマンスになるので、音響でどのように変わるのかと言ったことは、この姫路ジャズフェスでの前日クリニックで何度か見ていますが、このような経験ができるバンドクリニックはとても有意義ですね。

#6. Castle Jazz Band

3曲目に演奏されたAmazing Graceではバンジョーとピアノで物悲しく始まり、涙誘われそうになりました。その後上原さんのTpのメロディーに移りだんだん賑やかな元気が出る編曲は好みでした。

#8. Swing Cats

姫路ジャズフェスで一番華々しいパフォーマンスでした。もともとこのバンドはイエロージャケットを着て明るいのですが、さらに今回登場した3人の歌姫さんは、司会の三浦さんによるとフラダンスしそうな・・・という雰囲気のカラフルでロングドレスでしたので、目に良かったです。(笑)私的にはmadocaさんが2年ぶり?にスリムになって素晴らしい声が完全復活で聴けたのが特に嬉しかったです。

#9. Mega Tone Jazz Orchestra

熱いサウンドを得意とするメガトーンは健在でした。

#10. Miki Sound Blast Orchestra

結成されて2年ほどでベテラン+若々しさの混成部隊ですが、スイング系を中心にやってるので今後の成長が楽しみです。近藤和彦As+ボーカルシンディさんが加わってのAll of Meは見応えありました。

#11. 高砂高校ジャズバンド部 Big Friendly Jazz Orchestra 吉村組

どの曲もこれまで聴いたことが無いくらい丁寧に演奏されてました。昨夜のクリニックでの知識・意識がそうさせたのでしょう。全く次元の違う演奏になってました。各ソロもかなりしっかりとやれたようです。

(1) Well Git It!

(2) One More For The Count・・Jr Band

(3) Blue Bossa 守屋セクステットのリズム3人と共演守屋純子P、納浩一B、小山太郎DS

(4) Not Yet Over The Hill

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#12. Saturday Night Gang

Polka Dots And Moonbeamsの演奏に村田陽一さんが共演。張りのある村田さんの音は独特ですねえ。

#13. Westwinds Jazz Orchestra

1曲目のFascinating Rhythmは私がこちらに来てビッグバンドを聴き始めた時のBFJO2005斎藤組の熱気と若さあふれる演奏が記憶に残ってるので、ついついそれと比較して物足りなく思ってしまいます。すいません。

3曲目のMoliendo Cafe(コーヒールンバ)は女性3人のボーカルでフリ付が楽しめましたが、かこむで見たフリの方が好きだったかも。(笑)

5曲目のHeat's OnにTpの岡崎好朗さんが共演。どこまでもまっすぐでピュアな音色が見事でした。

全体としては今年のボーカルさんはどのバンドも色彩豊かで、目でも楽しめましたよ。

アマバンドの幾つかは守屋純子スペシャルセクステットのプロの方と共演が出来て、得難い経験を積むことが出来たでしょう。

アマバンドのパフォーマンスが終わった後、長い休憩を挟んで、この日のメインイベントである今回のゲスト守屋純子スペシャルセクステットの演奏になりました。

今年のメンバーは守屋純子P、岡崎好朗TP、近藤和彦AS、村田陽一TB、納浩一B、小山太郎DSでした。

フロントホーンの近藤さん、岡崎さん、村田さんはジャケット着てて、守屋さんはうす茶系に切り替え模様のドレス、納さんは白シャツに黒っぽいベスト、小山さんは白シャツに緩めたネクタイというファッションでした。納さんは今まで見た中で一番のフォーマルっぽいオシャレでしたね。それと見て面白かったのが、小山さんのドラムのマイクが頭上から両側のシンバルを狙ったマイクはドラム席の後ろに束ねたようなスタンドがあり、立ちあがって頭の上で両サイドに分かれる配置でした。あのマイクスタンドは小山さん持参のものなんでしょうか?珍しい形でしたね。

演奏されたのは多分

1. Four In One この曲はタイミング合わせるのが難しそうな演奏者泣かせの名曲ではないかと。各パートの良さを盛り込みつつアンサンブルを聴かせるオーケストレーションの絶妙さが好きです。それを如何にもやすやすと演奏するこの人たちはさすが。でも若干村田さんtbにはこれまでの片岡さんに感じなかったものを感じる。音質音量タイミングなど。私にはツヤ・ハリがあり過ぎの感だけど、それが好きな方は多いだろう。

2. Walts Steps 1週間たって既に記憶が・・・

3. For Daniel 守屋さんの欧州活動を手伝ってくれた同年代の方が亡くなったのでその思いで作曲されたという。落ち着いた佳曲。

4. It's Don't Mean A Thing 納さんのベースソロが延々と面白かった。しばらくbに小山太郎さんのdsを合わせるだけでの流れがなかなか素敵で今夜一番ワクワクしたと思えた演奏。後半での村田節炸裂も良かったし。岡崎さんはまっすぐな音にアドリブ加えても揺るがない明瞭な音で前日クリニックで講師の何人かから言われてた「活舌」の良さというのが最高に良いのかも。全て楽しい。

5. Take The A train ・・・守屋さんのピアノソロ。これは良かった。あの曲をどこまで表現できるかと、恐らく会場の皆が固唾を飲んで聴き入ってた感じだけど、終わってからの拍手が一段と多かったのでは。

6. I Got It Bad   4~6がエリントンナンバー3つ揃えたとのことでした

7. Wolking Down The NAKAMISE Street ・・・浅草ジャズのために作ったそうです。いいですね、そんなテーマ曲が出来るなんて、姫ジャズも来年は15回目のキリの良い数字になるので、守屋さんに頼んで作ってもらうってのはいいかも。

アンコール

Night Stars (見上げてごらん夜の星を)

 ・・メロディラインは岡崎さんtpや近藤さんのssでシンプルだけど、そこからの展開はさすがに皆さん聴かせてくれます。イントロ含めて要所にB+Pの独特のフレーズが聞こえる。これはサウザンドクレイン(別の曲かも)に使われてたのと似た感じかな物悲しい曲想の基礎作りになった感じで印象深かった。


姫路ジャズフェスティバル2011:クリニック

2011-05-08 | BFJO2011

ジャズイベントの中でも、毎年大きな楽しみなのがこの姫路ジャズフェスティバルです。

開催の詳細はこちら

姫路文化センターで開催されるこのイベントには社会人バンド中心にアマバンドが朝10時~午後5時過ぎまで演奏を繰り広げます。一時は2会場同時進行という年もあり、同時に聞きたいバンドがかぶってしまった思い出もありましたが、今は1会場で収まるようです。

そして、イベントのトリにあるのが守屋純子スペシャルセクステットの豪華なプレイヤーによる1時間超の演奏です。これだけでも聞きに行く価値があると思っていますが・・・

前日夕方からは、そのスペシャルセクステットの皆さんによるバンドクリニックと、パート別クリニックが行われます。こちらは何と無料。毎回プロの皆さんからの演奏改善のヒントが鋭く指摘があります。その場でこうしたらいいという、改善点の実践もあり、それぞれ1時間程度のクリニック時間があっという間に過ぎてしまう、濃密な音楽づくりの一端に触れることが出来るので、貴重な機会です。

今年も高砂高校ジャズバンド部はクリニックを受けることが出来ました。

バンドクリニックの後半にプロの方がパートに入って、見違えるような演奏になりました。

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パート別のクリニックはそれぞれ6つに分かれるので、一つしか聴けないのが残念です。今年は姫路初来場の村田陽一さんに話を聴くことにしました。

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いい音の出し方から、アドリブの組み方まで、それこそ初心者からプロを目指すような方まで参考になる話が次々と説明され、参加された演奏者は大いに参考になったことでしょう。

バンドの中でTpと張り合って強い音を出すことはしなくてよい、Tbならではの音を出すことが大事で、音響等によってTbの音が表に出ないことがあるが、それはしょうがない。聴こえなくとも音を壊してまで出す必要はないということがとても印象的でした。

他にも深い話は沢山ありました。このクリニックも毎年参加していますが、いろんな話が聴けて有り難いことです。